らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -356ページ目

第008話 居場所

歌舞伎町のあらゆるネオンが
心に押し迫ってくるようで
圧倒されていた。


一瞬私は躊躇した気がする。


戻れない場所に足を踏み込もうとしている気がして
怯んだのだ。


だが

そこは持ち前の好奇心で立ち向かった。


一際人目を引く

キラキラと輝く電飾に飾られた看板の地下に
そのお店はあった。


スカウトマンに連れられてお店に入る時
私はすでに自分の心が急速に
ワクワクしていく事に気がついていた。


親に殴られて高鳴ったはずの心臓のドキドキは
別の種類のものと入れ替わり
緊張と興奮と共に私を凌駕していた。


豪華なシャンデリア
ピカピカに光る金の支柱
センスの良いテーブルとソファ
入り口にズラっと並ぶ綺麗な女の人の写真


とても今まで生きてきた世界と
同じ世界だとは思えなかった。


さっきまで私がいた世界と
ここは本当に繋がっているのだろうか?


明らかな別世界を目の前にして
『今日からはここが私の居場所なのだ』
と少女なりの覚悟を決めた。



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