続いて野手編です。
AVG .242(リーグ15位)
OBP .310(13)
SLG .390(11)
OPS .700(11)
R 334(13)
2B 146(9)
3B 19(7)
HR 80(10)
SB 79(1)
CS 21(6)
BB 271(8)
SO 627(13)
※野手のBABIPのあとの()内の数値は、過去3年間の平均BABIP。
× ジョン・バック
64G 204AB .176/.305/.324 8HR 24RBI 38BB 60SO .204BABIP(.300) 3DRS
開幕から全くヒットが出ず、打率は1割台と最悪。それでも四球を選んでいるおかげで、OPSはどうにか6割台をキープしているのが救い。また守備もよく、盗塁阻止率は昨年の17%から30%に大きく向上。BABIPが異常に低いので後半戦の復調には期待できるだろう。
× ギャビー・サンチェス
55G 183AB .202/.250/.306 3HR 17RBI 12BB 36SO 1SB .234BABIP(.291) 3DRS 5.5UZR/150 / 21G .323/.494/.538 4HR 17BB (AAA)
今季は開幕から全く打てず、ヒットもHRも出ず四球すら選べなかったためOPSは悲惨なことに。降格し、復帰後も同じような状態が続いたためついにマーリンズはギャビーを諦め、リー獲得へ至った。ただ過去2年間の実績もあるため、ギャビーには是非とも復調して再昇格してほしいところ。
○ オマー・インファンテ
75G 290AB .290/.314/.455 7HR 30RBI 10BB 38SO 8SB 1CS .312BABIP(.326) 2DRS 3.5UZR/150
4月に18試合で20安打(うち長打が13本)5HRと鬼のように打ち、5月も調子を維持していたが6月に不振に陥ると、チームもそれと同時に転落。本来なら3割は打てる選手なので欲を言えばもう少し打ってほしいが、この成績を維持してくれれば文句はない。
△ ホゼ・レイエス
84G 341AB .264/.336/.378 3HR 22RBI 38BB 34SO 20SB 4CS .284BABIP(.325) -13DRS -6.6UZR/150
4月終了時は出塁率が3割に届かないなど大不振に陥ったが、5月からの成績は63G .278/.349/.390とまずまず。成績全体を見ても1億ドルプレーヤーとは思えないほど悲惨。せめて.780OPSと50盗塁くらいはクリアしてほしいが、後半戦はどういった活躍を見せるか。守備はハンリーより良いが、DRS、UZRともに酷い数字が並んでいる。
× ハンリー・ラミレス
84G 323AB .248/.323/.424 12HR 44RBI 34BB 60SO 12SB 4CS .269BABIP(.336) -9DRS -7.4UZR/150
完全復活を目指した今季は4月28日から6月3日までの間の35試合で.308/.357/.552と打ったが、それ以降は30試合で.556OPSと全く打てなくなった。07~09年の3年間で.325/.398/.549 86HR 113SBを記録したハンリー・ラミレスはどこへいったのだろうか。3B守備はマイナスの結果が出ているが、SSを守っているころに比べれば遥かにマシ。ちなみにホームでは昔のハンリー並の成績を残しており、アウェイへ行くと三流選手になる。
○ ローガン・モリソン
80G 253AB .249/.328/.443 11HR 36RBI 27BB 45SO .260BABIP(.295) -6DRS -27UZR/150(LF) 3DRS 16.4UZR/150(1B)
肩の怪我の影響もあったのか、5月に打率1割台の大不振に陥ったが6月10日以降の26試合で.318/.372/.671 7HR 21RBIと復調。最後は11試合連続安打を放ち、この間は1.340OPSと大活躍。後半戦もこの調子を維持し、.270/.350/.500くらいはクリアしてほしいところ。能力的には十分可能なはずで、是非とも期待したい。
△ エミリオ・ボナファシオ
39G 149AB .268/.351/.315 0HR 6RBI 18BB 35SO 20SB 1CS .351BABIP(.342)
4月は.244/.330/.244の大不振に陥ったが、5月に17試合っで.302/.380/.413 11SBと復調。チームもボナと共に上昇気流に乗ったが、足の手術を受けることになり長期離脱。復帰はオールスター後を予定しており、スタントンの離脱もあったので早急な復帰が望まれる。
◎ マイク・スタントン
80G 285AB .284/.364/.554 19HR 50RBI 33BB 80SO 5SB 1CS .333BABIP(.320) 7DRS 7.1UZR/150
4月はキャンプに出遅れながらも出場したため、満足のいく成績は残せなかったが5月に.343/.432/.769 12HRの成績で月間MVPに。6月は調子を落としたもののそれでも.792OPS。オールスターとHRダービーの出場が決定したが、その数日後に足の手術を受けることも決定。復帰は4~6週間ごと見られており、マーリンズにとってはあまりにも大きすぎる痛手となった。
○ グレッグ・ドッブス
57G 133AB .301/.333/.391 2HR 21RBI 8BB 22SO 4SB 2CS .333BABIP(.292)
すでに28試合にスタメン出場するなど、昨年同様貴重な存在として活躍している。状況に応じたバッティングが上手く、OPS以上の活躍をしている。また、内野ゴロでも全力疾走し、すでに4つの盗塁を決めるなっど全力プレーが目立つ。後半戦も引き続きドッブスの活躍に期待。
× クリス・コグラン
39G 93AB .140/.212/.183 1HR 10RBI 9BB 12SO 2CS .146BABIP(.332) -3DRS -6.9UZR/150 / 37G .298/.371/.444 3HR 18BB 6SB (AAA)
不振のため4月29日にマイナー降格し、約1か月後に昇格をは達したが結局打てずにまたもや降格した。2年続けてのマイナー降格となり、成績もさらに悪化するなどコグランにとっては厳しい前半戦に。スタントンの離脱でコグランのバットに期待したいところだが、09年のコグラン復活となるだろうか。
◎ ジャスティン・ルジアーノ
32G 82AB .390/.457/.756 6HR 17RBI 11BB 19SO 3SB 4CS .448BABIP(.288) 1DRS 5.2UZR/150
トレードで5月下旬に加入すると、鬼のように打ちまくりチームの救世主に。特に5月27日から6月7日までは10試合連続安打で、その間の成績は.486/.512/.892 4HR 11RBI 3SBととんでもない成績を残した。さすがに後半戦は調子を落とすだろうが、それなりに長打を打てて四球も選べるので一気に成績悪化ということはないだろう。今のところ守備は上々。
× ブレット・ヘイズ
30G 85AB .224/.250/.282 0HR 2RBI 3BB 32SO 1SB .358BABIP(.291) -1DRS
5月終了時の成績は.300/.327/.380だったが、それ以降17試合で35打数4安打17三振と全く打てなくなった。また、今季は三振数が異常に多く、昨年は130打数で39三振だったのが今季は85打数で早くも32三振。HRも未だ0と不振に陥っており、復調を期待。
○ オースティン・カーンズ
36G 75AB .267/.353/.480 4HR 12RBI 6BB 25SO 1SB .348BABIP(.311)
5月22日まで.375/.444/.646ながらもDL入りし、DL復帰後は7月8日に代打3ランを放つまで三振を量産するだけの選手だった。それでも最後に活躍できたため本人も安心したはずで、後半戦もベテランの渋い活躍に期待したい。
× ブライアン・ピーターセン
22G 52AB .212/.305/.250 2RBI 6BB 14SO 1SB 1CS / 53G .315/.378/.390 2HR 7SB (AAA)
5月に初昇格し、14試合にスタメン出場も期待に応えることはできずに6月6日にマイナー降格となり、そのまま前半戦を終えた。昨年は74試合で.744OPSと結果を残しただけに期待していたが、残念な結果に。後半戦も出番はあるだろうが、多くはないはずなので少ないチャンスで結果を残す必要がある。
○ ドノバン・ソラーノ
24G 49AB .306/.364/.408 6RBI 4BB 11SO 1SB .385BABIP / 36G .262/.327/.326 14RBI 4SB (AAA)
マイナーではAAだろうがAAAだろうが打てない選手だったが、なぜかメジャーでは打率3割。特に代打では9打数4安打と大当たりで、予想外の活躍を見せた。果たして後半戦はどういった活躍を見せるか。
× ドニー・マーフィー
27G 45AB .133/.245/.311 2HR 5RBI 6BB 14SO 1SB .133BABIP(.283) / 23G .299/.365/.675 8HR 18RBI (AAA)
4月は打率.176ながらも2HRを放つなどして.874OPSだったが、5月からの17試合で28打数3安打、.362OPSと全く打てずにDFAされ、AAAにOutrightされた。マイナーでは打てているため、40人枠に登録しての再昇格の可能性も十分考えられる。
× スコット・カズンズ
20G 42AB .190/.190/.381 1HR 3RBI 0BB 14SO 1CS / 50G .292/.355/.472 7HR 32RBI 12SB 48SO (AAA)
6月15日に今季初昇格してから前半戦終了までメジャーにいたものの、結果を残せず。バットに当たれば打球は飛ぶが、さすがに三振14に対し四球0はダメ。追い込まれるまでは辛抱強く待つが、追い込まれるとなんでもかんでもスイングしてしまう悪い癖を直す必要がある。
リー、マッティソンについては省く。
~総括~
とにかく打線が打てず、苦しい試合展開が続いた。チームBABIPが.281なので後半はバックをはじめとした低BABIP組が復調してくれるはずで、打線に勢いが戻ることを期待。スタントンが離脱したため穴埋めが必要だが、ボナ、ルジアーノ、ドッブス、カーンズの4人で外野2枠を埋めれるので何とかなるだろう。スタントン離脱は痛すぎるが、その分バック、ハンリー、レイエスの復調とリー、ロモの奮起を願うしかない。コグラン、カズンズ、ピーターセンの控え外野手はいずれも不振のため、彼らのうち1人だけでも打てるようになれば戦力UPにもなる。
やはり得点しない限りは勝てないので、マーリンズが今季プレーオフに進出できるかどうかは打線にかかっている。
野手MVP:スタントン
期待外れ:ハンリー、ギャビー
後半戦期待:ハンリー、バック