気になったところをまとめます
井村雅代:
一ミリの努力、一秒の努力の積み重ね。
「無理をしない練習」ではなく
「無理をする練習」をする。
「もう限界です」という選手には
「限界はどこにあるの?指してごらん」と言い
一日一ミリで良いから
努力をするよう伝えた。
林南平:
「知識」を与える前に「意識」を植え付けろ。
知識を先に植え付けると
「あ、それ知ってます」と言ってきかなくなり
頭でっかちになる。
高島仁:
教えるよりも感じさせる。
一番強いチームと試合をさせて
こてんぱんにやられて
何かを感じ取ってもらう。
同じ高校生と戦い
野球で30点取られて気付くことがある。
気付けたらトレーニング法を教え
放っておいてもトレーニングをするよう仕向ける。
津田晃:
「上見て励め、下見て暮らせ。」
理想を高く掲げ
辛い時には
自分より苦しい立場の人を思って
気持ちを切り替え
頑張って欲しいとの願い。
陳健一:
父が成功した理由。
本場の四川麻婆豆腐は
口が曲がるくらい辛いから
日本人の味覚に合わない。
本場の味にこだわるよりも
日本人が喜ぶ料理を作ろうとした。
その土地で生活する人の味覚を
素早く察知して
絶妙なさじ加減で
その土地に合う料理を作ったから成功した。
安井義博:
時間管理にうるさかった父。
約束した以上は守れ。
人間であれば
24時間は誰もが皆平等に与えられている。
時間は遅れたら借りができる。
しかもその借りは絶対に返すことができない。
田辺昇一:
伸びない会社というのは
トップが自分に厳しくない。
部下に対しては百点取れと責める。
自分に対しては五十点で。
これでは部下はついてこない。
身正しければ令せずとも行う
身正しからざれば
令すとも行わず。
困難を嘆いているだけでは
知恵は出てこない。
西澤潤一:
偉大な発明発見の源泉となるものは
謙虚に忍耐強く何が本当かを追求すること。
一番悪いのは
自分で疑問に思っていながら
立派な先覚者が研究したことなのだから
その定義に合わないのは
自分の方がおかしいと簡単に処理してしまう事。
張富士夫:
何かトラブルが発生した時
「なぜ?」を最低5回は繰り返すこと。
「昨日は予定の台数を造ることができなかった」
なぜだ?
「この機械がこしょうしたから」
なぜだ?
「油漏れがしたらしい」
なぜだ?
「ボルトが緩んだから」
なぜだ?
といった具合に行う。
一番まずいのは
ボルトが緩んでいるのを見つけた時に
ただ締め直しただけで済ませてしまうこと。
ここを追求して真因を解消しないと
また同じ失敗を繰り返すから。
日野久三郎:
越えても越えても峠あり。
しかし必ず峠は越えられる。
途中で挫けず
とことん最後まで意志を貫けば
必ず道は開けてくる。
田中真澄:
商売の極意は
熱と光を相手に与えること。
太陽のように生きればよい。
太陽は二つのものを人に与えてくれる。
一つは熱。
熱意をもって人に接すれば
その熱は自然と相手に伝わる。
もう一つは光。
光を与えて相手を照らし
関心をもって
その人の存在を認めてあげることが大事。
山本征治:
プロとは
その世界で生きる覚悟を決めた人。
料理がただ好きというだけなら
趣味でお菓子を作っている人や
母親も入る。
でもプロは違う。
責任が違う。
その責任にどれだけ覚悟を決められるか。
西田文郎:
本当の苦しみは人生に3回しかない。
1回目は生まれてくるとき
もう1回は死ぬとき。
すると人生で本当に苦しむことは
あと1回しかない。
それなのに多くの人は
10番目か20番目か100番目かの苦しみに
出遭って大騒ぎしている。
今苦しんでいるのは
人生で何番目かを考えれば
ちょっとしたことに大騒ぎせずに済む。
中川一政:
エネルギーが強ければ利点になる。
同じ汚いことをして
人によって汚く見えるのと
きれいに見えるのとがある。
汚く見えるのは修行が足りないから。
一休さんがやると汚く見えない。
無邪気にやって
あと口が良いから。
それはエネルギーの違いでもある。
エネルギーが弱ると
欠点になる。
芳村思風:
一流と二流を分けるもの。
一流の刀とは
斬ろうとすれば斬れるが
斬ろうとしなければ斬れない刀。
切れ味が抜群に良い刀は
二流の刀。
斬ろうとしなくても
斬れてしまうから。
伊調馨:
ほかの選手たちよりも
ずば抜けて秀でたものが無かった。
短距離走がすごく速い人は
長距離が遅かったりするように
何か一つ飛び抜けた能力を持っている人は
必ず苦手なものを持ち合わせている。
自分には飛び抜けたものが無い分
苦手なものも少ないんじゃないか
平均的に全部できれば
それが強みになるんだ無いかと考えた。
桜井邦朋:
太陽の源泉は核エネルギーの放出。
太陽の中心核の中では
4個の水素が融合して一つのヘリウムをつくる。
そのプロセスで
水素の質量の0.7%がエネルギー転換して放出され
それによって太陽は輝いている。
ここで重要なのは0.7という数字。
0.71でも0.69でも今の宇宙は成り立たない。
渡辺和子:
顔の化粧ではなく心の化粧を。
面倒なことほど
今やりましょう。
洗面台で自分が落とした髪の毛は
拾いましょう。
自分が座った椅子は
元通りにしまいましょう。
人はある程度年を取ったら
それ以上綺麗にはならないけど
より美しくなることができる。
その美しさというのは
中から輝いて出るもの。
お金では買えないもの。