第184話 引退後の相談
「おまえさんみたいに稼いだ金を全部使ってたら
何やったって同じだと思うけどな。」
ジイヤはさっきから
すっかり呆れ口調だ。
ジイヤはそう言うけれど
いくら私だって
さすがに月に600万は使いきれないんじゃないかと思う。
ソープランド・・・。
援助交際をしていた頃の記憶が蘇る。
虫唾が走るようなオヤジ達。
ザラザラした体の感触。
何も感じない私の心。
忘れたくても忘れられない。
「月に600万は超魅力的だなぁ・・・。
でもユウが許してくれるわけないしねぇ。
それに、私に勤まるとも思えないよ!
ソープってお客さんの事を王様みたいに扱わなきゃいけないって聞いたことあるもん。
絶対無理! その選択肢はとりあえず却下だね。
もう一つは?」
私はソープで働くことは無理だと判断する。
「そうか。
もう一つはストリップだよ。
こっちのギャラはソープよりは随分落ちるけどな。
一日20万くらいはもらえるだろうから折半だとおまえの取り分は10万だ。
10日公演を月に2回やれば200万、3回やれば300万だな。」
「ストリップ! それって裸で踊るだけなんじゃないの?
それっていいかも!! ギャラもそんだけもらえれば大満足だよ?」
私はその話題に飛びつく。
「でも問題もあるぞ。
ストリップってのは全国ドサ回りみたいなものなんだ。
東京だけじゃない。九州から北海道まで休みなく回ったりするんだぞ?
おまえさん、東京から離れられるのか?」
ジイヤはアメリカンを熱そうにすする。
「えーーー・・・・
・・・無理だよぉ。
東京からは離れてもいいけど、ユウとは離れられない!
ユウは学生だからなぁ・・・つれていくってわけにもいかないじゃなぃ。」
「そんなにうまい話はないってことだよ。」
ジイヤは苦笑いをする。
「ちぇ・・・」
私は煙草に火をつけて
「どうしたもんかねぇ~・・・」
とため息まじりで考え込む。
「梅ちゃんが歌舞伎町のストリップの社長と仲がいいから
今度一度つれていってもらうか?
東京だけでって条件で上がらせてもらえればいいけどなぁ。」
梅ちゃんは私がデビューしたビデオメーカーの社長だ。
ジイヤとは旧知の間柄なので私にもすごく良くしてくれる。
梅ちゃんはとても顔が広いのだ。
「うん! てか今から行こうよ! 私見てみたぃ!
梅ちゃんに電話してみて!」
私は思い立ったらすぐ実行したいタチなので
我が侭を言う。
「梅ちゃんが時間あいてりゃいいけどな・・・」
ジイヤは渋々電話をかけてくれる。
運良く
梅ちゃんは会社で暇をしていたらしく
30分後には歌舞伎町に出てきてくれることになった。
ジイヤも梅ちゃんも
私の我が侭に付き合ってくれるから大好きだ。
ストリップ、どんなところなんだろう。
あの頃のお金を貯金していたら!・・・って本当に思いますねぇ。まさに湯水のように使ってました。
今は旦那の稼ぎを毎月ちゃんと貯蓄してたりして、金銭感覚も普通。 自分でも不思議です^^;
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