【本物】か【偽物】か | さあ洋服を脱ごう! 無重力着付けの鞠小路スタイル

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こんにちは 田中千衣子です。
 

本物?偽物?

この仕事をしているとよく聞くのが「本物」か「偽物」ということ。

本物、という言葉が『高級品』というものに当てはめられることにずーっと違和感がありまして
何年もかけて このテーマに取り組んできました。

 

 

本物を見抜くには?プロの教え

 

本場結城紬や最高級の大島紬を扱わせてもらうようになって

これまでの人生で そんな高級品と深く触れるようなことがほとんどなかったため

 

「目の前のものが 山のような反物の中に埋もれていても見抜けるか」

「本当の本当にその良さをわかっているか」

 

それを扱うために必要なリテラシーを身につけようと

修行をしていたことがありました。

 

全てが本物!という世界にいても

悲しいかな

素敵〜音譜 綺麗〜ラブラブ

 

という感想しか浮かばなかったたワタクシでした。

本物しかない世界に囲まれると それが普通すぎて とっかかりがなくなるんですよね・・・・

 

 

ですがですがその効果は 後からじわじわ出てきまして

そうじゃない空間にいるときに 違和感を感じるようになったんです。

 

かつて 骨董屋さんに本物かどうかを見分けるためには何が必要?

という質問をした時

「ひたすら本物に触れ続けること」と言われたことがあります。

 

その時は ふぅーん 偽物と比べて勉強したほうがわかりやすくないのかなぁと

不思議に思ったことがありましたが

まさに それを経験していたわけですね。

 

 

そして本物とは

 

そしてまたまた戸惑うわけですね。

で、いったい何が違うの?と。

 

そこからまた考察の日々が始まりまして

今度はその得た感覚を使って いろんな物・事・人に触れていきました。

そしてたどり着いた答えは ごくごくシンプル。
                                               

 

 

本物は本当のもの。
偽物は 似せたもの。

 

安くても本当のものなら本物やし
高くても似せたものなら偽物やん。

 

 

image

偽物は
見かけを似せるので
見た目はとーっても良くできてるのが特徴です。

外見は本物以上によく出来ていることも多い。

本物の弱点をついてその弱点を克服してることもある。

 

だけど出来上がったもの、誰かが生み出したものから作るので
外側から作り上げることしかできないし
よって


中身 本質に行けば行くほど希薄になる。

 

本物は内側から生み出すものだし
膨大な背景から凝縮されて生まれてくる。
見せかけばかりじゃない本当のもの。

ベクトルの向きが違うんよねー

 

究極 どっちでもええやん

て話になりますが汗

自分に取り入れるものは 中身がしっかりあるものがいい。

私は それをコツコツと生み出し続ける人たちが好き。

私は 自分の人生で気づけてよかったし それを選べる自分でありたい。

 

 

このことを時間をかけて身をもって教えてくれた人たちに
感謝感謝です💕