BRM608青葉600km天城越え【完走】=SR確定(中編その2)
「ブルベ戦記」 第240話
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BRM608青葉600km天城越え(中編その1 )からつづき
またまた旧中山道・碓氷峠の旧道へ。
このあいだのBRM518東京600km安曇野 もそうでしたが、
これまで1勝2敗(つまり、せっかく登ったのに、軽井沢駅で新幹線に乗って帰京、という誘惑パターンに二度も負けている)という、あぶないコースですw
さすがに今回は碓氷峠を登り切るのはもちろんのこと、軽井沢駅前をスルーして前進しなければ、完走、そして今年のSRが達成できません。
(どんなに調子が乗らなくても、あまりいろいろと考えすぎず、「鈍感力」でいくぞ)
そう心に誓います。
そう、鈍感力。
最近、この歳にして悟った身の処し方のひとつです。
碓氷峠の入口、いつもの坂本の直登です。
私はブルべの時、100km前後で一時的に脚力が疲労で落ちるタイミングがあるようなのですが、碓氷峠がちょうど距離的にそうした状況下で通過することが多いので、勾配はそんなでもないのですが、忍の字で登ることが多い峠です。
この側溝のせせらぎの音、暑さのあまり、つい頭を突っ込みたくなるほどですが、ここは抑えます。
(のちにこの誘惑に負ける時がやってくるのですが^^;)
疲労回復ペースでひとりでゆっくり登っていると、後ろから2人組が追いついてきました。
この初対面のお二人(Aさん、Bさん)にペースを合わせて登ってみると、徐々に、自分はこの2人の中間的なペースであることが分かりました。
つまり、自分にはちょうどいいペース、っていうことです。
いつ走っても、緑深い碓氷の旧道です。
ここをあっさり駆け抜けてしまうのは無粋な気がします。
14:51
とはいえ、(あとカーブいくつかな)というのはいつも気になります。
気になるのが、このカーブ数表示の看板。
152.6km地点、碓氷峠だん。長野県へ。
さきほどのAさんが先行していました。続いて私。
Bさんは後方でしたが、私は休まずにそのまま先行することにします。
15:02 旧軽井沢
国道18号沿いのコンビニにトイレ休憩に寄ります。
さきほどのお二人が通り過ぎるのが見えたので、追いつくべく、走り出します。
やや雲が出てきましたが、浅間山の頂は見えています。
18号バイパスと合流した先でお二人に追いつきます。
そのまま同走しますが、先頭のAさんが追分Sでそのまま直進して行ってしまい、
15:31 追分
後ろから叫んで呼び止めます。Aさんは無事復帰。
そろって左折します。
ここから3人で走るようになります。
15:39 御代田
しばらく下り基調でもあり、いいペースです。
PC3(199.6km、セブンイレブン小海豊里店、17:01着)
佐久を過ぎて、いよいよ野辺山への登り。国道141号沿いのPC3に到着。
だいたい想定時間通りです。
我々3人組のほか、参加者がほかにもちらほら。
ここで早めの夕食として弁当(おろしうどん)を調達。
18:14
まだ夕日が残るなか、清里へ。
18:20
この時間帯にここを通過するのは初めてかもしれません。
過去には、青葉400km御坂みち、青葉600km冷川峠で通過したことがありますが、いずれも夜道、しかも春先の雨模様、とコンディションは良くありませんでした。
季節や時間帯、天候が違うと、こんなにもコース印象が違うものかと。
今回は本当に気持ちいい清里越え、でした。
さあ、清里からは八ヶ岳大橋を豪快に下り、いよいよナイトランに突入します。
(後編 につづく)
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「ブルベはフランス語で『認定』を意味します。ブルベには様々なものがありますが、オダックス・ジャパン(AJ)が統括する日本でのブルベはBRMといいます。BRMは規定の距離を規定の条件で完走すると認定される長距離サイクリングです」
「同じ年に200km、300km、400km、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール (SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられます」
「BRMの最高峰として位置づけられているのが4年に1度、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン) が開催するパリ~ブレスト~パリ ランドヌール(PBP)=1200km」
いずれもAudaxJapan(オダックスジャパン)HP より