ついにウィーン滞在最終日。

 

歴代のハプスブルク家が、

約600年以上にわたって住居としてきた王宮。

 

ホーフブルク宮殿へやって来ました!

 

なんと2500以上の部屋があります。

 

ここは今もオーストリアの政治の中心で、

オーストリアの連邦大統領の公邸があるそうです。

 

周りを見渡すと・・・・

 

あっちにシシィがいるらしい!

 

 

入り口。

 

 

Sisi Museum/シシィ博物館です!

 

 

シシィの裏側にフランツもいました!!

 

 

入場チケットは実は手配済み。

 

『シシィ・チケット』というセット券があり、

 

①シェーンブルン宮殿

②ホーフブルク宮殿

③王宮家具博物館

 

1枚でこの三箇所に入場出来るのです(^o^)

 

中に入ると、各所で解説を聞くことが出来る携帯電話風のオーディオ機械(日本語対応)を受け取り・・・

 

 

レッツ・ゴー!

 

 

まずは『銀器コレクション』コーナー。

 

15世紀から保管されている、ハプスブルク家の金や銀の食器や磁器。ハプスブルクの食生活の歴史が凝縮されています。

 

エリザベートが実際に使用していた銀食器も。

 

 

食卓はゴールド・・・・

 

 

当時の様子。

 

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こちらは・・・・

 

宮殿で珍しく2人で食事をするシシィとフランツ。

 

この絵のフランツ、食事するシシィのことを嬉しそうに愛おしそうに見つめていて、一方シシィは静かに食事に目を向けています・・・

 

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・・・・切ないです。

 

 

そしてこの超絶技巧の金の彫刻。

 

みなさん何かわかるでしょうか・・・?

 

 

なんと・・・!?

 

 

これらはすべて、ロウソク台!

 

 

シェーンブルン宮殿の記事でも書きましたが、王宮に電気が通ったのはエリザベートの死後でした。この広い宮殿に配置された何万本というロウソクに、毎日明かりを灯して管理するだけの役職まであったそうです。それだけに、ロウソク台ですらこれほどまでの贅沢さと芸術が盛り込まれています。

 

巨大で、本当に圧巻。

 

 

進んでみると、展示の隙間にあの2人が!

 

 

目線はすれ違っています・・・・

 

 

・・・・切ないです。

 

 

 

 

さて、『銀器コレクション』の見学が終わり、次はついに『SISI MUSEUM/シシィ博物館』と、『KAISERAPPARTEMENTS/皇帝の部屋』へ!

 

 

この案内板の左横にいるのは・・・・?

 

 

フランツ・ヨーゼフの銅像。

 

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実際フランツは決して大柄ではなかったのですが、かなりダイナミックで威厳のある佇まい。今回の旅でわかったのは、肖像画や銅像というのは、当時はそのモデルの『イメージ』をもたせる手段としての比率が高かったんだなぁという印象です。エリザベートやフランツに限らず、歴史上の人物というのは写真だとまただいぶ違う印象を感じます。
 
 

フランツと別れを告げ・・・

 

 

ここから『皇帝の部屋』と『シシィ博物館』エリアに入場したのですが、ここから先は一切撮影禁止!

 

ミュージカル『エリザベート』にも登場してくる、執務室・謁見の間、居室・シシィの体操室、居間や寝室、化粧机やトイレやお風呂、ゾフィの部屋、シシィの数々のドレスや、専用列車の内部再現、シシィの歯の治療器具などなど、2人の手紙や小物まで、貴重な空間と実物をこの目でしっかり焼き付けてきました。

 

ここが本日のメインだったのですが、

お見せ出来ず残念!

 

是非みなさんも、

いつか現地で確かめてみて下さいね☆

 

 

 

お土産屋さんもあります。

 

 

よく見ると、名前が書いてあります。

 

若シシィ&若フランツ?

 

 

マダムシシィ&中年フランツ?

 

 

出口です。ハプスブルク家の歴代の君主達と。

 

 

外に出ると、白い馬車が!

 

 

 

様々な色の馬車がタクシーのように並んでいます。

 

 

ここから、馬車でシェーンブルンやバートイシュルに行ったりもしていたんですね・・・・遠い!!!!

 

双頭の鷲。

 

 

そして、宮殿の目の前にあるこのお店。

 

 

ウィーンの伝統的な、

紳士正装服の専門店です。

 

 

お洒落!!!

 

 

写真は撮れませんでしたが、お店の中に入ってみるとフランツが着ていたような正装、そしてバートイシュルで着ていたような狩猟専用の洋服や帽子がずらっと並んでいて、かなりテンションが上がりました(笑)

 

さて、そろそろ空港に向かわなくてはなりません。

 

ウィーンの街をちょっと歩いて・・・

 

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お土産や洋服の買い物をしました。
 
このあたりは時間に追われていたので、
一切写真を撮っていません(笑)
 
ここで色々ハプニングもありながらの、
無事空港へ到着〜!
 
まずはチェックイン・・・

 

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無事に離陸!

 

直行便ではなく、ドバイ経由でのフライトでした。

 

↓こちらは機内から眺めたドバイ

 

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これまたドバイで大ハプニングがありましたが、ハプニングは次回のファンクラブ会報にてチラリとご報告しようかな(笑)
 
最後は無事に日本へ到着し、これらの約10日間の経験を踏まえて、今年の『エリザベート』の稽古に臨みました。超特急でご紹介しましたが、これにて全8回に渡ってお送りした『フランツ・ヨーゼフ紀行』はおしまい。
 
ご紹介しきれていないことが沢山ありますが、それでも充分た〜〜〜〜っぷりとお届けできたかと思います!お付き合いありがとうございました!
 
 
 

最後は、

 

こんな素敵な映像でお別れです。

 

 

シャネル de エリザベート!!

 

 

シャネルの有名デザイナー/カール・ラガーフェルドが手がけた、2014年のシャネルの公式ショートフィルム。実はシャネルとオーストリアには密接な関係が・・・

 

言葉がわからなくても全編楽しめる、

非常に興味深いストーリーです。

 

このショートフィルムの舞台は1954年。

(↑エリザベートとフランツが結婚した年です!)

 

場所は・・・

 

今回僕も訪れたオーストリアのザルツブルク。

 

ココ・シャネル(役)がザルツブルクで休暇を過ごしていると、ホテルであるエレベーターボーイと出会います。

 

時計の針が12時を指すと、エレベーターボーイとウエイトレスは皇帝フランツ・ヨーゼフと皇后エリザベートに姿を変え、踊り出し・・・

 

 

映像がとても美しいです。

 

 

のちに実際のシャネルは、このザルツブルクのエレベーターボーイの制服からインスピレーションを得て、シャネルを代表する女性用ジャケットデザインを発案することになったそうです。

 

また、『CC THE World』という書き下ろしの楽曲が使用されているのですが、ココ・シャネルのイニシャル『CC』と、エリザベートの相性『シシィ』をかけて、コーラスが『CC・・CC・・CC・・・』と繰り返し流れてくるのが印象的!

 

約8分のショートムービーです。

 

それではどうぞ!

 

 
↓こちらはメイキング。
 

 

 

 

6月から上演している2016年版の東宝『エリザベート』も、いよいよ残り3公演。

 

 

最後の最後まで、

 

 

大切に・・・・

 

 

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