この記事では、青石ぽろみ記者が、

女性の新しい働き方委員会が主催する

『キャリアサバイバル塾』の内容をレポートします!


キャリアサバイバル塾は、社会人として活躍するために欠かせない“社会人基礎力”を、半年間かけて身につける講座になっています。

 

クリップレポート記事まとめはこちら

ぽろみ記者

女性の新しい働き方委員会主催のキャリアサバイバル塾!

第9回目の講義では『計画力』を学びました!

 

講師は、稲垣佳美さんです!

 

稲垣佳美さん

計画力は、社会人基礎力の「考え抜く力」に分類されます。

 

今回はワークの時間もたくさんあるので、しっかり学んで、ご自身の仕事に計画力を使っていきましょう!

 

計画力とは

さて、社会人基礎力では計画力のことを

『課題の解決に向けたプロセスを明らかにして、準備する力』と定義しています。

 

今回学ぶ計画力とは、ただ単にスケジュールを決めて、その通りに準備して実行するだけではありません。

 

課題に向けて複数のプロセスを明らかにし、優先順位をつけて進めていきます。

 

 

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『課題発見力』

 

計画力をつけるには?

では、実際に計画力をつけるためには、どのようにすればよいでしょうか。

 

具体的な方法を、6つ紹介します!

 

①自分の業務をすべて見える化し、把握する

 

仕事では、大小さまざまな業務を複数抱えて進んでいくことが多いです。

 

その中で緊急対応や、予定変更が発生すると、ほかの業務に影響が出ることがあります。

 

余裕をもって対応していくため、自分が受け持っている仕事を見える化し、管理する必要があります。

 

<具体的には>

1業務名

2やること

3実施予定

4納期

5完了

 

これらを、自分が使いやすいツールに書き出して、管理しましょう。

(スマホ、エクセル、手帳、アプリなどを活用する)

 

また、急に自分が倒れる、身内に不幸があるといったことも考えられます。

常日頃から、緊急連絡先や仕事内容をメモしたものを、家族に渡しておくのもよいでしょう。

 

 

②プロセスを明確にして、細分化する

 

日常の業務や、業務の一部は、比較的簡単に把握することができます。

 

しかし、大きな業務を任された場合は、業務全体の流れ、

目標達成までのプロセスを整理して、細分化する必要があります。

 

全体の枠組みを決めてから、どこから手をつければよいか考えましょう。

 

そうすることによって、何から始めたらよいか分からない!といった状態を避けることができます。


③順序や役割分担を決める

 

やることが決まったら、いつまでにどのタイミングで行うのか決めていきます。

 

順序通りにしなければいけないことは、前工程と後工程を把握します。

 

※前工程・後工程とは、スケジュール管理の中で、行う順番を立てて決めること。

 

(例)ぽろみ記者のレポート記事制作

講座受講→レポート制作→内容の確認→記事の公開

 

このように、ものづくりの中では、順番が決まっていることが多いです。

 

中山先生

自分の仕事の前後に工程があるか、把握しましょう。

前後の位置によって、リスクや順番を考えて仕事をします。

 

並行して進められることや、役割分担を行い、

無理のないスケジューリングで進めます。

 

また、自分や分担する人の力量、状況を把握しておくことも必要です。

 

 

④スケジュールを決める

 

おおまかなスケジュールが決まったら、

個別の工程に、どのくらいの時間がかかるのか、

詳細なスケジュールを決めていきます。

 

ガントチャート(※工程表)を使って、担当者と進捗状況を決めていきましょう。

 

 

⑤優先順位をつける

 

スケジュールを綿密に立てても、予定通りにいくとは限りません。

 

他の仕事が入ることもありますし、日ごろから優先順位を考えることが大切です。

 

優先順位は、緊急度が高い方を優先します。

 

1.緊急度

クレーム対応、ミス対応、トラブル

 

2.重要度

他の工程への影響度、得られる効果と損失、会社の方針や目標

 

3.必要工数

仕事を行うのにかかる時間

 

 

⑥先読み力をつける

 

スケジュールを立てる時には、様々なことを先読みして、あらかじめ計画にいれておきます。

 

リスク管理も範疇に入り、起きうる事象をあらかじめ想定しましょう。

 

※リスクに対しては怖がってやらないということではなく

あらかじめA.B.Cのようなルートを想定し、準備していくことが大切。

 

また現在は、コロナの影響があるので

ニュースなどに気を配り、計画を立てることも大切です。

 

ワーク1:オンラインイベントを計画しよう!

 

<例題>

会社の創立記念パーティーの予定でしたが、

コロナウィルス感染拡大防止の観点から、ホテルでのパーティー会場で行うことを中止しました。

 

代わりに創立記念パーティーをオンラインで行うことになりました。

 

オンライン開催は、はじめての試みとなります。

あなたはそのオンラインパーティーを取り仕切るプロジェクトリーダーとなりました。

 

プロジェクトリーダーとして

プロセスを明確にして、細分化してみましょう。

 

行う順序や、役割分担を考えてみましょう。

 

<進行>

1.開会・閉会の挨拶(専務)

2.社長訓示 

3.統括部長営業のMVP発表表彰 

4.記念品手配(紹介) 

5.お弁当を手配し各部署でソーシャルディスタンスを保って食事する


 

ぽろみ記者

キャリアサバイバル塾の受講生で、計画案を出し合いました!

 

実際に出た意見をご紹介します!

 

・モニターの設備をどうするか

・司会役と進行の資料作成

・画面共有の方法を考える

・弁当配布係を決める

・社長と専務に挨拶を依頼する

・タイムスケジュールを決める

・記念品を選定する

・ソーシャルディスタンスを保つ会場設営をする

・当日検温をする

・記念品の納品チェックをする

・弁当屋さんを決める・後日アンケートをとる

・社内報に載せるための写真と感想を各部署から送ってもらう

 

 

これらの意見をエクセルにまとめて、前工程、当日、後工程に分類していきます。

 

出た意見は、事前準備(前工程)が多いですね。

 

他にも当日するべきこと、終わった後にするべきことを考えてみてください。

 

会場の片づけや、当日の案内係も必要ですね。

 

一覧表にまとめて、タスクを洗い出したあとは、

タスクを行う順番をきめて、担当者と優先度を決めていきます。

 

そして、ガントチャートを引いていきましょう。

 

ワーク2:起こりうるリスクを考える

ワーク1では、計画案を立てました。

ワーク2では、開催にあたって起こりうるリスクを考えていきます。

 

実際に起こりうるリスクと、その対処方法を発表してください。


<受講生の意見>

 

①通信障害が起こった場合

 

対策:

通信障害が起こることを前提として、社長と専務の挨拶は録画しておき、あらかじめ各支社に配布しておく。

 

ZOOMなら別のURLを立てるなどして、別の回線も用意する。

 

②当日コロナの陽性者がでたら

 

対策:

濃厚接触者になっている可能性のある人、その支社の人は自宅待機をする。

参加できなかった人には、後日録画を送るなどする。

 

③当日弁当が届かない

 

対策:

確認の電話を前日にかける。

多めに発注しておく。

 

④チームリーダーが体調不良で欠席した場合

 

対策:

サブリーダーを付け、情報を共有しておく。

 

⑤コロナの影響で移動制限がでた場合

 

対策:

中止、延期

 

⑥記念品が届かない

 

対策:

モニターで紹介し、後日届ける。

 

⑦支社でクラスターが発生する

 

対策:

中止

 

 

これらの考えうるリスクを、ワーク1で作ったタスクに追加していきましょう。

 

順序だてて考えると、資料にしたときに目に見えてわかりやすくなりますね。

 

また、ノートやエクセルで管理し共有することで、誰が何をやるか明確になります。

 

優先順位をつけないと、どれもこれも緊急になっていきますから、優先順位をしっかり決めることも必要です。

 

 

今回の計画力で大きなテーマ「考え抜く力」の学びが終了しました。

 

次回からは「前に踏み出す力~アクション」を学びます。

 

これまでの復習もたくさん含まれますので、

学んできたことを活用していきましょう。

 

次回は『主体性』を学びます!

 

 

講師紹介

代表・稲垣佳美

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/yoshimi29

 

(株)443 代表取締役

・相談業歴17年、ご相談件数は約1万件

・過去セミナー開催実績600回 受講生のべ約4000人

・140名のメンバーがいるオンラインサロン443倶楽部オーナー

・1000名参加の女性の新しい働き方委員会代表

・ビジネスコンサルとしてクライアント収益2倍〜5倍へ

・女性向け全国雑誌InRed(宝島社)に自分らしさコンサルタントとして記事掲載。

・その他キュレーションサイト等でコラム連載。

・大手企業にてブログセミナーや自己理解などの研修を実施。

・公立小学校中学校高校で講演実績あり

 

中山法子

鉛筆公式ブログ

  https://ameblo.jp/santeplus

 

(株)中山アカデミー 代表取締役

・キャリアコンサルタント・メンタルヘルスカウンセラー実務経験18年

・法人カウンセリング・研修70社実施

・1級キャリア技能士(指導者資格)、産業カウンセラー資格保持

・資格教材年間1600個販売

 

武田かおり

鉛筆公式ブログ

  http://kaoritakeda.com/

 

・104番号案内コールセンターにて、スーパーバイザーとして10年勤務

お客様相談(クレーム)・担当・内部監査員・コミュニケーター育成業務に従事

・クレーム対応総数5000件以上、月に100件以上

・相談業歴8年 現在までのクライアント数5000人以上

・過去セミナー実績 150回

・イギリスでのセミナー実績あり