初秋の土曜日
「ブルベ戦記」 第246話
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たった400kmほど走っただけで、ブルべ中に不可解にもリムが前後輪とも変形して逝ってしまったusedのZIPP303事件。それでも完走できたのは幸運だったかもしれない、と後々思った。
それと、もしこの古いディープリムを付けたまま、お盆休みにSR600に予定通りに出走していたら、おそらく道中のどこかでやはりリム変形して、ブレーキトラブルを誘発していたかもしれない。それを考えると、酷暑回避ゆえのDNSだったが、これも幸運だったかもしれない(SR600出走のチャンスは今後しばらく無さそうだが)。
ZIPP返品で戻ってきたお金に上乗せして、新品のマヴィック・コスミックカーボンSLを買い直したものの、wiggleだったため、BRM922青葉道志みち200km までには商品到着が間に合わず。で、DNS。機材不備でのDNSは初めてでしたが、車輪が無ければ走れません。
その代わり、当日朝にはスタート地点へ見物&トリさんの見送りに(トリさんはまさに、トリを務めるかのようにw、スタート受け付け締め切りの6:30ちょうどぐらいにスタート地点に駆け込み、そこから道志みちを目指してダッシュで駆けて行った、はずです)。
「ブルべ初めての人」のスタッフの問いに手が挙がる。
ブルべ参入者が増えてきたのか、各ブルべのブリーフィングでは馴染みの光景になりましたが、このあいだの新雛鶴 の時、二段階右折する幹線路で堂々と右折車線からクルマと一緒に曲がっていったり、べつに左折専用車線があるわけでないのに、中央寄りの車線で後続のクルマを従えて信号待ちする人がいたりしたので(=左折専用車線があっても、自転車は路肩寄りにいなければならない、とされています。が、個人的見解としては、それも怖いから嫌なのですが)、道交法の知識もよく知ってもらわないといけないのでは、なんて思ったりもしますが。
しかし、そもそもこれはブルべの初心者だから、という以前に、車道を利用する自転車海苔としての、交通安全のための、当たり前に遵守すべき法律、「ルール」なわけですが。
車検も大変です。「やってみます?」なんてスタッフの方から声を掛けられましたが、幸か不幸かボールペン、持ってなかったんですよね^^;
とにかく、この日は気持ちのいい天気で、出走していった皆さんを羨ましい気持ちで見送ったのでした。
で、その2日後、ようやく新しいホイールセットが到着。
私がいままで買った自転車の部品の中では最高値。
コスミックカーボンSLはディープリムでは安価な部類ですが、金の工面に奔走(汗)。ホイールって高いんですね。
資金もあまりないし、クリンチャーでリムはアルミ、というのがブルべでディープリムを使う場合、いろいろ都合がよさそうです。ということで、これに(軽くはないけど)。
さて、今日は初秋の土曜日。
世田谷~生田~尾根幹往復~読売V通り~世田谷の約60km。
ホイールの走り心地を改めて確認したかったのですが、
それ以前に、前夜にジムでマシンやってたので、走り始め早々から脚に乳酸が、、、、。
(走っているうちにほぐれてくるだろう)とたかをくくったら、
ずーっと、脚は動かず。坂でもつらかったです。
【マヴィック コスミックカーボンSLの私的インプレッション】
このホイール、フルカーボンディープリムではないから、当然、軽くはないです。アクシウムとほぼ同重量ですが(前後ホイールセットで1740g)、逝ったZIPP303は前後セットでさらに300gほど軽かった。ZIPPの時は、登坂で(これは楽だよな)と分かるほど、楽だった。それが、コスミックカーボンSLの場合、売り切れた脚でも登れる、わけではなかった。
しかし、今日のような脚が売り切れ状態でも、平坦路では楽々と30km/h巡航はできる。おそらく以前のマヴィック・アクシウムより1~2km/h程度のアップではないかな、という感じ。加速すると、どんどんホイールが回ってくれて、40km/h台もすぐに突入。このあたりはZIPPと同じ印象だった。
言われている通り、平坦路はとても楽、登坂は楽ではない(かもしれない)というのが今日の第一印象。脚が売り切れていないコンディションの時に、改めてまた確認したいです。
全部、「楽」にしようとすると、コスミックカーボンSLが2セット買えるぐらいの価格になるので、おそらく縁はなし。ディープリムにこだわらなければ、もっと軽量でもっと安価なセットはいくらでもあるのですが。
尾根幹折り返し(と自分で決めている)トイザらス前のセブンイレブンにて。
次から次へとローディが出たり入ったり、通過したり。
まるでブルべのPCにいるような気分になりましたが、時間を気にせずにゆっくり食べられるのは、やっぱり楽ですね。
さて、次のブルべ出走予定は、BRM1005東京200km定峰
です。
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「ブルベはフランス語で『認定』を意味します。ブルベには様々なものがありますが、オダックス・ジャパン(AJ)が統括する日本でのブルベはBRMといいます。BRMは規定の距離を規定の条件で完走すると認定される長距離サイクリングです」
「同じ年に200km、300km、400km、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール (SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられます」
「BRMの最高峰として位置づけられているのが4年に1度、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン) が開催するパリ~ブレスト~パリ ランドヌール(PBP)=1200km」
いずれもAudaxJapan(オダックスジャパン)HP より