ごめんなさい。昨日の記事を上書きしてしまいました。読んでくださった方、申し訳ございません。再度同じ記事は書けませんので、追加でもう少しこれから始まる技能実習生や留学生の状況をお話していきます。
今回の「コロナ禍」は、私たちがいるこの社会の根本を大きく変えるほど、社会活動や経済活動に深刻な影響を及ぼしています。そして、その影響は、社会的弱者と言われる非正規の方々、一人親世帯、外国人労働者などをとても厳しい状況へ追い詰めつつあります。
すでに私たちの社会において、「外国人労働者」(特に技能実習生)は、農業、漁業、建設、製造、物流、介護を始めとしたサービス業の様々な分野に入り込み、日本社会を支えています。
日本と発展途上国の所得格差によって、母国と同じ単純作業の仕事であっても、5〜10倍稼げる日本は、今のところまだ魅力的な国として、実習生が来日してきます。しかしながら、この「コロナ禍」により、日本社会の底辺を支えている技能実習生たちが軒並み仕事を失い、住居を失い、路頭に迷うことは、受入れを行った日本として恥ずかしくないのでしょうか?
その上、言葉のつたない技能実習生は、私たちの社会の中に孤立を深めていきます。せっかく日本にお金を稼ぎたいと意欲をもってやってきた実習生、日本で幻滅を感じさせず、一緒にこのコロナ禍を乗り越えていこうと、手を差し伸べることはできませんか?
どうも最近自粛警察なるものが、自らの鬱憤を晴らすために、他人を攻撃していますが、日本の本来の強さは、東日本大震災のときに見せたように、共に支え合うことです。どんなに困難な状況におかれても、「お互い様」と声をかけ、社会的弱者に対しても手を携え、一緒に乗り越えていこうという連帯感です。
「コロナ禍」は疫病とともに、人々に孤独と分断と不信をもたらすものです。そして、この疫病を人々の支え合いで乗り越えたなら、日本は一部のマスコミや反日評論家が言うような酷い国ではなく、世界に誇れる素晴らしい国へとなることでしょう。
私はそうなることを心から願っています。