【雑談】父が亡くなりました | 続・奥様はベトナム人

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 7月11日午前9時7分、病院で父が息を引き取りました。享年75歳。肺がんでの闘病の上での死去でした。あーあ、来るものが来たか。いつかはこの日を迎えることになるとは思っていましたが、実際になってみると、やはり寂しいものです。

「人間、死んだら終わりだ!死後の世界はあるわけがない!」

と豪語していた父ですが、亡くなってどうですか?すべて灰になってなにもかも無くなりましたか?抗がん剤で食欲が落ち、母から食べてと言われても、食いたくないから食べない!と言って、結局体力が落ちてしまい、最後は衰弱して亡くなりましたが、今後悔していることでしょう。もう少し身内の話に耳を傾けてもよかったと思います。

 

 私は死んで終わりだと思っていなく、輪廻転生を信じている者ですが、やはり人は死を目の前にしたときにその人の真価が問われるものだと感じました。死んでおしまいと思う人にとって、死は恐怖でしかありません。だからきちんとした別れの言葉をかけることが出来ませんでした。もしそれを言えば、自分はもうじき死ぬんだと思い、父の怯えを招くことになってしまったからです。私は母の連れ子であり、実質父とは血が繋がっておりません。だからこそ、ここまで育ててくれた父に対して、感謝の気持ちを生きているうちに伝えたかったのです。

 

 昨年新たな事業も失敗して、今必死で立て直しをしているところです。相当心配はしていたと母から聞いております。まあ事業に失敗しても、それで命を取られることもありませんので、また一から立て直せばいいのですが、この年になってもまだいろいろと苦労をしている私の姿に、父としても思うところがあったのだと思います。

 

 父が亡くなったことをあまり告知せずにいましたが、それでも多くの方々が通夜と告別式に参列されました。父はたくさんの友人がおり、そしていろいろと面倒を見ておりました。その結果なのだろうと思います。私には父のような友人はほとんどおりません。羨ましいなと思いましたね。

 

 6年前にベトナムへ旅行に連れて行ったことを本当に喜んでおりました。少しは親孝行ができたかなと思っております。

 

 高度成長時代、バブル時代の恩恵をモロに受けた世代として、楽しかった人生だったと思います。ゆっくりとお休みください。またいつかお会いできることでしょう。私はまだしばらくこちらでたぶんあなたが亡くなった年までは、必死に仕事をしていると思います。

 

 どう人生を終わりにしていくか、終わり仕舞いを考える年齢になりました。父の死を見送って、いろいろと考えております。自分が納得できる死に方をしたいものです。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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