マイアミ・マーリンズ
41勝44敗 東地区4位
334得点、390失点 (ピタゴラス勝率だと37勝48敗)
投手陣平均年齢29,6歳
766.2IP 760H(リーグ11位) 66HR(3) 582SO(16) 260BB(9) 390R(12) 355ER(11) 4.19ERA(11)
選手名の前には◎、○、△、×で個人的な選手評価を入れます。
○ ジョシュ・ジョンソン
17GS 5-5 102IP 108H 5HR 85SO 34BB 4.06ERA 3.17DIPS .346BABIP
最初の6登板では31,1イニングで47本ものヒットを浴び、23失点で0勝3敗と散々だったがその後の11登板では70,2イニングを投げて2.93ERAと復調。BABIPが高かったこともあり、防御率はイマイチだがDIPSは例年通りエース級。後半戦は怪我なく圧倒的な成績を期待したい。
◎ マーク・バーリー
17GS 8-8 113.2IP 112H 13HR 66SO 16BB 3.25ERA 3.95DIPS .282BABIP
援護なく8敗も、1試合5失点以上は2度だけと抜群の安定感を誇る。1試合7イニング以上投げたのが9度、QSが12度(キャリアハイタイの71%)と期待通りの働き。またムードメーカーでもあり、試合以外の部分での評価も高い。後半戦も頼りになる存在となってくれるだろう。
○ アニバル・サンチェス
17GS 4-6 107IP 103H 10HR 95SO 31BB 4.12ERA 3.51DIPS .307BABIP
5月までは10試合で66.2IP 67SO 2.57ERAも、その後の7試合で40.1IP 6.69ERAとJJの復調と共に調子を一気に落とした。成績的には過去2年とほぼ同じで、今季も過去2年と同じような成績を期待できるだろう。昨年は196,1イニング投げながらも8勝に終わったが、今季もここまで4勝と運がない。
○ リッキー・ノラスコ
17GS 8-6 103.1IP 111H 10HR 64SO 28BB 4.35ERA 4.03DIPS .306BABIP
今季も昨年同様黙々と投げているが、DIPSが08年以降では初の4点台となり、奪三振率も年々低下しついに5,6にまで落ちた(09年は9,5)。ただ、ここ2年はゴロを多く打たせており、そのおかげかHR/9は向上。後半戦はもう少し成績を良くし、2年連続の200イニング突破を目指してほしいところ。
○ カルロス・ザンブラーノ
17GS 4-7 100.2IP 86H 8HR 75SO 53BB 4.20ERA 4.32DIPS .271BABIP
開幕直後は序盤のイニングこそ不安定だが、その後立ち直るというピッチングをして5月7日にはチーム唯一の完封勝利を記録するなど大活躍したが、最後の6試合で27IP 33H 24BB 27R 8.00ERAと大爆発。防御率も一気に悪化したが、前半戦を通して見れば期待以上の成績を残せたかなと。少なくともボルスタッドが残るよりも遥かによかったので、とりあえずはよかった。後半戦にも期待したい。
× ヒース・ベル
40G 2-5-19SV 6BSV 34.2IP 43H 3HR 32SO 20BB 6.75ERA 4.12DIPS .370BABIP
07年以降では辞意子最低のWHIP、H.9、HR/9、BB/9、SO/BBを記録し、前半戦だけでキャリアワーストタイとなる6度のセーブ失敗とあまりにも酷すぎる成績に終わった。5,6月は多少持ち直し、26登板で14セーブ(失敗1)、4,76ERAだったもののそれ以外は論外。登板するたびに得点圏にランナーを許し、毎回ドキドキさせるその姿は元ニュニェスのよう。防御率も開幕戦以来一度も5点台すら切ることなく、常に失点をしている。制球が非常に悪くなったという以外衰えは目立たないため、後半戦は期待していたベルが戻ってくることを願うしかない。
◎ スティーブ・シシェック
39G 4-1 12HLD 1SV 37.1IP 31H 3HR 36SO 18BB 2.17ERA 3.68DIPS .280BABIP
すでに昨年より多いHR(1→3)を浴び、昨年とほぼ同数の四球(19→18)を出しているが、シシェックがいなければこのチームはとんでもないことになっていただろう。ベルをはじめとするリリーフ陣が打ちこまれる中、唯一シシェックは調子を崩さず期待通りのピッチングをし、いくつもの尻拭いをしてきた。後半戦は彼が休めるように他の選手の復調を期待。
○ ライアン・ウェブ
36G 3-2 6HLD 35IP 39H 2HR 25SO 9BB 5.66ERA 3.29DIPS .325BABIP
6月21日まではきちんと働いていたが、そこからの5試合で11安打を浴び10失点の大乱調で防御率が一気に悪化。DIPSはシシェックよりも高く、防御率が悪いという点を除けばそれなりに良いピッチングだったかなと。やはり制球が良い時の95マイルのツーシームはえげつないため後半戦は怪我をすることなく頑張ってほしい。ちなみに過去3年間のGB/FBは1.52だったが、今季は0.89GB/FBとMLB平均並みに落ちた。
△ エドワード・ムヒカ
35G 0-3 10HLD 2SV 34.1IP 33H 5HR 18SO 9BB 4.46ERA 4.83DIPS .255BABIP
セットアッパーとして期待されながらも、奪三振率が急激に低下するなど期待外れに終わった。制球力が落ち、また球の勢いも昨年に比べると全く感じられない。BABIP的に防御率が4.46で済んだのは奇跡か。後半戦は復調に期待したい。
○ ランディ・チョート
39G 0-0 12HLD 1SV 22IP 14H 0HR 20SO 9BB 2.45ERA 3.52DIPS .233BABIP
今季は左だけではなく右相手でも起用される場面が多かったが、やはり右には34PA .240/.424/.280と苦手。左相手には59PA .148/.203/.185と完全に封じ込めており、今季も期待通りの活躍をしている。チーム唯一の信頼できる左腕なので、今季は怪我なくフルシーズン過ごしてほしい。
△ チャド・ゴダーン
21G 1-1 40.2IP 43H 4HR 31SO 14BB 4.65ERA 3.99DIPS .332BABIP
敗戦処理要員として開幕メジャーの座を得て、前半戦を敗戦処理のまま終えた。彼が投げた試合のうち勝った試合はわずか4だが、大差で負けている場面でも腐らず投げたことは評価できる。レブランクが昇格したため、後半戦は果たしてどうなるか。
× マイク・ダン
23G 7HLD 20.2IP 19H 0HR 24SO 12BB 5.23ERA 2.62DIPS .345BABIP / 12G 17.2IP 19H 24SO 7BB 4.58ERA (AAA)
今季は開幕から絶不調で1か月マイナーに降格させられた。6月21日に復帰後は11G 10.1IP 3H 7SO 2BB 0.87ERAと復調し、後半戦に繋がる形で前半戦を終了。ダンのフォーシームはやはり効果的で、あとは制球次第。
? ダン・ジェニングス
6G 1-0 5IP 4H 1HR 1SO 3BB 1.80ERA / 28G 36IP 30H 2HR 34SO 9BB 2.75ERA (AAA)
ダンと入れ替わりでメジャー初昇格を果たしたものの、結局降格と昇格を繰り返してわずか6試合の登板に終わった。ファストボールは90マイルほどで、スライダーもそこまで曲がらない。マイナーで好成績を残せるとしてもメジャーでは通用しなさそうなピッチャー。
? ウェイド・レブランク
3G 1-0 4.2IP 2H 0HR 5SO 1BB 0.00ERA / 16GS 98.2IP 91H 19HR 91SO 20BB 3.74ERA 3.28DIPS (AAA)
マイナーでスターターの故障時用に調整を続けていたが、スターターがローテをひとつも飛ばさなかったため出番がなく7月にようやく昇格。3登板に終わったが無失点に抑え、過去2年間でメジャーで39先発し13勝を挙げた実力を見せつけた。後半戦は彼を左のリリーフとして残してもいいかも。
× サンディ・ロザリオ
4G 3IP 8H 2SO 6R 18.00ERA / 25G 26IP 20H 0HR 24SO 2BB 1.04ERA 1.58DIPS (AAA)
AAAでは素晴らしいピッチングも、メジャーでは全く役に立たない。10年に初昇格して以来計10試合に登板したが、7,2回で22安打13失点と論外の成績。球は速いが速いだけでは通用しないという良い例か。
? クリス・ハッチャー
2G 2.2IP 4H 2HR 3SO 3BB 13.50ERA / 28G 37IP 30H 1HR 32SO 12BB 0.97ERA 2.88DIPS (AAA)
メジャーでは6月20日のBOS戦で1,2回4失点と炎上し、それ以来出番はないがマイナーでは圧倒的な成績を残している。投手転向2年目で2年続けてマイナーでは好成績を残しており、あとはメジャーでその力を見せるだけ。
~スターター~
ローテを誰一人として1度も飛ばさず、それぞれ17先発と役目を果たした。JJが序盤、アニバルとザンブラーノが終盤大不振に陥るなど誤算もあったが、とりあえずは合格点。ザンブラーノ以外は平均6イニング以上投げており(ザンブラーノも5,9)、近年で一番いいローテを組むことができたはず。後半戦はとりあえず怪我なく、安定したピッチングをしてほしいところ。
~リリーフ~
やはりリリーフが大きな不安。ベル、ムヒカの二人が不安定なので彼らの復調を願うしかない。また、22日にはオビエドが登録される予定で、彼が実力を発揮できればチームにとっては非常に大きなプラスとなる。とりあえずはベルの復調が一番の鍵で、他のメンバーも怪我なく残りシーズンを過ごしてもらいたい。
~総括~
とにかくスターターはこのままで、とりあえず安定してくれればいい。問題はやはりリリーフで、ベルが復調しない限りはこのチームの浮上はないだろう。打線が打てるようになれば楽に戦えるはずなので、投手陣は怪我なく最低でも前半戦並の成績を残せれば上出来だろう。
投手MVP: バーリー
期待外れ:ベル
後半戦期待:ベル、JJ