句作その845…花ミモザ⭐️友を訪う | まりんぼったの独り言

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ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も92歳になりました。


 



  ▷  花ミモザ友の山上レストラン


   季語……花ミモザ……春


   「そうだ❗️ 今日は思いけず時間が
      空いたから、Kさんを訪ねよう」

    Kさんは7年前に意気投合して、友人に
    なった人。

    齢を重ねてからは、なかなか友人は
    出来ないと言うけど、そんなことは
    ない。

    むしろ、同級生だとか、同じ会社で
    デスクを並べたというような必然が
   ないだけに、強い縁を感じる。

   思いついたら、行動は速い。

   冷凍した煮小豆を戻し、餅米を浸す。

   「ハオーレ・ハート」の材料を計って
    混ぜ合わせ、冷蔵庫で寝かせる。

    まだ少し残っていた柚子茶を瓶詰めし、
     ラベルを貼る。

    訪ねる先は、彼女が経営するレストラン。

   お昼の時間をずらして行けば、ほんの
    少しでもお喋り出来るかな?

    タイミングよく、ちょうどお客様が
    潮が引くように去って行った時に
     到着した。

    8ヶ月前に会った時より、更にスリム
     になったKさん。

    今日の目的は、白内障手術を考えて
     いる彼女にパンフレットを渡すこと。

    8年も悩んでいる話を聞き、この明るい
    世界を味わって欲しいという老婆心だ。

    短い時間に、肝心の話もとりとめの
    ない話も出来て、忙しくなる前に
    いとまを告げた。

   春とは言え、山頂の風は冷たい。

   それでも、友人に会えた嬉しさで、
    心はほっこりと温められていた。


   



   「なまちゃん、もう行って来たの?
     電光石火だね❗️」