らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -352ページ目

第012話 ヘルプ

「まりもちゃん、A8卓の泉ちゃんのヘルプに入るよ。
3人組だから枝狙ってはりきっていってね!」


まだ指名の少なかった私の仕事は
専ら、売れっ子ホステス達のヘルプだった。


泉さんはショウにも出演しているno.2ホステスだ。


艶のある美人で猫のような瞳が印象的な人だ。


私達下っ端ホステスは話しかける事もできない程の
偉大なホステスなのだった。


泉さんは今日も自分の指名の席を
短時間で次から次へと渡り歩いていた。


広い店内だったが
泉さんが動き回っている姿をよく目にする。


一つの席に長く座っているのは
うだつの上がらないホステスだという事だ。


泉さんを指名している男は
3人の真ん中に座っていた。


ほとんど毎日のように
お店の終わる頃に一人でやって来るお客さんだった。


年は若そうに見えるが、男前で場慣れしている。


いつもバリっとしたスーツ姿で
少しだけ派手目な
センス良いネクタイをしていた。


他の二人ははじめて見る顔だったが
やはり同じような雰囲気で
さしあたり「金融業」か「同業者」といったところだろう。


付回しの黒服がやたらとはりきった声で私の事を紹介した。


「まりもちゃんでーす!よろしくお願いします!!」


私はダウンサービスで


「まりもです。一緒にご馳走になります。」


と微笑んで席に座った。


「お!新顔ちゃんだね。
顔が丸いから、まりも?!わはははははは」


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