技能実習生を受け入れることができない職種について、留学生の資格外活動(アルバイト)によって人手不足を補っております。そして、卒業した留学生を技術・人文知識・国際業務の就労ビザを取得させて、採用しているところも数多くあるようです。ところでこの留学生がこれから日本に入りづらくなっていることを皆様気づいておられますか?
まず新しい留学生の在留資格認定が下りておりません。東京入管での交付状況は昨年と今年でミャンマーが83.8%から4.1%へ、ネパールは47.9%から1.1%へ激減しております。
これは昨年の東京福祉大学の問題が大きく影響しておりますが、今まで出稼ぎ留学生の存在を黙認してきた入管の対応が、大きく変わったというべきでしょう。これから入る留学生は本当の留学生が来て下さい。出稼ぎ留学生は、特定技能という在留資格を作ったから、そっちで入って下さいという明確な入管のメッセージと捉えるべきでしょう。
それから特定技能での受入がかなり遅れておりますが、その理由として留学生からの在留資格変更がうまくいっていないことが一つの原因として考えられます。「週28時間アルバイト」問題と「国民年金未納」問題が、大きな影響が出ているようですね。
どうも噂では、週40時間ぐらいまでは入管が目をつぶっているのではないかと流れておりましたが、いよいよ厳密になってきたと言えると思います。課税・納税証明書で年間200万越えの給料ならば、不許可になるという話もちらほら聞こえています。年金未納ならば採用する会社が負担して、理由書添付でなんとかなりそうですが、アルバイト時間の超過は今更どうにもならないことなので、厳しい状況になるのは間違いありません。
上記のことを考えると、来年は留学生で人手不足の解消は、かなり難しくなると思います。まだなんとかなると思っている会社がおりましたら、そんな幻想はやめておいた方がいいですよと、老婆心ながらつぶやいてしまいます。
留学生はアルバイトなので、単純労働でも大丈夫ですが、もし留学生が使えないとなると技能実習でカバーできなければ、他の在留資格でカバーすることはほぼ無理です。技人国という話も出ますが、留学生から技人国への変更も上記の理由で難しいです。
じゃ特定技能でと思っても、皆さんが頼りにする留学生が特定技能への変更も苦労している状況なので、そろそろ留学生を労働者として使っていくことは、諦める時期に来ていると思います。
私はベトナムから技能実習のように直接特定技能で受け入れることをおすすめします。理由は簡単です。日本語能力N4と技能試験の合格が、受入要件であるからです。一見面倒のように思われますが、試験さえ受かれば何の問題もなく受け入れられるのですから、私はこっちの方が十分人数を確保することができると思いますよ。
どう判断するかは会社の皆様にお任せしますが、そろそろ留学生の幻想を捨てた方が良いですよ。この問題に早く気づいた会社が、来年間違いなく良い人材の確保ができると私は思っております。
来年は外国人労働者の確保がかなりやばい。