BRM608青葉600km天城越え【完走】=SR確定(中編その1)
「ブルベ戦記」 第239話
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BRM608青葉600km天城越え
(前編
)からつづき
(600kmという距離同様、ブログのゴールはまだはるか先^^;)
7:14 多摩川沿いを離れ、まず東八道路~新小金井街道~連雀通り、と北西方向、へ進みます。
7:14 前方集団近く。序盤とはいえ、600kmにしては列が連なりやすい気がします。
土曜の朝なので、交通量は多めです。天候は曇天。まだ暑くはなく、ちょうどいい気温。
信号待ちで前後に並びます。
ブルべ以外の「短距離列車」の連中も追いつき、追い越してきますが、意外と前に出てからは速度が伸びず、青梅街道ではむしろ後ろにブルべ列が連なるほど。
そう、ブルべの序盤の巡航速度は、たとえ今回のように600kmであっても、決して遅いものではないのです(が、短距離列車の諸君は、ブルべは遅い、という先入観があるからか、反射ベストをみるとしゃかりきになって抜きにかかってきますw)。
8:47 入間と青梅の間をぬけ、飯能駅前まできました。
先日、軽井沢であっさりDNFしたBRM518東京600km安曇野 の時は、
写真の交差点左から左折して今回のコースに合流する形でした。
西武池袋線沿いから、高麗の山沿い、埼玉医大の横などを通り、JR八高線沿いを小川町方向へ。
こちらの列車に、後ろから別の一行が追いついてきました。
なんと、先行していると思っていた、Mさんもいます。
こちらはにわかに緊張してきました^^;
(ここでペースを合わせるとPC1までもたないだろうから、とっとと先行してくれるといいんだが)。
素直にそう思いました。が、
この方と交代で、しばらくこの列車を引くことになりました。
しかし、いったい何km/hで引いたらいいんでしょう。
追いつかれるまでは、平坦路はほぼ巡航30km/hでした。
私が前に出た時は、Mさんがいるのだから、と力が入ってしまい、35km/h巡航を心がけました。登坂区間でも、できるだけ20km/h台を維持するようにします。
ところが、どこかの信号待ちで、後ろのMさん以外の方から「速いよ~」の声。
確かに、600kmブルべでこのペースは、少なくとも私にとってもオーバーペースです。
そこで私はMさんに、「お先にどうぞ」と声かけすると、
「いえ、マイペースなので、これぐらいでいいです」との返事。
とはいえ、ずっと30km/hオーバーで引き続けるのは体力的にまずくなると思ったので、
どこかの二段階右折の際、自主的にそっと後ろに下がりました。
そして今度は、Mさんの後ろにつきます。
(どうやって速く走っているんだろう)といろいろ観察させてもらいましたが、
ペダリングで、ケイデンスがほかの人よりも高めに見える以外、素人にはそうそう何かが分かるものではありません^^;
そして案の定、途中で高速で引きすぎたせいでしょう、PC1まで残り2~3kmのところで、私はばててきました。列車も速度を落としていたので、かろうじて付いてはゆけましたが、すでに脚をいったん使い果たした形です。
PC1(76.9km、セブンイレブン寄居赤浜店、10:09着)
さすがにペース配分を度外視して飛ばしてきたので、すでに2時間の貯金ができてます。
しかし、そろそろ暑さも加わってきていて、ここで15分程度は休みました。アミノバイタル・プロも一包、服用します(予定では1日3包にするはずでしたが、手軽なので、結局は各PCごとに飲むことに)。水分がほぼ枯渇していたので、ポカリスエット500ml×2本(うち1本はイオンウォーター)、天然水555ml、サンドウィッチを購入。
Mさんはといえば、さすが、数分程度のストップで、ひとりまた走り出しました。
(で、この後は異次元のスパートをかけたんでしょう。ゴールまでも含めて、その姿を拝見することはありませんでした^^;)
さて私はといえば、PC1からしばらく単独行で群馬県へ入ってゆきます。
群馬県に入るこのあたり、いつも通り、やや向かい風基調なのもペースダウン要因です。
途中、1~2台が抜いてゆきますが、まだ先は長い。
自分はペースを抑えて、しばらく身体の回復を待ちながら走ることにします。
12:19 富岡の市街地を抜けます。
天気は曇天から晴れ間が出てきたのですが、今度は暑くなってくる。
12:29
富岡を抜けたこのあたり(西上州やまびこ街道とR254の交差点手前)で、ちょうどいいペースの参加者がいたので、次のPCまでついてゆこうと思ったら、ほんの瞬間のタイミングで、この信号に自分だけが引っ掛かり、置いてけぼり。
結局また、単独行に。
13:06
登り基調で、こういう直登も出てきます。
日差しが強く、路面温度は30℃を超えてきました。
PC2(134.8km、ファミリーマート松井田妙義インター店、13:11着)
貯金3時間弱とまだ十分に余裕があります。
ここではおにぎり2個、ウィルキンソンの炭酸水、再びポカリスエット500ml1本を購入。
ただ、これから先、碓氷峠でもあり、ボトルのうち1本にPC1で入れ替えていた、ぬるくなったポカリは飲めたものではないので抜きました。
PC2を単独で出発。
横川の釜飯は、いつもクルマで高速を利用する際に食べているので、素通り。
いつ見ても和む景色。
(ゆっくりこのあたりを散策したい)といつも思いながら、ペダルをこいで通過する場所。
さあ、再び碓氷峠。
(中編その2
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「ブルベはフランス語で『認定』を意味します。ブルベには様々なものがありますが、オダックス・ジャパン(AJ)が統括する日本でのブルベはBRMといいます。BRMは規定の距離を規定の条件で完走すると認定される長距離サイクリングです」
「同じ年に200km、300km、400km、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール (SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられます」
「BRMの最高峰として位置づけられているのが4年に1度、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン) が開催するパリ~ブレスト~パリ ランドヌール(PBP)=1200km」
いずれもAudaxJapan(オダックスジャパン)HP より