らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -351ページ目

第013話 新人ホステス

3人が一斉に笑いだした。


にこにこと愉快そうに私の顔を覗き込む。


好意を持った『からかい』の言葉を受けて
私はすぐにその席に溶け込む事ができた。


遊びなれた男というのは
さりげなく
新人ホステスの緊張をほぐしてくれるのだなぁ。
と感心してしまった。


泉さんは指名が重なっているらしく
その席にはなかなか来なかった。


「泉さん、人気者だからさみしぃですよねぇ?
もう少しだけ、まりもで我慢してくださいね~」


グラスにウィスキーを足し
マドラーで掻き回していると
またもや黒服のはりきった声がやってきた。


「本日入店!美咲ちゃんです。よろしくお願いします!」


「美咲です。一緒にご馳走になりまぁ~す。」


「おぉぉ!また新顔だね。美咲ちゃん今日が初日かい?」


「はい。さっき面接したばかりで、初めてのお客様です。」


「おおぉ!それは光栄だなぁ~。」


「俺たち3人だったら誰が好みかな?」


色めき立ったお馴染みのキャバクラでの会話が
ほんの少しだけ発展していった。


新人ホステスの私達に入店祝いという事で
同伴してくれると言い出したのである。


泉さん、美咲ちゃん、まりもと
6人で出勤前に
焼肉でも食べようと提案してくれたのだ。


新人ホステスだからといって
足元を見てアフターに誘うわけでもなく
快くさわやかに同伴を持ちかけてくれるなんて
なんて小気味の良い粋な男だろうと
胸がキュっとした。


『素敵な人だな。』


泉さんと、この人
ただならぬ関係なのかも。


ootoko



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