松本真理子＠Mariフラメンコ教室です
。
「先生、最初のジャマーダは左足からだったんですが
みんな右足からうっています。
どちらが正しいんですか？」
昨日のタンゴクラスで質問がありました
。
最初に左足から始まるジャマーダを教えましたが
多くの生徒が右足からしているようで
フラメンコ的にコンパスにきちんとハマり
見た目に問題なければいいので
右からにしました
。
フラメンコ舞踊は、絶対的に正しい振付が決まっていません。
カンテも音楽の長さも絶対的なものがありません。
フラメンコの伝統的な動き、振付はあります。
例えば歌をよぶジャマーダは絶対的な動きですが
右足からでも左足からでも
どちらでもいいし
1コンパスでも2コンパスでも
長さは自由です。
マルカールという動きも
右からしようが左からしようが
コンパスにハマり音楽もしくはカンテにあっていればいいんです。
大切なことは
コンパスにはめること。
レトラやファルセータのノリにあわせること。
生徒に振付をしても、生徒たちが踊りにくそうにしていたり
生のギター伴奏がはいって音楽にあわなければ
振付けは変えていきます
。
最初にした振付を絶対に守らなければいけない
ということがなく音楽にあわせて
進化させていきます。
舞台で踊る時、レトラ（歌）の長さが変われば
振付けも即興で変えていくのが普通です。
もしジャマーダをしてレトラ（歌）がすぐにこなければ
歌がくるまでレトラの振付けはまちます。
数人のカンタオール（歌い手）たちが言っていましたが
レトラを聞いて踊ることを教えない先生が結構いるらしく
そういうところで歌うのはとても大変だ
と聞いたことがあります
。
経験の浅い初級生は
振付けが右足から左足に変わっただけで
大変だ
！
今まで沢山練習したのに
！
と思う人がいるようですが
フラメンコを習い続け上達したい
と思うなら
頭を柔軟にして踊りましょうね
。
Mariフラメンコ教室コンサート（発表会）vol.14
2021年11月28日（日）開場 17：00 開演 17：30
守口 エナジーホール（守口文化ホール）
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