外国人は日本人と違って、面接して「ハイ、採用」というわけには行きませんので、「どうやったら採用できるのか」と社長さんによく聞かれます。だいたい在留資格と言われても、いったいなんのことやらわからないのは、日本人なら当たり前だと思います。
外国人雇用の営業に来た者が、
「そうですね、御社におきましては、技能実習よりも技人国の方が業務内容に照らし合わせても妥当かと思いますね。技能実習ですと、職種も合わず、機構もいろいろ監査などがありまして、うるさいものですからね。必須作業も50%以上やらないとダメですし・・・」
と言われても、なんのことやら・・・。一応会社の社長でもあるし、わかったふりぐらいしておかないと、後々金額面でふっかけられる恐れもあるし・・。
この業界に変な連中が跋扈するのも、外国人を雇うに当たっていろいろと知っておかなければならない基本的な用語がございまして、それを知らないと相手のいいように言いくるめられてしまうことがよくあるからです。
だいたい金額も、その金額が本当に適正な金額かどうかもわからない。ならば安いに越したことはないので、ギリギリまで値切ったところ、借金まみれの実習生を紹介され、巡回・監査もほとんど来ず、機構が来ても対応の方法すらわからず、機構から厳しい指導と是正が入ったというケースが後を絶ちません。
外国人を雇用するにあたっての制度概要がわかりづらく、もう少しわかりやすくならないのかと、業界にいる私でもそう思います。
どうしてこんなにわかりづらいのかは、「移民を受け入れない」という国是があるからです。外国人を受け入れない前提ですべての制度が構築されているので、矛盾が生じ、日本人を対象とした国内法を無理矢理外国人に当てはめているからです。何度も何度も口を酸っぱくして言っておりますが、移民を受け入れるかどうかの議論をしっかり時間をかけてやらなければダメですよ。でもこの議論、まともにやれるかと言えば、今の国会やマスコミの論調を見る限り難しいと言わざるを得ない。今、この国でまともな議論はできない、そんな風潮を感じるようになりました。
そうは言っても、目の前の問題でもある人手不足をなんとかしなければならない。外国人雇用がわからないからと言って、採用しないでいられるほど余裕がありません。
ならばどうするのか、それこそ信頼できるアドバイザーに入ってもらい、自分の知らない部分を補ってもらうしかないでしょう。でもこの信頼できるアドバイザーこそが問題で、ここに例の悪徳ブローカーが絡めば、一挙に悪い方向へ一直線で進んでしまいます。
良い人か、悪徳ブローカーか、見極めるのはそう難しいことではありません。チェックするポイントを出しておきますので、それでご判断してください。
① 外国人の立場になって、物事を考えている。
② 外国人雇用のメリットデメリットをはっきり言う。
③ 最初からお金の話をしない。
④ かかる費用ははっきり伝える。
⑤ 大丈夫、大丈夫と口癖のように言わない。
⑥ 変な外国人を連れてこない。
とにかく、うさんくさい連中がたくさんいる業界ですから、違和感を感じるような方々とはお付き合いしないようにして下さい。
お気をつけて!