らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -320ページ目

第042話 たけちゃん

「まりも今日店終わるまで待ってろよ。一緒に帰ろうぜ。

なんか飲む?」


一服しようとお立ち台から降りた私に

たけちゃんはSEXの約束と

ドリンクのオーダーをまとめて済ませた。


たけちゃんが運んできた

苺味のフローズンダイキリを飲む。


たけちゃんはいつも

かなり気まぐれに私を誘うので困ってしまう。


「美咲、今日さ、たけちゃんに誘われちゃったんだけど。」
「OK。んじゃ適当に帰るさ。」
「ごめんねぇ。」


「いいよぉ。てかさ

まりも、そろそろたけちゃんに
ちゃんと本カノにしてもらいなよ。」


「うーん。

無理っぽいんだよねぇ。

こないだ、たけちゃん家に泊まった時
けっこう真剣に彼女にしてよ!って詰めてみたんだけどさぁ。
いいかんじにごまかされたちゃったし。あはは」


「ふーん。

ライオン丸に本気で惚れてるのかねぇ?ぶぶっ」


「やっぱさぁ。

ディスカーってプライド高いしぃ~。
歌舞伎町のキャバ嬢より

銀ホスの方がステイタスぅ~ってかんじなんじゃない?」


私だって歌舞伎町のダサディスコの店員より

イケてるディスコの黒服の女に納まりたい。


麻布十番にある『マハラジャ本店』は

私達のお気に入りのディスコだ。


私はそこのVIP主任をしている佐久間武とデキている。


たけちゃんは24歳だ。


りりしい眉毛と涼しげな目元。

それでいて

愛嬌ある唇とお鉢型の頭で

どちらかといえばかわいいタイプの男だと

私は思っている。


私はたけちゃんに少しばかり恋をしているのだが
たけちゃんには年上の綺麗な彼女がいた。


たけちゃんの彼女は
銀座の名高いクラブでホステスをしているらしい。


何度か店で見かけた事がある。


一目で銀座のホステスだとわかる

独特のヘアスタイルをしていた。


肩よりも少し長いロングヘアの巻き髪で

強力なヘアスプレーで全体をガッチリと固めている。


顔の小さな彼女は

頭だけ別物の何かをスッポリかぶっているようだった。


私と美咲は『ダースベイダー』とか『ライオン丸』とか

こっそりあだ名をつけてゲラゲラ笑った。


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