らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -306ページ目

第056話 決断

これからの事に思いを馳せて

私の頬は赤く染まっている。


「まっぴ~。俺眠いわー。」

優弥はそう言うと

ジャケットだけを脱いで

そのままベットに入った。


私は

「シャワー浴びてくるね。」

と言うのも恥ずかしいし

ホテルの寸詰まりのピンクの浴衣に着替えるのも

なんだか恥ずかしくて困ってしまう。


意識過剰になりすぎて

とにかく

何もかもが恥ずかしい。


結局私は

アクセサリーだけを外して

ベットに入る事にした。


ピアスを抜いて

指輪を外し

金のリングのチェーンベルトを取る。


金属の重なるチャラチャラという音が

静かな部屋に響く。


最後に残った

ブレスレットを外しながら

ボディコン1枚でベットに入る事が

本当は一番イヤらしい様に思えて

耳まで熱くなった。


『どうかしてる・・・。』


心臓の音が

優弥に聞こえないかと心配になる。


優弥は目をつぶっているけれど

タヌキ寝入りをしてる事くらい

私にだってわかる。


『どうするつもり?』


私は決断に迫られていた。


優弥は私に手を出さずに

このまま寝るつもりなんだろうか?

そんな事ってありえるの?


私は

優弥の隣に寝転んで

自問自答を重ねている。


あまりの緊張と

恥ずかしさが先にたってしまい

いつものように

「いただきまーす。」

というノリで

男を食べちゃうなんて

できそうもない。


手を伸ばせば

優弥の体がそこにはあるのに。


『このまま優弥が私に手を出さずに

二人はドキドキしながらも

添い寝だけしてバイバイする。

優弥と彼女が別れるまで私が待ち

その時が来たら二人は結ばれる。』


これこそが

唯一最高のシナリオで

それ以外は

きっとハッピーエンドにはなり得ない。


そこまで私には解っていた。


ああ。

でも・・・。


私が我慢できるわけがない!

優弥が欲しい。


ここまできて

恥ずかしいだなんて

くだらないったら!


気持ちを奮い立たせる。


どうにか

自分らしさを取り戻して

このチャンス

しっかり決めなくちゃ。


私は覚悟を決めて

体を捻って優弥の方を向いた。


調度寝返りをうった優弥の足と

私の足が触れて

優弥が目を開き

私の視線とぶつかった。


asi

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