らぶどろっぷ【元AV嬢の私小説】 -168ページ目

第188話 気分爽快

マドンナのヒットソング

「マテリアルガール」と共に

なつきちゃんはショッキングピンクのドレスで登場した。


並びの良い輝く前歯を見せつけるように

満面の笑みをつくりながら腰でリズムをとっている。


客席からは歓声がわきおこり

「なつきコール」まで聞こえている。


舞台脇では

完全に自分の世界に入って

踊りながらタンバリンを叩いている人がいる。


これもまた

さっきとは違った意味で異様なかんじがして

私は再度驚かされることとなった。


なつきちゃんは

客席に向って笑顔を振りまき

爽やかな風のような軽快なステップを刻む。


踊っているというよりは

歩いて、まわって、飛び跳ねて、スキップして、ポーズを決める

その組み合わせの繰り返しだけれど

とにかく可愛らしいくて

なつきちゃんの魅力が存分に発揮されているように感じる。


なつきちゃんは

曲が変わるたびに

もったいぶった素振りで

衣装を一枚づつ脱いでいく。


それこそ

手袋を片方づつはずす時も

背中のファスナーをおろす時も

これでもかというくらいにゆっくりとじらしながら。


曲がバラードに変わり

なつきちゃんの衣装も

純白のレースがふんだんについた

豪華なベッド着へと変わった。


花道をゆったりと歩き
盆の上にやってくると

形の良いバストをあらわにする。


回転する盆にあわせるようにして
様々なポーズをとりながら

パンティを脱ぐまでにずいぶんと時間をかける。


ようやく裸になると

脱いだばかりのパンティを

自分の手首にくるくるとまきつけて

いたずらな微笑みをつくる。


裸になった後も

足を組み替えたりして上手に隠しながら

決して足を開いたりはしない。


なつきちゃんのしなやかな身体は

瑞々しい桃色の果実みたいで

女の私でも思わず見惚れて

ほぉっとため息が漏れてしまう。


最後の曲は

エイトビートの激しいロックだった。


お客さんが一斉に

大きな音で手拍子をはじめる。


なつきちゃんは

その手拍子にのって飛び跳ねながら

全てのお客さんのところをまわり

客席のまじかまでやってきては

何秒間かだけ足を開脚する。


まるで
エアロビクスでもしているかのように

やけに健康的で

いやらしさは全く感じさせない。


最後まで

明るくて元気いっぱいの

なつきちゃんらしいステージだった。



「んがぁー!!

なつきちゃん、超かゎぃぃーなぁ! ラブリーだよぉぉ!

キュートだったよぉ! 脱がなくてもアイドルでいけたんじゃないのぉ?!」


私は興奮気味に感想を口にする。


「ジイヤ!

私、落ち目になって食えなくなったらストリップやるわ!

だいたい私は踊ることが大好きなのよぉ!

それに目立ちたがり屋だからさぁ、きっと性に合ってるよ!

私もお客さんからキャーキャー言われたーい!

てか、ストリップ余裕だろ! わはは」


なつきちゃんのステージに影響を受けた私は

さっきの白黒ショーのことなどすっかり忘れて

気分爽快になっていた。


ジイヤは眉をしかめて

「調子に乗りすぎだぞ」

と苦笑いした。






山の天気みたぃにコロコロ変わる私の気分。 茫然自失→気分爽快 (約30分^^;)

体調良くなりました♪ お見舞いコメントありがとぉね☆

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