12月8日に行われた

LGBTセミナーの様子を潜入レポ!

 

 

LGBTという言葉を、

今年に入ってから一度は

聞いたことがあるのではないでしょうか。

 

 

 

LGBTとは、

Lesbian(レズビアン、女性同性愛者)

Gay(ゲイ、男性同性愛者)

Bisexual(バイセクシュアル、両性愛者)

Transgender(トランスジェンダー、出生時に診断された性と自認する性の不一致)

 

 

の頭文字をとり、

セクシュアルマイノリティーの

一部を指した総称です。

 

 

 

 

 

とはいえ「LGBT」はすべての

性的少数者を指す言葉ではありません。

 

同性にも異性にも性的欲望を持たない人や

自身の性自認や性的指向が定まっていない人

身体的に男女の区別がつきにくい人もいます。

 

 

 

 

 

その理由から近年では、LGBTに代わり

『SOGI』

(ソジ)という言葉が

使われることも多いそうです!!

 

 

 

 

 

 

 

SOGIとは、

チェック自分はどんな異性を好きになり

チェック自分をどういう性だと思っているか

の“状態”を指すので、

ストレートの人たちを含めて、

広く当てはまる言葉です。

 

 

既に海外では

多く使われているんだそうですよ!

 

 

 

 

 

さて、日本の8~10%、

およそ1000万人の人が

LGBTなどにあてはまるといわれています。

 

 

性的“少数者”といえど、

この8~10%と言う数字は

左利きの人や、AB型の人と同じ割合なのです!

 

 

 

 

 

 

あなたのまわりにも、AB型や左利きの人がいるのではないでしょうか!

 

 

 

 

 

今回、株式会社中山アカデミー主催で

LGBTセミナーが開催されました!

 

講師は、大井宗太郎先生がつとめられました!

 

講師プロフィール

大井 宗太郎

キャリアコンサルタント、学校講師、デートDVファシリテーター

ファッション業界に20年勤務のち、経営コンサルタントとして独立。労働者ファーストのコンサルティングが信条。

LGBTについてのセミナーは2015年より行っている。

セミナーではキャリアコンサルタントの視点から、LGBT当事者の話を聞いたうえで、一人の人間としてどうするべきかと語っている。

 

 

大井先生

 

今回のセミナーは、座学だけではなく

ワークショップ形式になっています。

 

 

ワークをとおして、

頭で理解

心で理解

気持ちに寄り添うこと

を目指します!

 

 

 

 

その一環として、今日は

自分の名前を異性の名前に変えて呼び合いましょう。

 

 

 

ぽろみさん、あなたは“コウジさん”です。

自分の性と、まわりから名前を呼ばれる性が一致しない気持ちを体感してみてください。

 

 

 

 

ワークでLGBTについて考える

 

 

ワークでは、

自分の家族がLGBTだったと知ったとき、どうするか?ディスカッションしました。

 

 

ワークの内容を一部公開すると…

 

チェック自分の弟が事故などで病院に運ばれたときに来ていたパートナーが、男性だったらどう感じるか

 

チェック田舎に住む母に、弟のパートナーをどう紹介する?

 

 

などです。

もし、自分だったらどうしますか?

 

 

 

当日はワークを通して、

自分がLGBTの人たちとどう関わるか

現実的に考えられる機会になっていました!

 

 

 

企業や社会のLGBTへの取り組み

 

私たちが個人としての理解を深めると同時に

たくさんの社会的な取り組みもなされているんだそうです!

 

 

 

例えば、

 

外資系企業では、一年以上の同居など

一定の条件付きではありますが

 

チェックパートナーが福利厚生を受けられる

チェック会社がパートナーの国民健康保険の相当額を負担する

チェック同性カップルにも、結婚祝い金が出される

チェック介護休暇を与える

 

などの待遇を受けられるようになりました!

 

 

また企業の管理職むけには

理解を深める研修もなされています。

 

 

 

社会的な取り組みとしては

LGBTなどの人向けの結婚相談所や、

結婚式場も増えてきています。

 

 

東京都江戸川区のお寺では

LGBTのパートナーたちの要望に応えて

一緒に入ることができるお墓も

作られているのだそうですよ!

 

 

 

 

 

2018年の10月の東京都議会では、

LGBTなど性的マイノリティへの

差別禁止を盛り込んだ

人権尊重条例案が可決、成立。

 

 

 

海外では、書類の性別を記載する欄に

男・女のほかに、その他が用意されていたり、

そもそも性別を問わない書類も多いのだそうです!

 

 

 

LGBT支援はどうすればできる?

 

まず、LGBT支援の悪い例は、

どうして?なぜ?と問い詰めること。

 

それは言わないほうがいい、

などと口止めをすること。

 

趣味でしょ?なおせば?

などとアドバイスをすること。

 

アウティングすることです。

(※アウティング LGBTなどに対して、本人の了解を得ずに、公にしていない性的指向や性同一性等の秘密を暴露する行動のこと。)

 

 

 

大切なことは、

驚かず、落ち着いて聞くこと。

相手を理解した気になって、決めつけないこと。

何に困っているのかに気づくことです。

 

 

 

 

LGBT支援の方法はたくさんあります。

 

 

まず、アライ(Ally)として

活動することもよい支援となります。

 

アライとは、LGBT当事者たちに共感し、

寄り添いたいと思う人たちのことを指します。

 

 

私はアライです、と

態度や言葉で表現することもできますし

名刺にアライマークを入れたり

ステッカーを貼って表す人もいますよ!

 

 

 

 

ほかにも当事者の人たちと交流したり

イベントやパレードへ参加するのもよいですし

映画や本、ドラマで学ぶこともできます。

 

 

 

パワハラ、セクハラなどと同様に、

SOGIハラスメントのない世の中を

私たちがつくりましょう。

 

 

男らしく、女らしく、ではなく

『その人らしさ』を認めることができ

カミングアウトができる社会を作ることが大切です!

 

 

 

 

 

今回のLGBTセミナーを主催した

中山アカデミーでは、

 

働く人の援助を行う専門家として

活動したい人を応援しています!

 

 

■株式会社中山アカデミー公式HP

https://nakayama-academy.net/
 

■アメーバブログ

https://ameblo.jp/santeplus
 

■女性の新しい働き方委員会

https://ameblo.jp/hatarakikatakakumei/