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BRM222東京300km満喫相模湾  【完走】

「ブルベ戦記」 第251
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BRM222東京300km満喫相模湾
完走しました(17時間45分)。


【総括】 総括が冒頭にくるのは変かな、と今頃になって気づきましたが^^;
まあ、最初に結論ありき、ということで。

まず気候条件。

各所の路肩に残雪を見ながらの、典型的な冬型ブルベ、でした。予想では快晴のはずでしたが、朝から昼前までは曇り空、おまけに伊豆半島に入ってからは、例のぱらっと一雨にも見舞われました。晴れたのは午後から夕方にかけて。しかし、風は冷たく、肌寒さが続く一日でした。

体力的には、2月に入ってからは、生牡蠣を食べた後にロタウイルス症状でダウン。食欲が回復するまで1週間を要し、体力を大幅にダウンさせていました。

加えて、回復してもその週末には降雪があったせいで走りこめず、この日まで走行距離はほぼゼロ。

で、いきなり300kmですから、スタートしてしばらくは、体力、スタミナに関しては懐疑的でした。結果的には、序盤を抑え気味に走ったので、体力がわりと温存され、200km台の後半に入っても走力が落ち込むことはありませんでした。ただ、前半をかなり抑えたため、タイム的には300kmとしては長めとなりました。

また、ゴール手前10kmぐらいで急にハンガーノック気味になり、この日は未明からの行動だったために眠気も襲ってきていて、そのままゴールに滑り込んだ感じに。

最後にハンガーノック気味になったのは実はある程度、読み通りでした。今回のひとつの試みとして、胃の消化吸収に血がいきすぎないように、PCでは食べ過ぎず、残り半分は走り出しながら食べる、というミッションを課していたのでした。腹一杯たべると、血流が消化に集中して眠くもなるし、停止時間もその分、長くなる。そのあたりを改善してみよう、との意図からでした。

ゴール手前のハンガーノック気味の際は、携行食、水までちょうどすべて切らしていて、同走者に飴玉をいただいて、なんとかしのいだ、という情けない形。このあたりは装備面の課題、ということで、次回は改善したいところです。




装備面といえば今回から、コンポーネントのうち、クランクとリアディレーラー、前後ブレーキを105からアルテグラにグレードアップしました。前回のブルベから先に替えていたスプロケットとあわせてのアルテグラ化。チェーンとフロントディレーラーはデュラエースに以前から替えており、残る105はシフターのみに。

クランクは新たにクランク長を170から172.5に変更しました。ペダルの下死点変更にあわせてサドル高を少し下げましたが、サドル~ハンドル間は整備時間が足りず、未調整のまま出走のせいか、どうもポジションが合わなくなっているらしく、今回は中盤ごろ、サドルに中途半端に腰かけているお尻と、両肩のそれぞれ痛みに見舞われ、閉口しました。ここは要調整です。

ちなみに外した105の部品は近々組み立てる「2号機」で再生する予定です。



収穫だったのは登坂の走法。前回のブルベでもその傾向がありましたが、ペダルの回し方+上半身の使い方のコツを最近つかめてきていて、今回も、後半の湘南国際村など、いくつかの長い坂をわりと速度を出しながら、こなせました。

上半身をしっかりハンドルをつかんで左右に振れないように固定した上で、フロントはアウターのまま、さらに、あまりギアは軽くせず、時計で例えれば1時~3時あたりのところで、ペダルを足の裏で一瞬、強くたたくようにしてトルクをかけて回し、その後はホイールの慣性の回転に任せてちょっと力を抜き、そして次の足の1時~3時がくると再び次の強いペダリングでまたつなぐ~これを左右交互に繰り返す、といったイメージ。

うまく登坂速度がのってくると、呼吸は意外と乱れず、これで長い5~10%坂がわりと楽になってきました。

最近、家の近所の国分寺崖線の20%坂、という極端な条件で、上記のやり方で練習したりしていた中から、自分なりにいいイメージがつかめてきた感じでした。以前は、前乗り気味で、ケイデンスを意識して、ひたすら軽いギアでやみくもに回していましたが、これだと息が上がりやすい上に、前にはなかなか進まず、どうも?な感じだったので。この、自分に合っているトルクを加味した走り方をこれからも忘れずに実践したいところです。



と、また前置きがかなり長くなりました^^;
ではスタート前から(写真説明は、更新で追記してゆきます)。


22日3:14
気温は零度ぐらいです@世田谷


4:11 スタート・等々力緑地
主催・R東京のスタッフとしてスタート車検などに従事。5時前に参加者をすべて送り出した後、自分もしんがりで出発します。


4:43
ブリーフィング。その間も到着する参加者はいて、受付も続きます。


5:52
スタート後、しばらくは中原街道をゆく、いつものコース。
イレギュラーなのは、この路肩の残雪。前半はしんがりからで、ほかのスタッフ(Nさん、Mさん)と一緒に進みます。


6:29
ようやく夜が明けてきました。


PC1(47.6km デイリーヤマザキ平塚北豊田店 7:39着)
自然とイートインに立ち寄ってしまいます。


7:56
PC1を出ますが、まだ身体が寝ている?感じ。1月以来、久しぶりのブルベ(というか自転車走行)なので、ここはまず走りながら身体をほぐすことを意識。


8:22
いつもの、平塚市の郊外を南下する県道。
この後、大磯の国道1号に出るまでの県道63号では、自転車通学らしき高校生風の2台を追従しますが、、、、そう、30km/h前後で巡航する我々を従える彼らの自転車は、普通のサイクル自転車(とクロスバイクもどき)でした。しかも通学バッグを載せて!彼らの健脚に軽く驚きながら、国府新宿で国道1号へ右折。


9:23
小田原を過ぎ、国道135号を熱海・伊東方面へ。
どうも天気がよくない感じです。しかし東京地方のこの日の予想は快晴、のはずでした。
伊豆半島では、天気は変わりやすいようです。
案の定、この後、肌寒い曇り空の下、真鶴あたりで、ぱらっと小雨に見舞われました。
(みぞれだった、との情報ものちに聞きました)。
しかし、雨具を出すほどではなく、このまま熱海へ。

このあたりで、長い坂をこなすうちに、だんだん身体が動くようになってきていました。
(あ、これは今日はまんざらでもないかもしれない)。そんな感触がつかめてきました。


10:24
熱海にて。ピンクがのコーディネートが鮮やかなNさん。元気そうですが、同伴のMさんのほうが本調子ではないようで、気がかりです。


10:34
ペースを落としたMさんを待つ間、こちらも小休止。


10:34
ちょっと振り返り、熱海の温泉街を望みます。
この後、追いついてきたMさんはマイペース宣言して、先にNさんと前に進みます。


10:58
網代のう回路で、Nさんが菓子舗間瀬へ買い物で立ち寄り。店内では美味しそうにグルメしている参加者もいたり。

伊東に入るところで、真鶴でパンク修理をしているのを見かけたYさんと、昨年の曽我梅林でご一緒したトレックさんが追いついてきました。この2人のペースに引っ張られるようにしながら、折り返しのPC2に到着。


PC2(117.1km ミニストップ伊東鎌田店 11:40着)
天気が回復してきました。
しかし、さきほどの網代のあたりから、私のガーミン(edge800)はフリーズしたまま。リセット方法を忘れてしまったので(あとで思い出しましたが、画面左上を指で押さえながら再起動、でしたね)、道はほぼ分かっているので、そのまま放置。ガーミンは帰宅までお眠りでした。

さて、折り返しですが、ここまでご一緒してきたNさんは少し時間をとって休むようなので、追いついてきたYさんら2人と先に進むことにします。


12:55
復路はペースが上がってきました。ただ、今度はYさんが本調子でないようで、坂では離れ気味に。逆に自分は身体が動くようになってきていています。

折り返しから60kmほど戻ってきて、大磯手前の国府本郷のコンビニでいったん休憩。空腹だったので、「赤いきつね」大判を7割ほど腹に収めます。


15:40
湘南に戻ってきました。
江の島以降はクルマの交通量がさらに増えます。


16:18
七里ヶ浜の鎌倉高校前。
このあたりは、4月に参加するフレッシュで自分のチームのゴール付近になるはずです。


16:43
渚橋交差点。200kmを越えて、なんとなくホッとしたり。


16:52
日が傾きます。「満喫相模湾」、ホント、今日は満喫しましたです、そろそろゴールさせてくださいw


16:52
葉山
そんな気持ちと裏腹に、コースはまだ続き、三浦半島を南下します。

湘南国際村の前にもう一つ、長い坂があることはルートラボから分かっていましたが、その手前の「通研入口」(高台にNTTの通信研究所があるから)なる交差点に向かってゆるく登っていた時、赤信号で停止したら、後走の参加者に突っ込まれ、一緒に転倒しました。
幸い、けがはなし。破損したものも一見したところありませんでした。しかし、サイコンのホイールのセンサーがずれてしまっていて、あとで気づくと、ずっと速度表示がゼロのまま。

そんなプチトラブルはありましたが、通研入口を右折して住宅地の中を数キロの登りへ。
高台を越えると、今度は一気に下り。そして通過チェックに到着。日が暮れてきました。


通過チェック(222.6km セブンイレブン横須賀長沢4丁目店 17:31着)
日が暮れてきて、気温がまた下がってきました。


18:03
夕暮れ時の金田湾(太平洋)を左に、きょう最後のPC3へ。


PC3(233.3km ファミリーマート三浦三崎店 18:24着)
トイレに寄ったり、買い物したり、ちょっとあわただしくも再出発。
あと70km弱でゴールへ。

湘南国際村の坂は真っ暗。
今日もフロントアウターのままでいけるかな、と思いきや、最後の最後でインナーへ。
やはり、病み上がりで基礎体力が落ちているのではないかな、と感じました。


21:28
横浜市内へ。
なんだか空腹感とのどの渇きが増してきたのもこのあたり。
ボトルの水もほぼ尽きていましたが、
自販機休憩するよりも、一刻も早くゴールしたい、といういつもの貧乏性が邪魔します。


21:37
みなとみらいの夜景、走りながらだとこんなシュールな写真になりますね。


ゴール(301.8km セブンイレブン川崎武蔵中原店 22:45着)

(ゴール後、近隣のデニーズ武蔵中原店で受付。そして前回同様、スタッフとして受付作業を手伝うつもりでしたが、いったん帰宅して、着替えてからクルマで出直そうと思ったら、恐ろしいほどの睡魔が襲ってきてアウト。そのまま寝落ちしてしまいました)

<markun 走行記録集>



  
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「ブルベはフランス語で『認定』を意味します。ブルベには様々なものがありますが、オダックス・ジャパン(AJ)が統括する日本でのブルベはBRMといいます。BRMは規定の距離を規定の条件で完走すると認定される長距離サイクリングです」

「同じ年に200km、300km、400km、600kmを認定された人はシューペル・ランドヌール (SR。英語ではスーパーランドナー)として讃えられます」

「BRMの最高峰として位置づけられているのが4年に1度、ACP(オダックス・クラブ・パリジャン) が開催するパリ~ブレスト~パリ ランドヌール(PBP)=1200km」


いずれも
AudaxJapan(オダックスジャパン)HPより