続・奥様はベトナム人 -27ページ目

続・奥様はベトナム人

ベトナム人の妻と協力しながら、外国人技能実習生や特定技能などの外国人労働者受入に関して、監理団体や送出し機関、それから技人国などの情報を提供していきます。

 

 

 

 

 こういう記事を読む度に、外国人労働者の問題の本質を本当に見抜いていないなと実感いたします。移民を受け入れるかどうかの議論なしに、どうしてこういう風に既成事実を作りにいっているのか、結局そこに日本政府のご都合主義が垣間見える気がします。

 

 特定技能はもともと成立のときから問題ある制度です。各省庁間の事前の打ち合わせもなく、外枠だけ作って中身は後からで、受け入れ人数だって国会で野党の突き上げがあったので、急遽作り上げた数字であり、送出し国から何が始まったのかわからず、ベトナムでは全くやる気のない制度でございます。

 

 だいたい無制限にしても、同じ会社にずっといるわけではありません。日本人若者の就労で一番の問題は定着率にもかかわらず、外国人がちょっとでも転職するようになれば、あえて言葉の不自由な外国人を使う理由にならないでしょう。

 

 技能実習制度も本音と建前の制度ですから、廃止だーとわめく一部の人権派の意見も私は全面的に否定するつもりはありません。そもそも制度に矛盾があるからこそ、その隙間をぬって様々な問題が発生するわけですから、やっぱり今後外国人労働者とどう向き合っていくのか、日本人の中で意見を戦わせなければいけないと思います。

 

 どうせ無制限といいながらも、後からいろいろとやっかいな要件をつけてくると思います。この国は本当に後出しじゃんけんが大好きで、衆議院選挙も終わればまた元の通りに、緊縮財政を盾にコロナ禍で苦しんでいる国民を救わないでしょう。私たちも何度自民党を含め政治家に裏切られているのか、特に高齢者の皆様は気づかないとダメだと思います。

 

 移民に関しては、移民政策のトリレンマということがあります。移民を受け入れ、国民の自由、安全な国家の3つは同時に2つまでしか成立させることはできないということです。ヨーロッパで起きている移民政策の失敗を私たちは学ばなければなりません。外国人を受け入れることによって、日本社会としてどういう問題が発生するのか、すでに日系ブラジル人等の受け入れで今何が起きているのか、そのことに関して日本政府として何を学んだのでしょうか?

 

 すべてが中途半端なのです。それによって様々な迷惑を被るのは一緒に生活する国民であり、そして来日する外国人労働者です。このままではお互い対立と憎しみを生み出す方向にしかいきません。そりゃそうでしょう。いい加減気づいて下さい。育っている環境も教育も価値観、宗教も政治的信念も違うのですよ。まずは互いの違いを認め、理解し合わなければなりませんが、それだって一長一短でできることではないのですよ。

 

 単純にゴミの出し方一つ、地域でのコミュニケーション一つ、仕事への取り組み方一つ、全部違います。そして、中国人、韓国人、フィリピン人、ベトナム人、タイ人、インドネシア人、ネパール人、スリランカ人、インド人、アメリカ人を始めとした西洋の人々、全部考え方も価値観も違います。郷に入らずんば郷に従えというわけにはいかず、民度の違いもあり、そういう人たちがごちゃごちゃになって、日本で働くということになったとき、日本で働くためのルール作りをしておかなければ、混乱するのは当たり前でしょう。それが移民政策であり、移民法なのです。そして、外国人を受け入れるために日本として、何を得て、何を捨てなければならないのか、その覚悟を決めなければならないと思います。

 

 覚悟もなしに外国人を受け入れるなかれ!

 

 今の日本のやり方が一番悪い状況です。国民が外国人労働者を覚悟もなしにただ仕事ができるから、安いから、言うことを聞くからといって受け入れ、そのリスクをきちんと理解していません。今は毎日ベトナム人の犯罪報道が流れない日はないでしょう。大量に受け入れれば、どんなにしっかり面接をして受け入れようとしていても、必ず穴は出てきます。その中にはベトナムでも悪い人間が入ってくるでしょう。彼らが起こす犯罪に巻き込まれても、それは受け入れた側のリスクとして許容しなければなりません。

 

 それが嫌なら、外国人を受け入れずに日本人だけで今後生活していくのかの選択をしなければならないのです。

 

 そういう議論をすぐにでもしなければならないのです。

 

 結局ね、日本政府は逃げているのです。外国人を受け入れることによって、生じる責任は取りたくないのです。ですから、あえて技能実習制度とか特定技能とか、責任逃れの法律を作り、形だけ受け入れるようにして、そこで起きた問題はすべて受け入れた民間に取らせようとしています。本来ならば、少子高齢化を迎えた日本として、この外国人労働者問題は国策として今後の日本の行く末を決める大事なことです。

 

 農業や建設に起きている人手不足は、今後の日本の安全保障にも関わる重要な事ですよ。誰が私たちの食料を生産しているのですか?誰が災害などが発生しないようにインフラ整備をしているのですか?

 

 今、あなた方の便利な生活を一体誰が支えているのですか?

 

 この国の在り方すら変えてしまうかもしれないことなのに、どうしてきちんとした議論をしないのでしょうかね。もう本当に私は呆れてしまっているのです。

 

 

 

 

 

 

 

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 一応とんでもなく使えない入国緩和も始まりましたし、これから帰国困難での在留資格の更新ができなくなる以上、雇用維持支援などで在留期限を延長していた実習生たちが、そろそろ延長ができなくなる時期に入ってきました。

 

 さあ、果たして延長ができなくなった実習生たちは無事帰国するのでしょうか?

 

 答えは 否 です。

 

 ということは、これから失踪が数多く発生するということです。また、現在ベトナムではコロナウィルスの感染拡大が再び始まりつつあるので、今帰国したとしても仕事がない。ベトナムの今後の見通しがつかない以上、実習生たちがおとなしく帰国するわけがない。となれば、失踪するしかございません。

 

 まあ、失踪してそれなりの会社で仕事ができればまだしも、現在できつつあるベトナムマフィア(いわゆるベトナムコミュニティの半グレ連中)の中に入ってしまったら、それこそ治安悪化に繋がる犯罪が多数発生する危険性も出てきます。すでに外国人犯罪の多くはベトナム人ということで、ニュースにならない日がないぐらい、報道が出ております。

 

 本当に真面目に生活している在日ベトナム人にとっては、迷惑な話ですが、これだけ質の悪いベトナム人を大量に入れてしまえば、治安が悪くなるのも必然だと思います。

 

 今考えてみると、2017年あたりから技能実習生の需要が急激に拡大し、特にベトナムからの受け入れが大変多くなりました。中国人の技能実習生の質の低下が問題とされ、ポスト中国としてベトナムがクローズアップされた頃、働くベトナム人実習生の質は本当によかったと思います。ただ、当初から手数料の問題はありました。これは中国から続いております。

 

 中国での手数料の話を以前聞いたことがありました。技能実習生ではありませんが、技能という在留資格で招へいする料理人の場合、日本での給料が30万越えで、手数料は250万円。中国人ブローカーに60万、日本人ブローカーに90万、VISAを発給する大使館の賄賂として100万という話でした。ですから日本人ブローカーは年間10人ほどの料理人斡旋を行えば、900万の手数料が入ってきます。右から左へ人を動かすだけでこれだけ入ってくるわけです。そりゃ儲かりますよね。今ではここまで取れないようですが、15年ほど前ぐらいはこのぐらい当たり前だったそうです。(あくまでも某日本人ブローカーから聞いた話です)

 

 中国人技能実習生からベトナム人技能実習生へのシフトは、2011年の尖閣問題から波及した中国の反日運動からだったように思えます。中国へ進出した日系企業への暴動を目の当たりにした日本の社長さん達が、中国に対しての不信感を募らせたのもありますし、2010年に施行された国防動員法でもし尖閣で有事が発生した場合、在日中国人によるテロ行為の可能性も否定できないため、中国人の採用を躊躇したという部分もあると思われます。また、経済的に豊かになり始めた中国から、実習生として日本に行かなくなったという要因もあります。

 

 日本が中国からベトナムへシフトが始まったので、中国の送出し機関はベトナムに新たな送出し機関への投資を始めました。外資規制でベトナムでの送出し機関を直接運営することはできませんが、ベトナム人と協力することにより、裏でベトナムの送出し機関を管理する方法を取りました。そのとき、中国での手数料の取り方をそのままベトナムはまねて行いました。送出し機関の運営方法、それから日本人への対応、キックバックの仕方、夜の接待等も含めて、送出し機関の教育に軍隊形式を取り入れたのは中国からの受け売りだと聞いています。ハノイの送出し機関には結構裏で中国人が絡んでいると噂も耳にしております。

 

 えげつない手数料の金額を取るのは、やっぱり共産国だからでしょうか?私も一番最初に面倒を見た実習生たちの手数料は保証金を含めて150万円。1年目は研修生だったので、研修手当として彼らに渡されたお金は64,000円でした。確か残業手当は600円程度。研修生は残業できないので、タイムカードを2枚に分け、偽装するのは当たり前。その当時なら、人権派が奴隷制度とわめくのは、十分理解できたと思います。面倒見ていた私ですらも、酷いなと思ったほどです。それでも所得格差が10倍に近かったため、ベトナムから日本へ働きに来る価値はあったのです。

 

 だから昔を知る者として、今の技能実習がどれだけ改善されたのかがわかるだけに、この制度を上手に活用して行く方が良いと思っているのです。決して国も手をこまねいていたわけではないと思っております。まだまだ改善は足りないけれども、少ない予算の中でよくここまでやっていると思いますよ。

 

 さて、だいぶ話が脱線してしまいましたが、これから間違いなく失踪がたくさん増えてくるでしょう。私は駆け込み寺等で助けた実習生たちが失踪していく姿を見ることになると覚悟をしておりますが、正直な話、それで良かったのだろうかと考えてしまいます。

 

 確かにブラックと思われる酷い会社があることも事実です。ベトナム人だけではなく、日本人にとっても酷い会社ですが、人を人と思わない、従業員を奴隷のように扱う社長もおります。そういう会社に運悪く当たってしまった実習生は本当にかわいそうです。ですから、そういう子をアホな経営者に代わって支援をしていくのは、日本人として当然だと思います。

 

 しかし、一方では、折角支援をしてくれた人たちに対して、あたかも助けることが当然であると思い、今は新たな実習生たちが入国できず人手不足になっていることを盾にして、権利ばかりを主張し、傲慢になっている実習生達がいることも事実です。

 

 こういう実習生は決して帰国せず、日本に残ると思います。

 

 これからしばらく技能実習のみならず、外国人に関しての様々な事が報道され、いろいろな事が議論され、批判されて行くことでしょう。このコロナ禍で生じた入管法の特例処置は今後大きな問題を起こす危険性が十分あります。それを考えると、本当に気が重くなります。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 来年の春には技能実習制度の改正が行われるという話があります。肯定派も反対派もそれぞれ言い分はあると思いますが、結局「移民」を受け入れるかどうかの議論をしなければ、この制度をどうするかという話にならないと思っています。

 

 「移民」を受け入れないという前提で作られているから、結局「技能実習」という建前を使わざるを得なくなっています。わざわざ技能実習計画なるものを作り、あたかも技能実習をやっているという形にしています。でも、よく考えてみて下さい。彼らがやっている仕事が3年にもわたって実習しなければならないほど、大変難しいお仕事なのでしょうか?

 

 一部熟練が必要なお仕事もございますが、大半の実習生は非熟練作業であり、せいぜい1ヶ月もやればできる仕事です。それをご大層に基礎2級などといった資格に格上げして、技能試験なるものを行い、技能を学んだとさせているのがこの技能実習制度の現実です。

 

 ですから、職種違いで違反だと騒いでいても、そもそも制度自体が「移民を行わない」という国家ぐるみの詐欺行為を合法化させるものですから、何が違反だと思いっきり言いたくなるのです。そういう意味ではこの制度はアウトです。

 

 しかし、そうは言ってもこの制度を使い、貧困から脱出した元実習生はたくさんおります。成功している実習生もしくはまあまあ満足している実習生たちは、あえて大きな声を出して良かったとは言いません。ただ、何十年にもわたってこの制度を通じて、最初は中国人、そして現在は東南アジアの若者が日本に来て、母国では稼げない大金を短期間で稼ぎ、人生を変えていったからこそ、この制度は継続していると言えると思います。

 

 借金がーとか奴隷制度と言ったところで、当の実習生たちは首をかしげるだけです。手数料を高く取られようが、その分、投資した分の見返りがあれば、人権侵害云々など関係ないのです。せいぜい豊かだと錯覚している日本人が、上から目線で「この技能実習制度がーー」と騒いでいるとしか私には思えない。アホな野党が「モリカケがー、サクラがー」と騒いでいる状況に似ておりますよ。

 

 技能実習法も成立し、外国人技能実習機構もあり、10年前から比べれば格段に実習生の人権は守られております。一部アホな会社がまだいろいろとやらかしておりますが、これは随時摘発すれば良いこと。一部のアホたれのために長年培ってきたこの制度を今更廃止する必要はないと思います。

 

 ですから今度の改正はぜひ建前である「技能実習」なるものをもっと現実的な労働力としての受け入れになるように変えればいいと思っております。それと同時に移民をどうするのかをしっかり議論していただきたいと思います。

 

 いやいや技能実習制度は廃止しても特定技能があるから、こちらでの受け入れをすれば良いという一部人権派の方がいらっしやるようですが、特定技能もアウトです!

 

 たぶんこの特定技能は技能実習制度よりも酷い状況を生み出します。だから技能実習制度をやめて、特定技能と言っている方々は現場を知らないと私は判断します。日系人などの外国人派遣と同じ問題を特定技能は起こします。それは技能実習法で守られた実習生よりも転職で自由になった分、1年での契約打ち切りや解雇もあり得るということです。登録支援機関は監理団体と全く性質が違います。特定技能外国人を守る立場ではありません。この辺もわかっていない方が多いです。

 

 私は移民政策を話し合った方が良いと以前から申し上げていますが、日本の一番ダメなところは議論を戦わせず、気がついたら変わっていたということが多いのです。議論をすれば喧々諤々になるのは当然ですが、移民を受け入れないと言っていながら、今日本は移民大国になっています。これっておかしな話でしょう。外国人を受け入れるなら、受け入れるなりの法律や制度を作り、日本に来た外国人が日本人と同様に幸せな生活が送れるようにすることは必須でしょう。また移民を受け入れないのなら、これから続く少子高齢化をどう克服し、労働力不足を改善するために知恵を絞ってAIを使った新たな社会の構築に全力を傾けなければならないでしょう。

 

 それを中途半端にして、どっちつかずにしていること。これは結局政府が金を使いたくないからだと私は思っています。ここにも緊縮財政の弊害が明らかに現れていることをどうか気づいて欲しいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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