らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -346ページ目

第018話 夜遊び

「美咲、給料も入った事だしたまには遊びに行ってみない?」

「いいけど、どこ行くのぉ?」


「うーん・・・どうしようか?」

「たるぃのは嫌だよ?」


「うん。とりあえず渋谷のセンター街でも歩こうよ。
歌舞伎町飽きたと思わなぁい?」


「まぁ店と寮の往復しかしてないもんねぇ。」


「なんかさ、もったいないじゃん?せっかくの青春を!」

「あはは、青春かぁ。そういえばうちらってそういう歳だったね。」


行く当てがあったわけではなかったが
私達は店が明けてから渋谷に繰り出した。


ファーストキッチンで

ポテトとコカコーラを頼む。


「まりもぉ~。これからどうするよ?」

「適当にナンパでもされてみる?」


「えぇ~。たるぃってば。あははは」


「もぉ!美咲はなんでも『たるぃ』なんだからぁ。
若さがないね!若さが。」


「あはははは。ねね、ちょっとゲーセンで遊ぼうよ」

「テトリスでもやる?」

「勝負だぁ!」


私達はファーストキッチンを出て
センター街を東急ハンズ方面に歩いていった。


夜のセンター街は歌舞伎町とは少し雰囲気が違う。


健全とはとても言えそうもないが

歌舞伎町にあるような胡散臭さが感じられない。


どこを見ても

道端には若者達が並んで座っていて

街自体が若いという印象を受ける。


いつもと違う景色を見ながら歩いていると

それだけでも軽くワクワクしてきた。


「おねーさん達、これからどこ行くの?」


男に声をかけられ
私と美咲は目を合わせた。


ズバ抜けて格好良いその男の前で
私達は足をピタリと止めた。


ジャニーズ系の顔に黒のスーツ
背が高くて程よく日焼けしている。


『うわー!めちゃかっこぃぃな。この人』


ロマンスに飢えていた私は
媚びた声と得意の上目遣いで男に返事をする。


「特に決めてないんだけどね。ねぇ~美咲」
「うんうん。ゲーセンでも行こうかって話してたとこぉ」


「じゃ、うちのディスコに遊びに来ませんか?
無料招待券あげるので。是非」


「あぁ、ディスコの黒服さんなんですねぇ。美咲どうする?」

「ん~。暇だし行ってみよっかぁ?」


美咲がまた『たるぃ』と

言い出すんじゃないかと少し心配したが
どうやら美咲も乗り気の様で

男に愛想を振りまいていた。


「あ、じゃ俺が案内するので。どうぞ」


センター街


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