タダ(無料)はキケンだらけ!の理由 | なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

なぜ売れた?ヒットの裏に何が? 広告のプロがマーケティング視点で、成功の秘訣を勝手に考察中

売れる商品・サービスには、必ず理由があります。何が消費者の心を掴んだのか?どこがポイントだったのか?
広告(売る側)のプロが、自由気ままに考察します。身近な事例で、マーケティングの面白さを全ての人に!あなたの生活やお仕事に、少しでもお役に立てれば嬉しいです♪

こんにちは



家の掃除をしてたら



身に覚えのない

パッケージが・・





買った記憶がないし


今使っているのと
違うブランドだし…



と思いつつ
箱の側面を見ると


「試供品」の文字が…



開けてみると



新品の製品とともに、
全力投球の告知が!!


これ、たぶん


何かのイベントで貰ったか

もしくはメーカーさんから
自宅に送られた試供品




ずいぶん太っ腹な
サンプリングだなぁ…



と普通感じますよね



でも私は



とある有名な

マーケティングの逸話
思い出しました



髭剃りカミソリメーカー
ジレット(Gillette)



まだ創業間もないころ

大昔に実施した



髭剃り本体の
大規模無料配布
キャンペーン



これを実施した翌年
大量の「替え刃」が売れ



事業が軌道に乗ったと
言われています



このように


高価な本体を
無償または安価で
提供する



その代わりに



消耗品(替え刃)を
永く使ってもらって
収益化を図る




〝ジレットモデル〟
〝替刃モデル〟



とも呼ばれる
ビジネスモデル




このモデル
他にも派生しました



まもなく年の瀬

年賀状シーズンに
大活躍するコレ↓



家庭用プリンター


我が家のなんて
本体3000円くらい



最安値の買っちゃいましたが
インク代が高いのなんの…


もはやアマゾンの
代替品で凌ぐ日々…汗




それからコレも↓

 

ふつうに考えれば



この本体マシンが

500円はあり得ない




美味しいコーヒーを

お手軽に飲める




その代償として




専用カプセル

中々のお値段…



というカラクリです





ちなみに

これを浸透させた



ネスカフェアンバサダー




というシステムも

秀逸でした




オフィスに無料で

本体をレンタルして




専用カプセルを

継続的に購入してもらう

仕組みを見事に築いた





私個人的には



これらを


〝ニンジン〟ビジネス



と呼んでます




飛びつくと虜になり



気付けば常習化して



離れられなく

させられてしまう…

(良い意味で)





まさに


タダより
高いものはない


ですよね


最後までお読みいただき
ありがとうございました


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