13日

MIA 1-5 WSH


JJが6回途中まで6奪三振無四球も、11安打を浴びて5失点KO。

打線はジマーマンの前に手も足も出ずに完敗と不甲斐ない試合だった。ルジアーノが1安打1四球3盗塁とチャンスメークも、点を取ることができなかった。



14日

MIA 2-1 WSH


4回にリーのRBIシングル で先制すると、同点に追いつかれた5回にはバックがRBIシングル を放ち勝ち越しに成功。

先発のバーリーはこの日も素晴らしいピッチングで7回をわずか86球、6安打7奪三振2四球1失点のピッチングで9勝目 。カウントが不利になってもチェンジアップや外角ギリギリいっぱいのカーブで三振を奪うこのピッチングはお見事としか言いようがない。


8回は先頭のハーパーをチョートが3球三振で抑えると、そこからはシシェックが登板し9回まで投げて今季2セーブ目。シシェックの右打者に対する外角ギリギリのフォーシーム、スライダーは最高の球。あれを投げていれば打たれることはないだろう。


7,8回にはインファンテが2つ、ボナとリーが1つずつ盗塁を決めるなど計4盗塁も、7回は一死一・三塁、8回は一死二・三塁のチャンスを生かせず無得点に終わった。やはり打線がイマイチなのは相変わらず。


ジオを久しぶりに見たけれど、ピッチングスタイルA's時代とは変わっていた。

ジオといえば大きく曲がるカーブが代名詞だが、変化量を少なくして制球重視のピッチングになっている。さらにチェンジアップも使うようになっており、それが12勝、2,93ERA、2,49DIPSという好成績に繋がっているのだろう。

それにしてもWソックスはよくこんなに良い投手を2回も放出したなぁと・・・。



15日

MIA 0-4 WSH


7安打3四球ながらも得点圏に何度も走者を置いたが、得点圏で13打数1安打だと勝てるわけがない。

ボナが復帰して足をさらに使えるようになったが、得点圏でヒットが出ない&HRを打てるバッターが長期離脱している状態だと本当に点を取ることができない。

ロモとハンリーが打てればチームも浮上してくるはずなのだけれど・・・。


先発のノラスコは6回途中4失点で7敗目。2番手以降のレブランク、ベル、ダンは仕事を果たしてナッツ打線を無得点に抑えた。




また、マイナーで調整していたオビエドが肩の違和感を訴えて試合途中で降板し、検査のためにマイアミに戻ってきた模様。


AVG .225(リーグ14位)

OBP .301(13)

SLG .364(13)

OPS .667(13)

R 319(14)

HR 83(9)

SB 67(2)

CS 19(10)

BB 295(4)

SO 683(3)


6月4日~7月8日まで

32G .251/.323/.427 41HR 146R 111BB 264SO 23SB



× カート・スズキ

67G 232AB .211/.248/.259 0HR 16RBI 9BB 46SO 1SB .261BABIP(.258) 2DRS

今季も打てず、ついにOPSは.507と最低級の数字にまで落ちた。四球を選ばず、HRも出ない、とんでもないくらいの貧打の捕手になってしまった。ノリスが出てきたため、全額を負担してでも放出してあげたほうがスズキのためにもなるだろう。しかしスズキがここまで落ちるとは予想もしていなかった。


× ダリック・バートン

37G 106AB .198/.325/.283 1HR 4RBI 19BB 30SO 1SB .267BABIP(.299) 2DRS 24.8UZR/150 / 30G 109AB .239/.410/.431 4HR 15RBI 30BB 26SO (AAA)

肩の手術から完全復活を目指したが、ヒットが出なかった。キャリアハイとなる4.67P/PAをマーク(リーグ平均は3.81)するなど選球眼は腐っていなかったが、三振率が増加するなどとにかく打てず。10年にリーグ最多四球をマークしたバートンが戻ってくればチームにとっても大きな戦力アップとなるが、果たしてどうなるか。マイナーで腐らずに頑張って是非とも戻ってきてほしい。


× リッキー・ウィークス

79G 311AB .222/.312/.309 2HR 13RBI 38BB 46SO 12SB 5CS .254BABIP(.350) -10DRS -4.4UZR/150

こちらもヒットが出ず、苦しんでいるが四球を選べるようになったのでとりあえず塁にはかろうじで出ているのが救い。後半戦はヒットを量産してチームの起爆剤となってほしいところ。守備は兄弟揃って下手で前任者とは比べ物にならない。


× クリフ・ペニントン

78G 272AB .206/.269/.294 3HR 16RBI 23BB 57SO 11SB 4CS .249BABIP(.293) 7DRS 4.4UZR/150

なぜ使い続けられているのかが本当に不思議な選手で、全く打てない。特に左には.388OPSと絶望的で、スイッチヒッターを辞めた方がいいんじゃないかというレベル。とにかく打てず、塁のも出れないのでプレーオフを狙うなら早急に替えの選手が必要。09年の活躍は一体何だったのだろうか・・・。


△ ブランドン・インジ

47G 173AB .214/.287/.364 6HR 36RBI 18BB 50SO .258BABIP(.284) 4DRS 36.6UZR/150

加入後は打点を荒稼ぎし、守備も流石といったレベルで救世主となったがそれもマグレだったか、6月14からの成績は22G .152/.207/.177 0HR 7RBI 26SOと論外。ドナルドソンがダメ、ソガードもダメ、そしてインジもダメ。やはりサイズモアの離脱は痛かったか・・・。


○ セス・スミス

76G 221AB .249/.364/.425 8HR 27RBI 36BB 53SO 2SB 2CS .290BABIP(.302) -1DRS 9.3UZR/150

対右時のDH要因だったが、前半戦を終わってみると左相手に36打数で.250/.349/.444と普通に打てている。ビーンは獲得時に「左の時も使う。彼は打てる選手だ」と言っていたが、ビーンの目はまだまだ腐っていなかったのか?しかし現時点では選手が溢れているため相手先発が左の時はベンチスタートとなるだろう。また、現在キャリアハイの四球率をマークしており四球職人に転向した模様。


△ ココ・クリスプ

60G 220AB .236/.299/.318 3HR 18RBI 20BB 28SO 16SB 2CS .258BABIP(.284) 2DRS 3.2UZR/150

開幕から極度の大不振に陥り、6月6日までの成績は.158/.213/.175と投手並だったがそれ以降は28G .321/.387/.472 3HR 12BB 13SO 9SBと好調。チームもこのクリスプが出場した28試合で18勝10敗と大きく勝ち越しており、やはりクリスプが塁に出るのと出ないのとでは大きく違う。後半戦はこの調子を維持してチームを引っ張ってもらいたい。


◎ ジョシュ・レディック

83G 314AB .268/.348/.532 20HR 43RBI 38BB 77SO 8SB .292BABIP(.289) 10DRS 18.5UZR/150

初四球が開幕から16試合目と謎のスタートを切ったが、5月に10HRを放つ活躍を見せるなど攻守に渡って素晴らしいプレーを連発。左に強く、ホームでもアウェイでも関係なく好成績を残し、5ツールプレーヤーとして期待を出来る選手に成長した。守備も素晴らしく、肩も非常に強い。後半戦は更なる活躍をし、チームの顔になってほしいところ。


○ ジョニー・ゴームズ

55G 147AB .231/.352/.435 8HR 21RBI 25BB 57SO 2SB 1CS .313BABIP(.297) 2DRS 4.1UZR/150

低打率ながらもパワーと選球眼を発揮し、期待通りの働きをしている熱血男。一応左用に獲ってきたが、今季は右相手も左相手も.788OPSと関係なく打っている。後半戦もこの成績を期待したい。


○ ヨエネス・セスペデス

54G 198AB .263/.326/.465 9HR 36RBI 16BB 48SO 6SB 2CS .303BABIP -11DRS -19.8DRS(CF) -4DRS -126.9UZR/150 (LF)

化け物クラスの滞在能力を持っているキューバ人。あちこち痛めて欠場が目立つが、アウェイよりもホームで打ちまくる怪力は本物。右も苦にせず打ち、メジャー1年目から怪我に苦しみながらもこの成績は立派。センターの守備は悲惨でレフトに転向させられたが、未だに打球の判断を苦手としている模様。ただ、身体能力は素晴らしいのでいずれはMLB屈指の5ツールプレーヤーになれそう。それにしてもLFのUZR/150がマイナス126,9て・・・。


× キラ・カイアフーイ

39G 128AB .234/.295/.398 4HR 14RBI 10BB 28SO 1SB / 18G 63AB .317/.457/.587 3HR 14RBI 16BB (AAA)

DFAされ、その後Outrightされた。パワー以外取り柄のないマイナーの帝王で、いずれは日本行きか?


△ コリン・カウギル

32G 96AB .271/.343/.313 1HR 9RBI 11BB 24SO 3SB 4CS .347BABIP(.333) 4DRS 11.7DRS/150(OF) / 20G .272/.337/.407 2HR 16RBI 4SB (AAA,A+)

ビーンからの評価が高い選手で、5月26日から6月17日までの15試合では13試合に先発出場し.396/.459/.472と期待に応える成績を残した。しかし6月22日の試合で左足首を捻りDL入り。オールスター後の復帰が予定されている。単打ばかりで打率の割にOPSが低いが、マイナーではそれなりに長打も放っているので長打力も少しは期待できるはず。守備は上手く、足も速い。レギュラーにはなれなくても優秀な第4の外野手にはなれるだろう。


× ジョシュ・ドナルドソン

28G 98AB .153/.160/.235 1HR 7RBI 1BB 26SO 1SB .194BABIP(.211) 4DRS 19.3UZR/150 / 27G .382/.433/.718 10HR 32RBI 17SO (AAA)

3Bに転向して開幕レギュラーの座を掴んだが、ビックリするくらい打てずに降格。5月18日のジャイアンツ戦で3安打1HR5打点を記録したのが嘘のような成績で、全く役に立たなかった。パワー、選球眼はあるはずなのだが・・・。果たして今後巻き返すことができるか。


◎ ブランドン・モス

26G 87AB .253/.316/.644 10HR 18RBI 7BB 30SO .255BABIP(.276) 0DRS -1.0UZR/150 / 51G .286/.371/.582 15HR 33RBI 22BB 40SO (AAA)

元ボストンのプロスペクトが才能開花。6月6日に昇格すると、12日から4試合連続HRを放つ活躍を見せ、7月に入ってもHRを連発。わずか87打数で30三振しながらも10本ものHRを叩き込んだ。左を苦手としているためカーターとの併用が濃厚だが、右には1.053OPSのため後半戦も期待大。



× エリック・ソガード

22G 69AB .145/.192/.246 2HR 6RBI 4BB 12SO 1SB .145BABIP 3DRS 34.3UZR/150(3B) / 28G .339/.448/.473 17RBI 22BB 9SB (AAA)

個人的にかなり期待していた選手だが、守備だけは期待通りだったものの全く打てずにマイナー降格となった。AAAで打てることは証明済みなのであとはメジャーで証明するだけだが、今季は厳しいか。


○ デレック・ノリス

11G 41AB .244/.311/.390 2HR 6RBI 4BB 12SO 2SB .296BABIP / 55G .273/.331/.474 8HR 36RBI 20BB 39SO 5SB

6月21日に初昇格し、初出場。24日にはサヨナラ3ランを放つなどいきなり大活躍した。パワー、選球眼、太っているが足、そして肩もあり、期待値の高い捕手。ノリスを使わない理由がないのでそろそろスズキは放出されるだろう。今後の活躍に大いに期待したい。


× アンソニー・レッカー

13G 31AB .129/.250/.161 4BB 13SO / 25G .208/.309/.375 5HR 13RBI 30SO (AAA)

控え捕手として開幕ベンチも、期待に応えることができずマイナー降格。昨年.887OPSとよく打ったAAAでも不振に陥っており、自己最悪のシーズンを送っている。


△ アダム・ロザレス

13G 24AB .167/.394/.167 3RBI 9BB 3SO / 56G .296/.347/.483 7HR 38RBI 17BB 43SO (AAA)

優秀なユーティリティのはずだが、なぜかマイナーで飼い殺しにされている。わずかな出番でヒットは出ないながらも四球職人と化し、非常に高い出塁率を残したのに降格は謎。内野全てと外野も守れ、守備は上手くて肩も非常に強い。そして常に全力プレーとメジャーで使うべき選手のはずなのだが・・・。


△ ブランドン・ヒックス

9G 25AB .160/.222/.280 2RBI 2BB 8SO / 65G .272/.374/.548 13HR 48RBI 32BB 76SO (AAA)

6月に昇格し、あわやHRというあたりのダブルを2本放つなどパワーがあり、左が先発時にペニントンに代わって先発出場。一応ユーティリティとして使われているが、ペニントンを放出してヒックスとロザレスを使った方が遥かに良い気がする。ただヒックスもそこまで期待できるような選手ではないかなという感じ。


クリス・カーター

6G 17AB .353/.389/.941 3HR 5RBI 1BB 5SO / 72G 276AB .279/.367/.486 12HR 53RBI 38BB 74SO 5SB (AAA)

AAAで中途半端な成績になってしまい、今季も出番なしかと思いきや昇格し、珍しくいきなり大活躍。特大のサヨナラ3ランを叩き込むなどようやく才能開花の兆しが見えてきた。しばらくはモスとの併用で起用される予定で、実力を頑張って発揮してほしい。ものすごいパワーを持っているのでフル出場すれば今からでも20本近くは打てるはず。


マイケル・テイラー

4G 16AB .188/.188/.250 7SO / 76G 288AB .302/.405/.451 6HR 41RBI 49BB 67SO 11SB

もはや忘れられた存在になってしまったのか。10年にBAのプロスペクトランキングで全体29位にランクインした元トッププロスペクトだが、メジャーでは4試合の出場のみに終わった。今後も出番はなさそうで、トレード要員か。



※ヒューズとアレンは省く。



~総括~

冒頭に書いたように、チーム成績はリーグワースト2位の.667OPSだが、6月4日以降だと.750OPSとそれなりの打線に進化を遂げた。ノリス、カーターといった若手も登場し、チームはさらに勢い付いたはず。あとはスズキを放出し、インジとペニントンに代わってどこから打てる選手を連れてくればプレーオフ進出も夢ではないだろう。いつまでもインジとペニントンを使っているようでは絶対にプレーオフ進出は不可能。ビーンの大胆な動きに期待したい。



野手MVP:レディック

期待外れ:バートン、クリスプ、ウィークス

後半戦期待:カーター、ノリス、クリスプ、ウィークス





オークランド・アスレチックス

43勝43敗

319得点、316失点(ピタゴラス勝率43勝43敗)


773.1IP 685H(リーグ1位) 67HR(1) 555SO(13) 275BB(11) 316R(1) 3.39ERA(1)


◎ トミー・ミローン

17GS 8-6 108.1IP 103H 15HR 72SO 25BB 3.57ERA 4.36DIPS .268BABIP

開幕からベテラン投手のようなピッチングで相手打者を打ち取るフライボールピッチャー。ホームでは7試合で52,2イニング投げて1.03ERAと無敵だが、アウェイでは10試合で55.2IP 14HR 5.98ERAと打たれまくるとんでもない内弁慶の投手。ホームでは超一流だが、アウェイになると三流投手に変身する。果たして後半戦はどのようなピッチングを見せるか。


◎ バートロ・コロン

17GS 6-7 104.1IP 113H 13HR 63SO 17BB 3.80ERA 4.10DIPS .294BABIP

制球力重視のまさにベテランといったピッチングを主体に、凡打の山を築く。メジャー15年目にして現時点でキャリア最高のBB/9を記録するなど、昨年の復活がマグレではないことを証明した。突然打たれることもあるが、基本的には安心して見ることができる。


◎ ジャロッド・パーカー

14GS 5-4 85IP 65H 4HR 67SO 41BB 2.86ERA 3.68DIPS .264BABIP / 4GS 20.2IP 22H 2HR 21SO 6BB 2.18ERA (AAA)

キャンプで四球を連発しマイナースタートも、すぐに昇格してローテに定着し、トッププロスペクトの名に恥じない成績を残した。ファストボール、スライダー、チェンジアップを武器にQS率71%(10度)とエース級の活躍を見せている。1試合3四球以上が8度あるなど、制球面に多少の問題を抱えるがそれ以外は文句なしの成績。今後も期待したい。


○ ブランドン・マッカーシー

12GS 6-3 78IP 75H 5HR 52SO 19BB 2.54ERA 3.43DIPS .287BABIP

QS率75%に加え、5イニング持たずに降板したのは0回と前年同様素晴らしいピッチングをしているが、やはり怪我がつきまとい今季も1ヶ月以上の離脱となった。健康ならエース級ということは証明済みだが、この怪我が今オフFAのマッカーシーにとってどうなるか。マッカーシーはチームとの契約延長を望んでいると話した。


× タイソン・ロス

12GS 2-8 62.1IP 79H 7HR 35SO 30BB 6.35ERA 4.98DIPS .346BABIP / 5GS 29IP 27H 1HR 18SO 7BB 2.17ERA (AAA)

ホームでもアウェイでもボコボコに打たれ、チームで3人しかいない防御率5点台以上の投手のうちの1人(ゴドフリーとフエンテスが6点台で、他に5点台の投手はいない。4点台以上の投手ですらこの3人を含めてわずか4人)。とにかく制球がダメで、捕手が構えた所へ球が行くのは稀。良いカーブを持っているがそれを生かし切れていないという感じで、このままだとメジャーでは使い物にならない。


◎ トラビス・ブラックリー

11G 7GS 2-2 51.1IP 41H 1HR 32SO 9BB 2.63ERA 2.48DIPS .261BABIP / 4G 5IP 9.00ERA (SF) / 4G 23.1IP 0.39ERA (AAA of SF)

昨年は韓国球界に在籍した元トッププロスペクトが、たまたまオーストラリア出身選手を集めていたA'sに拾われると才能開花。敗戦処理からローテの谷間埋め、そしてローテに定着とトントン拍子でメジャーの部隊を駆け上った。球速は並で大きく変化する球も持っていないが、抜群の制球力で凡打の山を築く。ファストボール、スライダー、カーブ、チェンジアップすべての制球がよく、HRも許さなければ四球も出さない素晴らしい投手。後半戦は真価が問われる。ちなみに既に6度の牽制刺を記録しており、許した盗塁はわずか1。


◎ ライアン・クック

38G 2-2 11HLD 8SV 3BSV 38.1IP 13H 0HR 39SO 21BB 1.41ERA 2.81DIPS .151BABIP

開幕から23,1イニング連続無失点の球団記録を作るなど、開幕からヒットを許さないピッチングを続けてセットアッパーからクローザーに昇格した。.151というあまりにも低いBABIPのおかげもあるが、失点を許したのはわずか2試合。一時は毎試合のように四球を出すなどしたが、最後の5試合は無四球ピッチングで後半戦に繋がる形で終えた。元々四球を出すような投手ではないが、大きく曲がるスライダーの制球が中々利かない。ちなみにファストボールの平均球速は94,9マイル(151,8キロ)。また、オールスターでは1イニングを2つの見逃し三振を奪うなどパーフェクトに抑えた。


○ グラント・バルフォア

42G 2-2 10HLD 7SV 2BSV 43IP 27H 3HR 32SO 18BB 3.14ERA 3.87DIPS .205BABIP

ファストボールの平均球速が08年の94,6から91,9マイルにまで落ち、奪三振率はキャリアワーストを記録しているが、スライダーの割合を増やすことによって成績を維持させることに成功。5月20日からの21試合で失点したのは2試合のみで、チームの浮上と共にやる気も上がってきた模様(昨オフA'sと契約したのは勝てると思ったからで今季の成績に失望した、と話していた)。


○ ジェリー・ブレビンス

32G 2-0 6HLD 35IP 26H 4HR 30SO 13BB 2.57ERA 4.09DIPS .253BABIP

左キラーのはずが、すでに左に3被弾。さらに今季打たれた4HRは全てホームで打たれるという謎すぎる成績。とりあえずトータルで見ると好成績を収めており、昨年まで在籍したブレスロウ並の活躍を期待したいところ。


○ ジョーダン・ノルベルト

27G 2-1 3HLD 32.2IP 21H 1HR 26SO 16BB 3.03ERA 3.48DIPS .227BABIP

DL入りし離脱したが、とりあえずはまずまずの成績を残した。制球力が永遠の課題だが、ストライクを取ることができればそれなりに役に立つはず。ただ過度な期待はしない方がよさそう。


× ブライアン・フエンテス

26G 2-2 2HLD 5SV 3BSV 25IP 30H 5HR 18SO 10BB 6.84ERA 5.56DIPS .309BABIP

昨年は年俸に見合わないとはいえ、それなりの成績を残した。しかし今季は全く役に立たず右だろうが左だろうが、ホームだろうがアウェイだろうが関係なく打たれる。特にここ7試合では6IP 14H 4HR 7BB 13R 19.50ERAと盛大に爆発しており、放出が濃厚となっている。


△ ジム・ミラー

19G 2-1 25.1IP 20H 2HR 22SO 15BB 1.78ERA 4.27DIPS .265BABIP / 10G 12.1IP 9H 12SO 2BB 2.92ERA (AAA)

特に良い球種もなく、初めて見た時はただのマイナーリーガーという印象だったが、なぜかロースターに残っている不思議な投手。防御率詐欺の投手で、一度重要な場面で起用されたがやはり打たれた。いつマイナーに落ちるのかなというような投手。


× グラハム・ゴドフリー

5G 4GS 0-4 21IP 26H 4HR 10SO 10BB 6.43ERA .310BABIP / 13GS 78IP 80H 5HR 49SO 14BB 2.88ERA (AAA)

昨年同様メジャーでは通用せず、好投したのは4月10日の今季初登板のみ。大きな武器となる球がないのでブラックリー同様制球力が命なのだが、その制球力をメジャーでは発揮できていないので成績が付いてこない。年齢的にもそろそろ活躍しておかないとヤバイ。


○ AJ・グリフィン

3GS 18IP 8H 2HR 11SO 5BB 1.50ERA / 15GS 94.2IP 72H 6HR 84SO 14BB 2.66ERA (AAA,AA)

10年のドラフト13順目の投手だが、あっという間にメジャー昇格。そしてジャイアンツ、レンジャーズ、ボストン相手に3試合とも6イニング投げてQSをマークするという好成績。フォーシームは90マイル程度だが67マイルほどの大きく曲がるカーブとチェンジアップでタイミングを外して投げる。中々期待できそうな感じで、今後DL勢が復帰したときにどうするのか、気になるところ。


◎ ショーン・ドゥーリトル

11G 1-0 14.2IP 12H 0HR 24SO 3BB 2.45ERA .414BABIP / 16G 25IP 8H 0HR 48SO 7BB 0.72ERA (A+,AA,AAA)

オフに投手に転向したばかりの元強打のプロスペクトだが、投手としていきなりのメジャーデビュー。マイナーで17,3という驚異の奪三振率をマークし昇格したが、メジャーでも14,7という非常に高い奪三振率を記録。左投げだがなぜか左よりも右を得意としており、対右は35打数6安打17奪三振1四球と圧倒的。とにかくフォーシームの威力が素晴らしく、バットに球が当たらない。全11試合中三振を奪えなかったのはわずか1試合で、複数三振を奪ったのは7試合。後半戦の活躍にも大きな期待。


× ペドロ・フィゲロア

9G 12IP 7H 1HR 5SO 9BB 1.50ERA / 18G 27IP 18H 0HR 27SO 10BB 1.67ERA (AAA)

トミージョン手術から復活しメジャー昇格も、四球連発で降格。6月に一度だけ昇格し3イニングを無失点に抑えたが速攻で降格した。ノルベルトと似たような感じで、ファストボールとスライダーで頑張る投手。制球力が鍵だが、こちらもそこまで期待はしなくてもいいだろう。


× アンドリュー・キャリナン

11G 1-1 9.2IP 8H 0HR 8SO 10BB 4.66ERA / 9G 13.1IP 9H 0HR 21SO 1BB 2.70ERA (AAA)

良いフォーシームを持っているため期待していたが、制球難で役に立てず。再昇格後はそれなりに良かったが、怪我をして通算2度目となるトミージョン手術を受けた。チームからも期待されている印象だったので残念で仕方がない。来年復帰できることを願うのみ。


○ エバン・スクリブナー

4G 1SV 5.2IP 3H 0HR 6SO 1BB 0.00ERA / 26G 35.2IP 26H 4HR 38SO 10BB 3.03ERA (AAA)

大きく曲がるカーブが武器で、メジャーでも少ない機会ながらも結果を残した。制球も良く、個人的にはミラーより遥かによく、平均以上のリリーフになるかなと期待している投手なので頑張ってほしい。


× ファウンティノ・デ・ロス・サントス

6G 3IP 7H 0HR 3SO 3BB 3.00ERA / 23G 30IP 42H 2HR 34SO 10BB 7.50ERA (AAA)

将来のクローザー候補として期待値の高い元スウィッシャーの交換相手だが、4月19日から3試合連続でアウトを1つも取ることができず降板してマイナー降格。マイナーでも謎の炎上を繰り返し、壁にぶち当たっている感じ。彼のフォーシームとスライダーは素晴らしいので是非とも復活してほしい。


ブレット・アンダーソン

7月6日に打者相手に25球投げるなど順調に回復している。復帰は今月下旬予定。


ダラス・ブレイデン

7月7日に約45メートルの遠投。当初の予定からは4か月も遅れたが、アンダーソン同様今月下旬復帰予定。


ジョーイ・ディバイン

クローザー候補だったがまたもやトミージョン手術を受けてシーズン全休。



※リッチ・トンプソンは省く




~スターター~

マッカーシーとコロンが期待通りの活躍をし、ミローンとパーカーのルーキーコンビも活躍。さらにブラックリーも予想外の活躍を見せ、グリフィンも出てくるなど面白いことに。現時点でアンダーソン、ブレイデン、マッカーシーの3人がDLに入っており、いずれも今月中の復帰が見込まれている。現在のローテーション:コロン、ミローン、パーカー、ブラックリー、グリフィンのうち3人が弾かれる。コロンをトレードで放出に成功したとしても、現実的にはマッカーシー、アンダーソン、ブレイデン、ミローン、パーカーとなるだろう。そうなるとブラックリーがリリーフに回り、グリフィンがマイナーか。誰を弾くかで悩むことができるA'sのローテーションはケイヒル、ジオを放出してもなお頑丈。


~リリーフ~

クックがクローザーの座を得て、バルフォアもセットアッパーとして落ち着き2人とも好成績を収めた。フエンテスが論外だが、他のリリーフも好成績を収めておりディバイン、デロスサントスという2人のクローザー候補が消えたにも関わらず素晴らしい成績を残した。後半戦も前半戦同様の活躍を期待。


~総括~

A'sはマッカーシー、バルフォアを残してフエンテス、コロンの放出を目指すだろうと言われているが、果たしてどうなるか。今月下旬にマッカーシー、ブレイデン、アンダーソンが復帰すればエース格3人を補強することと同じで、チームの戦力は一気にアップする。ワイルドカード獲得の可能性も十分残っているため、補強するなら野手。そのためにコロンはもちろん、もしかするとグリフィン、ブラックリーあたりを使って動いてくるかもしれない。



投手MVP:クック

期待外れ:デ・ロス・サントス

後半戦期待:マッカーシー、アンダーソン、ブレイデン、ドゥーリトル