息子は、寝ているのか起きているのかわからない感覚で絵を描いています。
絵を描いているときは、何も考えないほうが上手くいきます。
絵を描きたいという衝動を止めることはできません。クリエイティブな脳なんだなあと思います。
「理性の眠りは怪物を生む」はゴヤの作品のタイトルです。
彼は、宮廷画家でありましたが、わたしが強く惹かれるのは黒い絵です。誰かに見せるわけではなく、自己と向き合うための絵?
無意識からのメッセージ?
無意識って不思議です。
意識して描くと上手くいきません。でも何も考えないと、何かが浮かんでくるんです。
それは、夢のような感覚?
村上春樹の対談集のタイトルにも「夢」という言葉が出てきます。
「夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです」
はじめはこの意味が全く分からなかったけど、今は頭では理解できなくてもわかります。
息子が絵を描くときの状態がまさにそうなのだから。