それからは、何度か同級生とご飯を食べに行った。

最初は、しつこく問い詰めていたTさんは、次第に大人しくなった。

「愛してる。離れて行かないでくれ。」

そう言うのが多くなった。

だけれど、思い通りにいかないと、無理やり抱く手口は変わらなかった。

私の人生をぶち壊し、私の身体を弄び続ける男への最高の復讐を、私はその時に思いついた。

Tさんは、私が離れて行くのを何よりも怖れている。

だったら、私が消えたら?

私を妊娠させ、縛り付けておく事も出来ないと判った今、Tさんは、しきりに愛を囁き続けた。

心が伴わない、快楽だけのセックスが、どれだけ苦痛か、この男はまったくわかっていない。

感じれば、愛してるとでも思っているのだろうか。

私の中での悪魔が囁いた。

復讐しろ、と。

そんな関係が1年以上続いた頃、同級生と再会した。

その時は、お互いの携帯ナンバーとアドレス交換だけして別れた。

その後連絡があり、会社が終わった後、ご飯を一緒に食べる約束をした。

Tさんが知ったら、と思うと躊躇したけれど、もう、どうにでもなれと思った。

その頃、Tさんは、私の携帯までチェックするようになっていた。

知らない名前があると、私を問い詰めた。

そして、罰を与えるように、私を甚振りながら抱いた。

社内でのTさんは、私が他の人と話したり、自分の目の届かない場所に行くのを極端に嫌がった。

同期の人と話していたら、館内放送で、会議室に来るように呼び出された。

会議室に入った途端、床に押し倒され、制服を脱がされ、抱かれた。

乱れた服のままの私を置いたまま、Tさんは出て行った。

私はすぐ、トイレに向かった。

Tさんの出したものが、足をつたって出てきた。

不快な感触と、ミジメさが同時に襲ってきた。

Tさんは、帰りに待ち伏せして、そのまま自分のマンションに私を連れて行った。

下着を脱がせ、私のあそこを確認すると、すごく満足そうだった。

バスルームに連れて行き、身体を洗われ、バスタブに手をつくように言われた。

そして、後ろから入れたれた。

ベットへ戻り、執拗な愛撫を繰り返され、また抱かれた。

「愛してる。」

そう何度もささやかれながら。

その後、カレは無断欠勤を繰り返し、社内規定により退職させられた。

私は、投げやりな気持ちで、呼び出されるままに、Tさんのマンションへ行った。

Tさんは疑り深く、毎日私の下着を脱がして、あそこを舐めた。

カレと逢っていないか、他の人と関係していないかの確認の為に。

避妊は、相変わらずしてくれなかった。

「俺の子を孕め。」

そう言いながら、何度も私の中に出しているTさんを見ていると、滑稽で笑えた。

私が妊娠する可能性は、とても低かったから。

生理不順の為に、通院している事を、Tさんは知らない。

そして、医師からも、将来的な妊娠の可能性はとても低い、そう告げられていたから。

ただ、可能性は低いと言う事は、まったくないわけではない。

だけれど、妊娠の恐怖は、何度も何度も、中に出されているうちに、うすれてきてしまった。


部長に呼び出され、Tさんとの関係を聞かれた。

全て打ち明けて、Tさんから解放されたい、そう思った。

ところが、部長は驚くような話しを始めた。

Tさんから、結婚前提で付き合っているが、最近意思の疎通がうまくいっていないと聞いていると。

私は、否定するのも聞いてもらえず、社内ではお互いうまく付き合うように、と言われた。

部長にしてみれば、事情がどうであれ、Tさんの離婚が成立していないので、私が隠したがっているとでも思ったのだろう。

私の退職については、Tさんが感情の行き違いで提出しただけで、私が撤回したがっていると聞いたので、破棄したと言われた。

その後、課に戻り、Tさんに対して激しい怒りを持ったまま、仕事をするしかなかった。

Tさんから、帰りに待っているようにとのメールがきたけれど、そのまま帰って来てしまった。

Tさんからは、言い訳とも見えるメールが何通もきていた。

カレからも、逢って説明が聞きたいとのメールがきていた。

事情はどうであれ、カレを裏切ったのは事実、もう逢えない、そうメールを送った。

そのまま、電源を切った。

そして、次の日には携帯を解約した。

それからは、会社でTさんは私を監視するようになった。

会社だけではなく、プライベートでさえも。

カレに対しては、理由もなく叱責したり、無理な仕事を命令したりするようになった。

だんだん、私は追い詰められて行った。

会社でカレと話しをしていたら、Tさんが怒り出し、私を会議室に呼び出した。

「まだ別れてないのか!!俺から言ってやってもいいんだぞ。」

そう言いながら、制服のスカートを脱がせてきた。

鍵かかかっていたって誰が来るかわからない状態と、Tさんの怒りの激しさが、ただ恐怖だった。

ブラウスのボタンを開けられ、ブラのホックを外され、でも、私はまったく感じられなかった。

それに対してもTさんは怒り、立ったままの私の足を開かせ、あそこに顔をうずめた。

「もっと感じろ、もっと飲ませろ。」

卑猥な言葉で私を甚振りながら。

会議室の床に寝かされ、入れられ、中に出され、制服はグチャグチャ。

Tさんが出て行った後、すぐトイレに行った。

Tさんに出された物が、あそこから出てきて、足をつたった。

酷くミジメだった。

それから、帰りもTさんは待ち伏せするようになった。

残業の時には、うちの付近をうろうろするようになった。

会社では、次第に私とTさんの事が噂になり、事業部直属の部長に呼び出された。

会社を辞める、それは簡単な事ではなかった。

一ヶ月前に辞表提出しなければいけないという事は、後、一ヶ月は出勤しなくてはいけない。

誰にも相談は出来ない。

このまま、休み続ける事も出来ない。

次の日、出勤した私に、Tさんは言った。

「先に帰らないで、話しがあるから。」

もう逃げられない。

帰りに、ファミレスで待ち合わて話し合う事になった。

人目があるところならば、そう思い、少し安心していた。

私がファミレスについて、しばらくして、Tさんが来た。

「出よう。」

一言だけ言うと、駐車場に向かってしまった。

ついて行ってはいけない。

ハッキリと、そう思った。

Tさんは、そんな私に携帯を見せた。

あの時の写真だった。

ついて行くしかなった。

連れて行かれたのは、Tさんの部屋だった。

ほとんど何もない、ワンルームマンション。

写真を見せられながら、また、抱かれてしまった。

そして、また、写真を撮られた。

「早く、あいつと別れろ。」

そう言う、Tさんに、私は無言だった。

朝になり、会社の最寄り駅で車を降ろされた。

「後で。」

そういい、Tさんは会社へ向かった。

昨日のスーツのまま、こんな気持ちのまま、会社に向かう気持ちにはなれなかった。

会社に欠勤の連絡をして、そのまま自宅に戻った。

帰ってすぐ、シャワーを浴びた。

何度も、何度も身体を洗っても昨日の過ちは拭えない。

罪は消えない。

ベットに入っても眠れない。

携帯にも、自宅にもTさんから着信があったが、到底出る気にはならなかった。

午後になり、同期の人から電話があり、出たところ、すぐTさんに代わってしまった。

「どうして来ない?」

どうしても話せなかった。

恐怖感が甦ってそのまま、切ってしまった。

すぐ、同期の人から、メールがきた。

私の自宅に電話をして繋がったらすぐ代わって欲しい、理由は聞かないで欲しい。

そう言われて電話した事。

そして、尋常じゃないTさんの様子。

もう会社には行けない、そう思った。

腕を掴まれたまま強引に部屋に入れられたと思った瞬間、ベットに突き飛ばされた。

起き上がって逃げるまもなく、Tさんが被さってきた。

それからは地獄のような時間だった。

スーツを着たままの状態で、スカートを捲し上げられ、ストッキングも破かれ、あそこにツバを塗られたと思った瞬間には貫かれていた。

全てが終わった後、泣いていた私に、Tさんは言った。

「これは合意でのプレイだからな。

そう言いながら携帯で私を撮った。

私は、付き合っていたカレのことしか考えられなかった。

もうカレには逢えない。

ただ、それだけしか考えられなかった。

Tさんは朝まで私を帰そうとはしなかった。

避妊もされず、一晩で何回も何回も中に出された。

「あいつとは別れろ。逃がさないからな。」

そう何回も言われながら・・・

自宅に向かっているとばかり思っていた私はパニックになった。

「どこに行くの?」

Tさんは、無言になった。

車は停まる気配もなく、着いた場所はラブホテルだった。

既婚者、それも上司にラブホテルに連れて行かれて、私は緊張と恐怖で一杯になっていた。

逃げなければ、どうにかして逃げなければ。

ただ、それだけしか考えられなかった。

さっきまで感じていた、怒りや嫌悪感よりも、ただ恐怖だけだった。

連れて行かれたのは車から直接部屋に入るタイプのラブホテルで、助けてくれそうな人は、周りには誰も居ない。

車から降ろされて、腕を掴まれたままの私は、完全に逃げるタイミングを失っていた。