命のこと  

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1年前のブログを読み返して

 

「命の尊さ」を改めて感じている私です。

 

いつか書かなくてはと思いながら なかなか踏み出せなかったのですが

 

ちょっと書いてみようと、ウイリアムに背中を押されて 思いました。

 

 

 

実は、昨年の12月28日。

 

伊豆で、足元が滑り 高さ6メートルの崖から転落してしまいました。

 

コンクリートの坂道に頭と背中を強打しました。

 

現場の状況と救急車内でのお医者様の判断で

 

大腿骨、脊髄、肋骨の骨折、頭部内出血の疑いがあると告げられ

 

ドクターヘリで 大きな病院に搬送されました。

 

頭にアンパンのような瘤が出来て、口から血が出ていたけれど

 

自分でも、何が起きてしまったのか なかなか理解できなくて

 

がんじがらめに固定されたヘリコプターの中で

 

「犬猫の晩御飯までに帰りたいので、ヘリコプターは乗りたくない」と訴え 

 

お医者様に「これから手術かもしれないのよ。あなたが元気で生きていなければ

 

ワンチャンや猫ちゃんが悲しむでしょう」と言われました。

 

まるでドラマか映画のように ストレッチャーに乗った私を ものすごいスピードで看護師さんたちが

 

救急病棟まで運んでくれました。

 

 

骨は、一つも折れていませんでした。

 

レントゲンを見た若いお医者さんが叫んだ「折れてない!!」という声が、今も忘れられません。

 

脳内の出血もありませんでした。

 

「普通は、半身不随か死。  。。。ラッキーだったね。」長老のお医者様に、ぽそっと言われました。

 

 

 

私自身、実際に起きた事をなかなか理解できず、

 

事故から1週間以上経過したある日、突然 起き上がることができなくなってしまい

 

その時始めて、事の大きさを 脳が理解したようでした。

 

今はただ、「何か目に見えないたくさんの力に助けて頂いた」という言葉しか思いつきません。

 

 

 

 

今の私は、さすがに体じゅう痛いのですが 日常生活を普通に送ることができます。

 

お正月を挟んで、東京に戻ってから 改めて精密検査をいろいろやりました。

 

先日、最終的なMRIの結果も出て、大丈夫と太鼓判を押していただきました。

 

心配無用です。

 

秋にある舞台に向かって、春までには完全回復を目指し治療に励んでいます!

 

 

 

なんか。。年末あたりから私が書くブログの内容が ちょっとおかしいな。と思われていた方もいらっしゃったかもしれません。

 

いたずらに ご心配をおかけしたくなくて とにかく全ての検査でマルをいただくまでは

 

お知らせするべきではないと思っていました。すみません。

 

 

 

2018年12月28日11時25分。  風もない きれいな青空の昼間。

 

紙一重で臨死体験、いや 死んでいたかもしれなかったこと。

 

 

 

全てが奇跡のように、ラッキーな偶然が重なっていて

 

例えば、落ちた体の方向が反対であれば、いや、10センチ角度がずれていても死んでいたかもしれません。

 

若い頃、舞台で高い所から飛び降りるシーンなんかあったりして

 

スタントマンの方に、安全で受け身の落下の仕方を教えて頂いたりして

 

もしかしたら、咄嗟にそれをやっていたのかもしれません。

 

 

 

 

事故からちょうど1ヶ月。

 

変わったことといえば。。。

 

「生きている」ということが、こんなにも ありがたくて 奇跡のようなことで 素晴らしいことなのだと

 

日々、実感してしまうところです。

 

駅前の埃っぽくて薄暗いガード下を歩いている時でさえ、

 

「ああ。もう1回、ここを歩いている。」と、幸せを感じます。

 

朝、目が覚めた時、「ああ、今日も生きて1日が始まる」と ありがたく思います。

 

私の家族(マル、モモ、くり、ひな、ガブリエル)のいる部屋に、自分がいられるだけで本当に本当に幸せです。

 

 

 

世の中の暗いこと、苦しいこと、腹の立つこと、嫌なことを見たらキリがないけれど、

 

同じ時間に、平凡で当たり前の日常が、実はキラキラ輝いている事も忘れないでほしいです。

 

生きていたら、「こんなに辛いのなら死んでしまった方が楽だ」と 思うようなことが

 

時々 やってきます。

 

私も そうでした。

 

でも、今回のことで本当に感じました。

 

今、生きている。っていうことは、誰しもが奇跡であり 神様の恵みであり すごいことなのだ。と思います。

 

誰しも、明日、生きているという保証はどこにもありません。

 

だから、今を。今日を。思い切り精一杯 生きること。

 

それだけで、十分なのではないかな。

 

嬉しいことなんかなくても、誰かに叱られても、失敗しても、ひどいことをされても、

 

生きている っていうだけで 誰しもが100点満点だと思います。

 

 

落下する3日前、空に十字架が写っていました。

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昨日の私。

 

たくさんの目に見えない力に支えられていることを感じます。

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スピリチュアルな体験もいろいろしたのですが

 

また機会があったら書こうかな。と思います。(頭ぶつけちゃったから?なんて思われちゃうかもしれないので w)

 

 

 

 

私の、今回の事故を経て感じたことが

 

誰かの役に立ってくれたら、と思います。

 

私は、「自分にしかできないこと」を 一生懸命 発信していこうと思っています。

 

それが、「生かされた」理由だと思ってます!