【技能実習】技能実習という名の移民政策 | 続・奥様はベトナム人

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ベトナム人の妻と協力しながら、外国人技能実習生や特定技能などの外国人労働者受入に関して、監理団体や送出し機関、それから技人国などの情報を提供していきます。

 

 

 来年の春には技能実習制度の改正が行われるという話があります。肯定派も反対派もそれぞれ言い分はあると思いますが、結局「移民」を受け入れるかどうかの議論をしなければ、この制度をどうするかという話にならないと思っています。

 

 「移民」を受け入れないという前提で作られているから、結局「技能実習」という建前を使わざるを得なくなっています。わざわざ技能実習計画なるものを作り、あたかも技能実習をやっているという形にしています。でも、よく考えてみて下さい。彼らがやっている仕事が3年にもわたって実習しなければならないほど、大変難しいお仕事なのでしょうか?

 

 一部熟練が必要なお仕事もございますが、大半の実習生は非熟練作業であり、せいぜい1ヶ月もやればできる仕事です。それをご大層に基礎2級などといった資格に格上げして、技能試験なるものを行い、技能を学んだとさせているのがこの技能実習制度の現実です。

 

 ですから、職種違いで違反だと騒いでいても、そもそも制度自体が「移民を行わない」という国家ぐるみの詐欺行為を合法化させるものですから、何が違反だと思いっきり言いたくなるのです。そういう意味ではこの制度はアウトです。

 

 しかし、そうは言ってもこの制度を使い、貧困から脱出した元実習生はたくさんおります。成功している実習生もしくはまあまあ満足している実習生たちは、あえて大きな声を出して良かったとは言いません。ただ、何十年にもわたってこの制度を通じて、最初は中国人、そして現在は東南アジアの若者が日本に来て、母国では稼げない大金を短期間で稼ぎ、人生を変えていったからこそ、この制度は継続していると言えると思います。

 

 借金がーとか奴隷制度と言ったところで、当の実習生たちは首をかしげるだけです。手数料を高く取られようが、その分、投資した分の見返りがあれば、人権侵害云々など関係ないのです。せいぜい豊かだと錯覚している日本人が、上から目線で「この技能実習制度がーー」と騒いでいるとしか私には思えない。アホな野党が「モリカケがー、サクラがー」と騒いでいる状況に似ておりますよ。

 

 技能実習法も成立し、外国人技能実習機構もあり、10年前から比べれば格段に実習生の人権は守られております。一部アホな会社がまだいろいろとやらかしておりますが、これは随時摘発すれば良いこと。一部のアホたれのために長年培ってきたこの制度を今更廃止する必要はないと思います。

 

 ですから今度の改正はぜひ建前である「技能実習」なるものをもっと現実的な労働力としての受け入れになるように変えればいいと思っております。それと同時に移民をどうするのかをしっかり議論していただきたいと思います。

 

 いやいや技能実習制度は廃止しても特定技能があるから、こちらでの受け入れをすれば良いという一部人権派の方がいらっしやるようですが、特定技能もアウトです!

 

 たぶんこの特定技能は技能実習制度よりも酷い状況を生み出します。だから技能実習制度をやめて、特定技能と言っている方々は現場を知らないと私は判断します。日系人などの外国人派遣と同じ問題を特定技能は起こします。それは技能実習法で守られた実習生よりも転職で自由になった分、1年での契約打ち切りや解雇もあり得るということです。登録支援機関は監理団体と全く性質が違います。特定技能外国人を守る立場ではありません。この辺もわかっていない方が多いです。

 

 私は移民政策を話し合った方が良いと以前から申し上げていますが、日本の一番ダメなところは議論を戦わせず、気がついたら変わっていたということが多いのです。議論をすれば喧々諤々になるのは当然ですが、移民を受け入れないと言っていながら、今日本は移民大国になっています。これっておかしな話でしょう。外国人を受け入れるなら、受け入れるなりの法律や制度を作り、日本に来た外国人が日本人と同様に幸せな生活が送れるようにすることは必須でしょう。また移民を受け入れないのなら、これから続く少子高齢化をどう克服し、労働力不足を改善するために知恵を絞ってAIを使った新たな社会の構築に全力を傾けなければならないでしょう。

 

 それを中途半端にして、どっちつかずにしていること。これは結局政府が金を使いたくないからだと私は思っています。ここにも緊縮財政の弊害が明らかに現れていることをどうか気づいて欲しいと思っております。

 

 

 

 

 

 

 

 

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