らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -353ページ目

第011話 寮生活

寮は店から歩いて10分程の場所にある。
新大久保周辺
住所は「百人町」のマンションだった。


そのマンションは
系列店の水商売の女の子達だけが住む
ホステスの城だった。


6畳程のワンルームマンションで家賃は6万円
月末のお給料から引かれるシステムだ。


仕事が終わり

一人でその部屋に戻ると
いろいろな事を思い出し
考え込んでは塞ぎがちになった。


寝ようと思っても
眠りの糸口をななかか見出せない。


束縛され続け反発した結果
やっと手に入れた自由は
あまりにも広大で
無秩序な広がりを見せ
私は途方に暮れてしまうのだった。


仕事をしている時はまだ良かった。
お客さんと話す事が私は好きだった。


夢中になるという事は思考から開放される事である。


6畳の空間には

まだテレビもなく

何着かの洋服と化粧品があるだけだった。


暇潰しもできずに

時間を持て余しはじめると
すぐに思考が主導権を取り戻してしまう。


孤独と不安で押し潰されそうになった。


そんな時私は
自分の右手で自分の体を可愛がった。


私の右手はとても器用に私を喜ばせ
何度も何度も夢中にさせてくれた。


主導権を思考から快楽へと
受け渡してしまう・・・


そんな刹那的なやり方しか
幼い私は知らなかったのだ。


まりも




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