MARK AKIYAMAのブログ -4ページ目

揺れ動く日本語 「半端ない」(3)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。
今月は「半端ない」(3)です。

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(前回からつづく)
どうしてこのような連想をしてしまうかというと、
「半端ない」を聞いたり見たりすると、「半端{では、
じゃ}ない」の省略ではなく、「半端がない」の省略
だと勘違いしてしまいがちだからだ。
格助詞の内、「が、を」は
 ・うなぎ{が、を}食べたい。 ⇒うなぎ、食べたい。
 ・原発の稼働を阻止しよう。⇒原発の稼働、阻止しよう。
と省略しても意味が通じることが多い。
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お時間があれば、この続きは
http://www.rosetta.jp/yure_japa/
で、お読みください。

揺れ動く日本語 「半端ない」(2)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。
今月は「半端ない」(2)です。

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(前回からつづく)
 元々の「半端ではない」は二通りに解釈できる。
1)あいつのジャズに関する知識は半端ではない。
のひとつの解釈は
  A: 半端に持っている知識以上のことをよく知っている
である。
「中途半端」という言葉があるが、その「中途ではなく、
それを上回っている。」という意味だ。
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お時間があれば、この続きは
http://www.rosetta.jp/yure_japa/
で、お読みくださると幸いです。

揺れ動く日本語 「半端ない」(1)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。
今月は「半端ない」(1)です。

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・あいつのジャズに関する知識は半端ない。
などと使う。元々は「半端ではない」と言われていたのが、
21世紀に入るころから、「半端ない」と省略されるように
なった。他の多くの新表現と同様、テレビでの芸能人によ
る多用により、話し言葉だけでなく書き言葉にまで使われ
るようになった。
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揺れ動く日本語 「粛々(と)」(2)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。(毎月15日更新)

今月は「粛々(と)」(2)です。

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 「サクサク」は擬音語だが、「しゅくしゅく」は
擬態語というのが筆者の直感である。 今、前者を
カタカナで、後者をひらがなで書いたのにはその意
識が働いてる。しかし元々「粛々」も擬音語として
使われていたのだ。
前述のように、「粛」のかんむり部分「聿」(シュク)
が音を表しているからだ。
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揺れ動く日本語 「粛々(と)」(1)


出版社ロゼッタストーンのサイトで、エッセイ「揺れ動
く日本語」を連載しております。(毎月15日更新)
今月のテーマは「粛々(と)」(1)です。

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2015年4月、米軍普天間基地の辺野古への移設工事を巡って、
菅(すが)官房長官が「法的措置は済んでおり、粛々(しゅくしゅく)
と進める」という内容の発言をし、移設反対派の沖縄県・翁長
知事の怒りを買った。
「『粛々と』という表現は上から目線だ」とした。「上から目線」
は比較的新しい表現だが、このような「粛々」の使い方も長い
日本語の歴史から見れば比較的新しいというのが定説である。
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