第015話 高校時代
私が通っていた高校は
幼稚園から大学までエスカレーター式の
カトリックの女子高だった。
親のコネで高校から入学したものの
時代遅れとも言えるような「校則」を
律儀に守るお嬢さん達ばかりで
私の存在はとても浮いていたに違いない。
そんな私にも
親友と呼べる女の子が2人いた。
3人でつるんでは
かわいい「悪さ」をしたものだった。
早熟だった3人組は
スカートの丈が他の女子よりも3cmくらい短く
メイクをして学校に通っていた。
ある朝、風紀委員の抜き内検査があった。
私達3人は生活指導の先生に呼び出され
「化粧をして学校に来るとは何事だ!」
と怒鳴られていた。
友達二人は
下を向いて反省した素振りをしていたが
私は先生に向って
「素顔です。」
と言い放った。
友達2人もギョっとして
おもわず顔を上げた。
先生は顔を真っ赤にして
私を水道まで連れていき
頭をつかんで蛇口を捻った。
「顔を洗いなさい!」
と大きな声でわめき立てた。
『よくこんな事でそこまで腹立てれるもんだなぁ』
そんな風に思いながら
しかたなく顔をジャブジャブと洗う。
当然素顔のはずはなく
顔を洗った私の目の下は
落ち切らないマスカラのせいで
真っ黒になってしまった。
怒り心頭で震える先生を見ながら
私は『やれやれ』と思ったのだった。
友達は2人とも母子家庭の子供だった。
続き気になる人はクリックしてね♪

