先週(16・17日)は震災の影響も考え、早々に延期を決めたので2週間ぶりの再会。
震災後、子どもたちはたくさんの衝撃的な映像を繰り返し目にしてすっかり心が傷ついている。
落ち着かない、不安な表情をしている。
たとえ地震ごっこをしても怒らずに...
安心できるように具体的に話す...
非被災地の子どもにも心のケアが必要。
と、情報ばかりが先に耳に入ってきてしまったので、今日は正直、ドキドキだったのです。
地震や津波の話は避けた方がいいのだろうか?
子どもがすごく不安になっていたとしたら余震なんて来たらどうなっちゃうんだろう...なんてね。
でもね、幼児クラスの子どももしっかり受け止めていました。
とっても落ち着いていて『しんど4のときあったよね』『テレビが全部、同じのやってたんだよね』
『小さい地震のときは外に出ないんだよね』とか、いろいろ話してくれました。
それよりも、テレビの代わりに見たDVD『トイストーリー』の話をそれはそれは丁寧に話してくれましたよ。
小学生クラスのK君(5年生)は早くからやってきて、幼児クラスが終わるのをドアの向こうから待っていました。
そして教室に入ってくるなり、
『先生!ちょっとあの部屋、使ってもいい?ぜったいのぞかないで!』と倉庫に駆け込みました。
![ラッピング&おもちゃコンサルタント★まりりんのきまぐれ日記★-DSC_0024.JPG](https://stat.ameba.jp/user_images/20110323/22/mariefactory/59/4a/j/t02200293_0480064011121942660.jpg?caw=800)
『いっ久どーなつ』
お気に入りのドーナツを来る途中に荻窪駅前で自分で買ってきてくれたんですって。
そしてちゃんと家からビニール袋と口を結ぶタイをジップロックに入れて持参する準備の良さ(驚)
袋にお友達の名前も書き込んでちゃんと人数分もらってきたチラシをテープで貼って渡してくれたんですよ。
さすが我が教え子だわ!
そして、最終日のお楽しみ会の出し物『新聞紙ジャンケン大会』用に床に人数分の朝日小学生しんぶんを広げてお友達がやって来るのを待つ、K君なのでした。
遅れてやってきた女の子たちも、いつもと変わらぬ元気っぷり。
地震のときは小学校の下校時間や授業中でそれぞれ、お母さんが学校まで迎えにきてくれたんだってさ。
お家もたいした被害も無かったようで良かったね~
...なんて話しをした後、3年生のMちゃんが、ふと思い出したように言いました。
『それよりさ~、先週、しっかり手品の準備してあったのにアートスクール、中止だったじゃん!』とお怒りの様子(笑)
ごめんなさいね~みんなの安全を考えてのことだったんだけど...
ということで本日無事に水曜クラスの最終日、手品あり、ゲームありのお楽しみ会が開催されました。
新聞紙に乗っかってみんなで大爆笑!
あれ?心のケアって...?ここではあまり心配なかったみたいです。
既に親御さんや幼稚園・学校の先生がしっかりケアしてくれたのでしょうね。
かえってこちらがケアしてもらった様なハッピーな時間でした。