らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -345ページ目

第019話 ディスコ

私と美咲は店が終わると
毎晩ディスコに通うようになった。


夜遊びを覚えた私達は

水を得た魚のように

キラキラとしていた。


お店でエンディングの音楽がかかりはじめると
一秒でも早くタクシーに乗りたくて
お客さんについていても
トイレに化粧直しをしに行く。


そして必ず美咲と出くわすのだった。


私達は時代を象徴する
典型的なイケイケギャルに変貌を遂げていた。


ワンレン
ボディコン
とさかの前髪に
9cmのピンヒール


そしてディスコの黒服が大好物だった。


「今の店の聡君って子、超イケてなぁ~い?」

「うんうん!めちゃくちゃかっこいいね!」


「まりも的にすごくタイプなんですけどぉ・・・あぁ~ん」

「あぁ~、まりもが好きそうだよねぇ。」


思いだして身悶える私を見て

美咲はクスクスと笑った。


「でもさ・・・ウェイターだしなぁ~」

「うんうん。つかえなぃね!」


「おしいなぁ・・・早く出世しないかなぁ~?」

「だよねぇ・・・。うぅ~ん・・・じゃ、やっぱり主任の子か専務?」


「専務はありえないって。デブすぎでしょ!無理!」

「あははははは。しゃーないって」


「美咲!専務いってよ!おねがぁーい。」

「むり!私が主任いくからまりもが専務で!!」


「えぇーーー。きついっす」

「きゃはははは」


ディスコで遊び歩いている女にとっては
どこの店でどれだけ顔が利くかというのが
最重要ステータスなのだ。


私達はあからさまに
役職の高い黒服にだけ
媚びまくった。


男を選ぶモノサシは

『使えるか使えないか』


ディスコで特別待遇されるために
私も美咲も
その『役職』と寝たのだった。


それがディスコで幅を利かせている女達の

当たり前のルールであり

新参者だった私達も

そのルールに倣って

急ピッチで階段を駆け上がっていった。


bodelikon


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