【技能実習】メンタルに来る年明け | 続・奥様はベトナム人

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ベトナム人の妻と協力しながら、外国人技能実習生や特定技能などの外国人労働者受入に関して、監理団体や送出し機関、それから技人国などの情報を提供していきます。

 

 

 5日に日本に帰国しましたが、今年は年明け早々から、石川県の地震や羽田の日航機事故、それから通り魔的な事件や火災など、なんで新年早々こんなにいろいろ起こるの?ぐらい、様々な災害や事故、事件で始まった新年でした。海外でこのようなニュースに触れると、やっぱりメンタルに来ますね。思わず日本に帰りたくなくなりました。

 

 そう考えると、ベトナムホーチミン、自然災害の少ない地域で、正直羨ましいですね。暑いですが、この時期は乾季なので、結構カラッと晴れる日も多かったです。道路事情などで少しイライラすることもありますが、日本に比べておおらかな国であることは間違いないです。日本がどれだけストレス社会なのか、ベトナムに来ると本当にわかります。朝の6時からガンガンカラオケが鳴っていようと、さほど気にもなりません。うるさいけど、まあいいんじゃないの、ぐらいの感覚ですね。

 

 とはいえ、やはり日本に来る実習生たちには、少しでも日本のルールというか、暗黙に流れる同調圧力を理解しておかないと、精神的にやられてしまうので、その辺の説明はしておきますが、今回日航機事故については、実際の機内の様子なとのVTRを見てもらい、どうして全員が無事脱出し、助かったのかを知ってもらおうと、特別に授業を行いました。

 

 

 「どうして助かったか、わかる人はいますか?」

の問いかけに

 「ルールを守ったから」

 「何のルール?」

 「・・・・」

まあそんな話になると思ったのか、ルールを守ると答えが返ってきました。

 

 今回大切なのは、CAの指示に従って、自分勝手な動きをしないことでした。そして、そのことは日本の会社にも当てはまるので、会社で決められたルールを守ることの大切さを話しました。最近口酸っぱくして話していますが、このような具体的な事故の例は彼らの教育に本当に役に立ちますね。

 

 一人でも荷物を取り出したり、勝手に非常口を開けようとしたり、席を立って我先に逃げようとしたりすれば、間違いなく全員が助かることはなかった。CAさんも素晴らしかったし、乗っているお客さんも素晴らしかった。ルールを守るとは、自分の命と他人の命を助けること。どうかそれをわかってくださいと実習生たちに話しました。神妙な顔つきで皆さん聞いておりました。

 

 さて、いろいろな事が起きている2024年ですが、どうか今年は良い年になるように願わざるを得ません。能登半島の復興はかなりの時間がかかると思います。私も昔一度車で能登半島一周をしたことがありますが、本当に自然険しい環境であったと記憶しております。あそこまでインフラを含めて、破壊されてしまうと、その後の復興は大変な道であるだろうと容易に想定ができます。それでもなんとかしようともがくのが人間でありますが、再び被災者のふるさとが息を吹き返すことを願おうと思っています。簡単に頑張れとは言えませんが、私は私なりの応援をしていきますね。

 

 それでは今年もよろしくお願い致します。ベトナムはこれから旧正月(テト)に向けて、日本で言う師走のような感じになっていきますが、テト前にいくつかの面接が入っているので、また17日からベトナム出張を予定しております。

 

 

 

 

 

 

 

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