日本人の私がフランス語を使うと起こること
フランス人と一緒にいてフランス語で話しているときに起こっていること①自分がルー大柴化する。え?ルー大柴が分からない人がいる?どうなんだろう、若い人って知らないのかな。ルー大柴はルー語と言われる日本語・英語を混ぜた会話をする芸人さんです。トゥギャザーしよう!とか言ってたよね~それを笑っていたはずなのに、日常で夫と一緒にいると、ルー大柴化している自分に気づくのです。ーあ、ゆぬ~だ。 あ、une heure(1時)だ。ーあ、ぽわるが・・・ あ、poil が…(ぽわる=体毛=夫の毛むくじゃらの体毛が抜け落ちているのを見て)ーばとーの話はのんめるしー! bateau(船)の話はnon merci(結構です)。夫がヨット基地外なので、毎日ヨットの話を聞かされてうんざりです。⛵ほかにもいっぱいあるけど、思い出せない②街中のアルファベットはフランス語読みしてしまう。今日、運転中に前のタクシーに綺麗な水彩画の模様が描かれていて、そこにchouchou って書いてあったのですが、それをシュシュ?髪をまとめるしゅしゅ?なんでだろう?って思ってよく見たら、蝶々の絵でした。あ・・・チョウチョウ。蝶々ね。はははっ今は留学から戻って10年以上になるので、もうこういうことはあまりないけど、帰ったばかりの時は「AKB48」?あーかーべーきゃらんとぅゆいっと「au」 ? お???って一瞬頭で読んでしまってて、うわーかぶれてるかぶれてるって自虐しました。③日本語をアルファベットで表記するとき、フランス語用にアクセント記号をつける。例えば、「とても」を「totemo」と書くと、「ととぅも」になってしまうので、「totémo」というように。もちろん、この表記をさせて読ませるのは相手がフランス人の時だけですが。④予測変換に頼っているので、つづりを忘れがち。主に日常で一番メッセージのやり取りをしているのは夫で、フェイスブックのメッセンジャーで連絡しています。うちの共通言語はフランス語なので、私の方が大変。でも、むこうが日本にいてくれていると思えば自分も日本にいながら語学力をキープできるからいいか、と思っています。でも、予測変換のおかげで最初の2,3文字を入力すれば大体3語くらいの予測の中に欲しい文字が出てくるので、多分正確なつづりを忘れているものは多いかも。⑤第3外国語が頭に入らない。留学するまでは中高大で英語を少しはやったから、外国人とコミュニケーションを取ろうとすると、英語しかなくて、英語嫌いじゃなかったから英語で話すしか当然選択肢はなかったです。フランス留学直後はずっと英語。中学、高校英語ですよもちろん。あとは社会人になってから独学で勉強というか、キープさせてたのを駆使して、というレベル。でも、フランス語を身に付け始めてフランス語で話せるようになってくると、英語が全然おぼつかない。というか、英語で話そうとすると、フランス語が出てきちゃう。今でも覚えている、モンペリエの駅でチケット買うために並んでたら、中国系の女性に英語で話しかけられたけど、英語で返しづらくなってて、何か言おうとすると、フランス語しか思い浮かばない。私の頭の中には、日本語と外国語のスイッチしかないんだな、って思いました。その外国語のスイッチが英語からフランス語に変わっただけなんだろう。フランス語を話すようになって14年。あら、そんなになるんだ。それでも現地にいたのはたった2年。だから、バイリンガルとは程遠いけど、夫と毎日フランス語で話していると、日本にいるのに日本語で何って言うんだっけ?なんてこともあるから、在外邦人の方なんてもっとなんだろうなぁ。。。⑥フランス語の発音がうまくできない。いわゆるフランス語の特徴であるRの発音の話ではないです。vent(風)、vin(ワイン) とか の区別ができないから、文脈で判断するしかない。日本語に存在しない発音が理解できない。ゆーとかうーとかわけわからん。発音と言えば、逆に夫はHの発音ができない。フランス人はHの発音ができないんだよ!と、言い訳する。フランス語にはHを発音しないルールがあるので。たとえば、Hokkaido なら 「おっかいどー」Hitachi なら「いたし」 。そう、ch は「し」。「ち」じゃない。でも、笑えるのが、妙にH(アッシュ)を意識しすぎて、「Hのついた言葉を、Hなしで発音してしまいそうになるところ、Hを発音しなければならない」強迫観念がありすぎるのか、もともとHのついていない、母音で始まる単語に、Hをつけてしまう=たとえば、お母さん→okaasan をなぜかHをつけて、「ほかあさん」と言ってしまって自分で失笑する夫。そういえば、最近韓国ドラマを見てたら、韓国人ってHの発音ができない?ことに気づいた。なんで奥さんをワイプ?と呼んでいるの?え?ワイフなの?え?コーヒーをコッピって言ったよね?それでさっきのドラマでは皮膚科を「ぴぷか」って言ってた。なに、世界的にHの発音って訳ありなの?でもスペイン語ではJを発音してないげだよな。よくスペイン語が母国語の友達の投稿では、友達がjajajajajaって笑っているし。私は・・っていうとき?めじゃも じゃなくてめりゃもって言ってるし。なんか言語って興味深い。話がどんどん逸れてしまいました。。。以上、あるあるだよね?っていう話ではなくて、私に起こった個人の経験談でした!きっとまだまだ色々あるけど、思い出したら書きます