句作その830…白息 | まりんぼったの独り言

まりんぼったの独り言

ヨウムのまりん(2000年生まれ)との日々…
笑ったり、怒ったり、ひたすらにぎやかな日常の中で、私(なまちゃん)の日々も流れて行きます。
調子に乗って、俳句、短歌、川柳、小説なども。
秘境に1人暮らしをしている母も93歳になりました。


  




   ▷ 白息や水源目指す母の杖

      季語……白息……冬

   ▷ 迸る谷からの水冬の朝

    季語……冬の朝


    母の苦労が実って、秘境のタンクに水が
    勢いよく迸っている。

   以前からの水源の水ほど水質はよくない
   が、干ばつの今そんなことを言っては
   バチが当たるだろう。

   木の葉を掻き分けながら、日が暮れて
   帰って来た母は歩くのもやっとの状態。

   それでも、昨日から洗濯も出来るし、
   入浴も出来る。

  「こうして水が使えるのも、新しい
    水源から水を引いてくださった人達の
    お陰だとしみじみありがたいよ」

   母にアドバイスして、工事をして
   くださったYさんもSさんも鬼籍に
   入られて久しい。

   この人達の尽力がなかったら、実家で
   暮らすのも難しくなっているだろう。

  年末までには弟のMくんが帰って、山の
   上の水源まで足を運びスムーズに水が来る
   ようにしてくれる。

   そして、新しい水源の水を綺麗に濾す
   道具も作って帰ると言う。

   とんだ水騒動だったが、母の勇気と
   行動力で一先ず落ち着いたようだ。

   来週の半ばには、私も日帰りで帰って
   用事を済ませて来よう。


   


   「なまちゃん、あんなに取り乱して
     いたのに、俳句なんか詠んじゃって❗️」


   照れ 「本当にそうだね。
       たくさんの励ましやアドバイスをいただ
       いて、ありがとうございました  。
     元気をもらいましたよ💓」