女性経営者のための風水空間プロデゥーサー、横川明子です。
台北城壁の小南門の近くにあるホテルに滞在したのですが、何気なく眺めた窓の外の風景に、台湾の風水を感じました。
台北市の南西部にあるホテルの部屋で、東に向いた窓から夜景を眺めると、光輝く文昌塔の存在がありました。
写真の中の左下にある、青く光っている細長い建物。
台湾の信義区にある超高層ビルの台北101です。
私はまだ台北101には実際に足を運んでいませんが、写真で台北101を見たときに、「近代的なデザインだけど、まるで文昌塔そのもの」と思いました。
立地選定から外観、インテリア、モチーフなど、台湾の風水がふんだんに取り入れられた建物であることが、様々な情報誌に書かれています。
文昌塔とは、風水の巒頭法(形勢法)で、吉とされる形です。
住宅の正面に、程よい距離感を持って、文筆を立てたような形が見えると、文筆力の象徴となり、学力、知力、創造力などが向上し、優れた能力が発揮されるという意味を持ちます。
台北101の形は竹をイメージして、ぐんぐんと上に伸びるエネルギーを持ってますが、私の滞在した小南門からは、東の方位に台北101が見え、その形は東の「木」の象意そのものでもあり、朝日と共に、上昇する良いエネルギーを頂ける滞在となりました。
ある台湾の情報誌によれば、台北101が見えることを特徴として、台北101が見える部屋と見えない部屋で宿泊料金が違うそうです。
この台北101の存在で、文筆力の優れた人たちが、台湾から続々と輩出されるのでしょうか。台北市民の文昌塔になるよう意図されて造られた景観なのでしょう。都市景観に取り入れられた壮大な風水を体験できる貴重な国です。
さて、様々なところで風水を感じる台湾ですが、ホテルの風水には、いろいろと疑問を感じる部分があります。
これまで、台北市内のホテルで、何件か宿泊しましたが、間取り設計やインテリアに対して、風水が取り入れられてないのではと感じる機会が多々あります。
初日から部屋を変えて欲しいと2回お願いし、滞在できそうな部屋のルームナンバーをチェックして指定し、なんとか落ち着く部屋に変えてもらうことができました。
どの建物も「台湾だから、風水設計で安心」というわけにはいかないので、落着かないと感じたら、すぐに部屋を変えてもらうといいですね。