らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -311ページ目

第051話 恋愛のルール

私の恋愛のルールは単純だ。


自分から男を好きになり
自分から男に声をかけて
自分が男を抱く。


そのルールの成り立ちは

少しばかり複雑だった。


私は極度の男性不信になっていた。


この2ヶ月の生活を思い返してみれば
男性不信になるのも必然だと思う。


店では父親程の年齢の客にくどかれ
愛人バンクで援助交際を重ねて
彼女がいる黒服達と遊びまくった。


男の下心と剥き出しの欲望を

身を持って知った私は
男の気持ちを素直に信じる事など
到底出来なくなっていた。


褒め言葉もくどき文句も

男からのアプローチは全て

私の下半身目当てだとしか思えない。


言い寄ってくる男は
どんなに格好良くても
どれだけ条件が揃っていても
好きにはならなかった。


『欲しがる男には絶対にあげない!』
私は頑なに心を閉ざした。


私はいつも少し難しい男を好きになる。


彼女がいたり
ものすごいプレイボーイだったり
逆に女には全く興味なさそうな男だったり

とにかく
私に興味がなければない程良い。


私を好きじゃない男だけが
恋愛対象になった。


私は男性不信になりながらも

表面的には

かなりの男好きだった。


好奇心は
普通の17歳の少女達と同じように
ロマンスやSEXに向っていた。


いつでも恋をしていたし
自分の気持ちを盛り上げるのも得意だった。


恋愛は私が生きるための理由だ。


受験や就職から完全にドロップアウトした私は
恋愛しか生きていく理由が見つけられずにいた。


頭の中は色恋の事でいっぱいで
それでいて
無意識の中に抑圧されていく男性不信を

同時に持ち合わせている。


私は

アンビバレンスな感情の両極に揺れ動いていた。


こうして

私の恋愛感は歪んでいった。


「ねぇ、今日一緒に帰らない?」

この言葉は私が男に出す最初の試験だった。


NOという答えが返ってきて

はじめて私の恋は始まる。


qq


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