MARK AKIYAMAのブログ -3ページ目

揺れ動く日本語 「ゲス」(2)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ
「揺れ動く日本語」を連載しております。
(毎月15日更新)
今月は「ゲス」(2)です。
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そもそも、「げす」とは、身分、素性が卑しい人を指す言葉だ。
形容動詞(げすだ。)に転じて、卑しい様を表すことになる。
戦後、皇室を除く身分制度の廃止と一億総中流化の風潮、その
後のマイノリティの人権尊重の時代になるに従い、表だって使
われない言葉になっていた。
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お時間があれば、この続きは

http://www.rosetta.jp/yure_japa/

で、お読みくださると幸いです。

揺れ動く日本語 「ゲス」(1)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ
「揺れ動く日本語」を連載しております。
(毎月15日更新)
今月は「ゲス」(1)です。
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2016年前半は
・育休中にゲス不倫が発覚した宮崎謙介氏、(週刊文春)
 というような表現が目についた。
ゲスの極み乙女。というJ-POPバンドメンバーの川谷(かわたに)絵音(えのん)とベッキー
による交際を週刊文春が報道した後追いで、次々と有名人の不倫が暴
かれた。その報道の際、名前や行動に「ゲス」を接頭辞として付加す
る表現が定着してしまったのだ。
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揺れ動く日本語 「未来と将来」(2)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」を
連載しております。(毎月15日更新)
今月は「未来と将来」(2)です。

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(前回からつづく)
 そもそも、「未」は助字(じょじ)と呼ばれ、漢文訓読の際、次の漢字を読んでから
戻ってきて「いまだ~せず」と読まれる。
   ・未嘗敗北 (未(いま)だ嘗て(かつ)敗北せず)
「未」の字の中に否定の意が含まれている。つまり、「未来」は、まだ当分来
ないのだ。国文法でお馴染みの「未然形」も然り。「まだしからず」なので、
たとえば「書かず」(古語)、「書かない」(現代語)の活用形を指す。
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揺れ動く日本語 「未来と将来」(1)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。(毎月15日更新)
今月は「未来と将来」(1)です。

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2015年1月、夜行スキーツアーのバス事故により、
大学生が亡くなった事故で、
     ・13人の未来ある大学生が犠牲になった。
というような表現の報道が目立った。
筆者の感覚では、このような場合、「未来」ではなく、
「将来」を使いたいのだが、最近は「未来」が使われ
ることが増えた。
他に転職サイトDODA(デューダ)の広告に、
     ・いきたい未来がある~転職ならデューダ
というのもある。
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揺れ動く日本語 「ご版に行く」(2)

出版社ロゼッタストーンのサイトでエッセイ「揺れ動く日本語」
連載しております。(毎月15日更新)
今月は「ご飯に行く」(2)です。

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・(前回から続く)
 また、メンバーによっては「ご飯に行った」としても、
実質は「(酒を)呑む」のが主体になることも多い。
特に女子会のような場合、実際は「呑む」であっても、
「ご飯に行行く」表現の方が使われることが多い。男女
同権の意識が進んだ現在ではあるが、やはり女性メンバ
ーだけで酒が目的だと、どうしても軽い罪悪感があるか
らだ。
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