大谷報道は「褒める」と言う名の虐め! | 何でもアル牢屋

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虐めっていうのは、必ずしも誹謗中傷に限らず、褒めて褒めて褒めちぎると言う虐めも存在する。例えば、美女に向かって「あなたって奇麗だよね。ホント奇麗だよね。なんでそんなに奇麗なの?」。こんな言い方をされると、嬉しいを通り越して何だか嫌な違和感を感じるのが人の性。
連日、過熱するメジャーリーグの大谷翔平の報道を見てて感じるのは、丁半博打の様に「丁か?半か?さあ張った張った!」みたいなノリで、ホームランを打ったか?打たないか?しか興味がない。こう言う報道をしているニュースキャスターやワイドショーの司会者、コメンテーターは、何の違和感も感じてないんだろうか。やっつけ仕事みたいに「今日の大谷翔平」と言うコーナーを無理やり作って都合のイイ時間稼ぎをしてる風にも見える。
 

先日、アメリカ在住のタレント・野沢直子が日本に帰ってきて、トーク番組で<アメリカでの大谷翔平>について、日本では御法度の爆弾発言を披露した。

「大谷君の人気は本物だけど、実の所、向こうでは野球って盛り上がってないんだよね。向こうではバスケとアメフトが主流で、野球は好きな人しか見てないって感じ」

この発言には信憑性があって、実際、メジャーリーグはホントに盛り上がっていない。

この事実は今に始まってなくて、十数年前から始まっている。その切っ掛けは選手達の薬物依存で、メジャーリーグのホームランバッターの殆どがステロイドによる筋肉増強でホームランを打ちまくっていた事が発覚し、それを知ったアメリカ人が野球に失望してしまった。そして偽りの英雄を演じていたスター選手に愛想をつかし、観客数が激減した。インチキ・ホームランの汚名を払拭させたいメジャーリーグは、低反発ボールと言う<打っても飛び辛いボール>を採用するのだが、これが火に油で、今度はホームランが出なくなって面白くないと野球ファンがナジリ出す始末。これじゃ拙いと言うので結局、<高反発ボール>に変えて、ホームランが出やすいボールを採用するに至る。大谷の打つホームランがボンボン飛んでいくのは高反発ボールだからなのかまでは知らないが、メジャーリーグと言う聖域は決して褒められた媒体ではない事が伺える。お粗末と言うか情けない。
今年の春に盛り上がったWBCだが、開催された時期はメジャーリーグが不景気になった時期と重なるのだと言う。つまり、主催国のアメリカが外国にマーケットを拡げ、商業目的の興行としてアメリカが儲ける為に開催した。こういう発想は四年に一度のオリンピックから得たのだろう。現在のオリンピックも明らかに商業である。

連日のしつこ過ぎる大谷報道の背景には政治が絡んでいて、この情報操作をしているのがスポーツ庁なのではないか?と私は睨んでいる。そのトップは元・ハンマー投げオリンピック選手の室伏広治である。
大谷報道は、かつてのイチローや松井秀喜の頃と違い、何か気持ち悪さを呈している。その気持ち悪さの正体は<政治>であり、経済的に不景気な日本が世界に売れるアイテムとして宣伝してる風にも思える。世界に誇れると言う言い方は建前で、本当の所は<世界に売れる商品>と言うのが本音じゃなかろうか。

前にも書いたが、アンチ大谷が急増している。大谷関連のネット記事もフリーエージェントや移籍金のネタが多く、取材もしない予想屋たちがエスカレートして勝手に書いている。煽られない様に気を付けたい所だ。基本、ネット記事は無視がいいのかもしれない。テレビメディアも悪乗りを始めていて、メットから髪の毛がはみ出していたってだけでニュースにする。それって何の為の誰に向けた報道なの?いい加減にしろと言いたい。