ロンドンのウェイブリッジ生活、4日目。
早いもので、もう滞在期間の半分が過ぎたのかと思うと、ここに来てから連日スポーツに励んでいる夫のゼノが、いつもより輝いて見えるものです。
さて、このブログをご覧になっている皆さまに、是非ともお伝えしたいことが、一つ。
それは、一家に住み着いたプシュケの居候で、超手厚いイクメンの末っ子リアムが、子供のお世話が上手で得意なイクメンであること以外にも、どれほど男として優れているかをお伝えしなければ、天の神に怒られるでしょう😇😇😇
リアムはここ、ウェイブリッジの物件にて、かつての上級生であり、夫の下級生で秘書のヒューゴが連れている一人息子・ジョージ(ほぼ生後11ヶ月)のお世話を引き受け、同時にゴッドドーターになる赤ちゃんのレイチェル(もうすぐ生後2ヶ月)の育児もこなし、さらには離婚する運びになってしまったけど、今はまだワイフのお嬢さんに「学びゼロの家事」を教えながら、午前中から夕方まで、今度は私たちが雇用しているギリシャ出身のボディガードで、天使のような少年顔の美青年・ヴァシリオスの幼馴染で親友、ギリシャの地元アテネから一緒に移住して来たオッサン・アレクサンドロスの甥っ子たちを、つまり、ヴァシリオスとほぼ同じ、クルンックルンにカールしたブルネットの天然パーマを持つ双子の少年たち(4)をお世話し、おまけに私が家事をやっていると、サッと手伝ってくれるんです😂😂😂
それでいて、恋人になったヴァシリオスのことも絶対に放置なんてしないし、何をするにも、パーフェクトとしか言葉がありません😂😂😂

リアムの一日は朝6:00-6:30の間に始まり、まずはいつも先に起きてはいるんだけど、毎回寝起きは甘えてくる習性を持つ恋人のヴァシリオスに、優しく頭を撫でてキスとハグをしてあげて、次にジョージ&レイチェルの様子を見に行き、超パワフルで身長だけは超ジャンボベイビーのジョージがベッドから脱走していれば即座に捕まえ、オムツを替え、ミルクや離乳食を与え、サッと赤ちゃんたちの着替えも済ませたら、ご機嫌な二人を連れて私有地内をお散歩しに出かけ、帰って来たら今度はゼノとキッチンで人数分の紅茶を淹れ、全員分の朝食を準備している私をヴァシリオスと二人で手伝ってくれて、朝が弱くてなかなか起きられないお嬢さんを起こし、すごいのは、みんなで朝食を摂ったら私と一緒に全ての食器を片付け、ふと気付いたら、食器洗浄機に詰め終わってるんです😂😂😂
しかも、ちゃんと水で一度流してから😂😂😂
そして双子の少年たちが到着すると、今度はこちらのお世話をしながらサッと賢く育ててしまい、私がフィーカの準備や盛り付けをしている間に、夫のゼノと仲良く二人で紅茶を淹れてくれて、フィーカのあとは気付けばまた、いつの間にか食器洗浄機に詰め込んでくれたあとだし、少年たちの幼稚園に代わってお勉強を見てあげたら、こちらはお風呂に入らせ、ここイギリスでは定番の「お話タイム」をしてあげて、幼さから、まだクルンックルンにカールした天然パーマを自力でケアできないからと、絡まらないようにお世話してあげたり、ディナーの時間も少年たちや赤ちゃんたちに超手厚く行き届いたお世話をこなし、みんなでディナーを終え、少年たちが帰った…と思ったら、また気付けば食器洗浄機に詰め込んであり、夜は私が全員のベッドルームに届けるドリンクを用意している間に、洗い終わった食器を全て片付けてくれて、このあとでヴァシリオスとカップルの時間となっても決して手を抜かず、ヴァシリオスの言葉を借りると、「リアムとセックスすると、何も考えられなくなるくらい良いんです。毎回、僕のことを満足させてくれて…」と、二人の関係は、世間にありふれた一般的な男女よりも遥かに良好だし、それでいて、こんなに忙しくしているというのに、ササッと毎晩恒例、美肌のお手入れなんかもしちゃって、夜はヴァシリオスに腕枕をしてあげながらぐっすり寝る、優秀さ😂😂😂
少年たちに手厚くお勉強を教えている間は、反対側でレイチェルやジョージのお世話もサッとしているし、少年たちのバスタイム中に赤ちゃんたちも一緒に済ませ、決して赤ちゃんたちを泣かすことなく、全てを終えてしまいます😂😂😂
在宅ワークやオフィスに出勤する必要があるヒューゴは、気づけば一日、一度もジョージのオムツを替えていなかったなんて日があったり、お嬢さんはレイチェルに泣いて拒否されてしまうので、まだ一回もオムツを替えることに成功しておらず、リアムがいないと何もできない二人の、ダメっぷり😂😂😂
しかも…しかも、重度の車酔いがあることから、今回はハムステッドの自宅でお留守番することになりましたが、ヴァシリオスから相談され、一家で引き取って看病することにした、超病弱な青年・ラザロスのことも、一日に数回は様子を見に行って体調を確認してあげたりと、これはもう、かの聖母マリアやマザー・テレサ、果ては「クリミアの天使」ことナイチンゲールを遥かに超えた、慈愛と献身ではないでしょうか?😂😂😂
この、「素晴らしい」や「パーフェクト」では言葉が足りないほど、世にも稀に見るイクメンの末っ子を育て上げたリアムのモルは、自身の夫と末息子にだけは超雑で、超適当だとすっかり大評判になって長く、リアムが家族の誰に似たらここまでのイクメンに育ったのかは、誰も知りません😂😂😂
誰が見ても超手厚いイクメンで、大の女性嫌いを拗らせてはいるけど、実は友達なら女性にも非常に優しく、仕事もでき、さらには爽やかなイケメンでプシュケのようなかわいらしさも持ち、女性より遥かにお肌が綺麗だなんて、リアムのバイタリティには絶対に勝てないと思った、今朝の朝食はこちら。



Lemon Poppyseed Bread.

今朝はリアムと恋人になって以降、毎日が幸福感に満ち溢れているといったお顔をしている天使のヴァシリオスが、モル仕込みの腕前を発揮してお手伝いしてくれたので、超簡単にできて美味しい、レモンとポピーシードのブレッドを焼きました😊😊😊💕

ヴァシリオスのモルはイタリア人で、生きていたら今年で71歳になる年齢と、何とリアムのモルと同い年だったことが発覚!😱😱😱

そのためヴァシリオスにとって、リアムが新しい恋人だと紹介したところ、嫌な顔一つしないで受け入れてくれた優しさに感謝したいと言って、リアムのモルが誕生日をお迎えする7月には、自身のモルと同じようにお祝いしたいと、典型的なイギリスのお嬢様をお祝いするにはどうするのがベストなのか、ただいま熱心に相談されています😅😅😅

片方はまるで、アン王女のような逞しさと凛々しさを持ち、義理の娘2人と実の娘5人を一人の力で立派に育て上げ、末息子のリアムについては、「また女の子が生まれたと思ったのに、世話焼きなオカマだったわ…」なんて名言を残し、もう片方はイタリアの超美人女優と人気者ながら、若くして殺されたも同然で夫婦共に事故死してしまい、モルの離婚と再婚によりグランマとグランダが3人ずついるリアムと、家族も親族も全員亡くなったあとで、今は家族と呼べる人が一人もいない、ヴァシリオス…。
ここは日頃の感謝を込めて、私も心から張り切りましょう!😂😂😂
モルたちに共通していることは、多少のタイプは違っても、美人ってことよね😇😇😇

今日も道が渋滞していなければ、朝8:30には双子の少年たちが到着し、その後は超手厚いイクメンのリアム園長先生を中心に、ただいま非常に伸び盛りの少年たちと、だいたい15:30-16:00くらいまで、学びの時間として過ごします。
この、彼らの自宅がある、ロンドンのゾーン2にほど近いゾーン3からウェイブリッジまでの道は、ロンドンの中心部から郊外へと出る形になるので、朝はほとんど混んでいないんですが、帰りは帰宅ラッシュにハマってしまうと、通常1時間20分もあれば帰り着くところ、運が悪いと2時間20分ほどかかることがわかっており、これは少年たちを16:30までにお風呂に入らせ、それからみんなでディナーにして、17:30までにバイバイ…では、少々遅いのではないかと心配し、少年たちの伯父に当たる人物、そう、オッサン・アレクサンドロスに確認してみたところ、驚くべきことに「詳しいことはわかりませんけどね。不真面目な俺と(婚約者の)アメリが運転すると、必ず19:00までには帰り着いて、遅くても19:10にはチビたちをベッドに放り込めるんですよ。なのに、兄さん(ダディ)と奥さん(マミィ)が迎えに行くと、必ず帰宅ラッシュにハマりやがるんで、それもあって昨日は俺とアメリが迎えに行った、ってわけなんです」という、さすが末息子&末娘のカップルらしく、長男&長女の夫婦より、非常に要領良く帰りの運転をしてました😂😂😂
それは…大学から大学院までをアメリカで過ごし、母国ギリシャに帰国してからはエリート刑事だったオッサンと、根っからのアメリカ人で、用があればアフリカのサバンナ(※ジョージア州のサバンナではなかった…)でも運転しちゃうアメリのペアと、根っからのギリシャ人で、大学はここイギリスの名門校に進んだ超インテリ男性のダディと、生まれも育ちもイギリスというイギリス人ながら、イギリス人女性にしては非常に性格がいい淑女のマミィでは、そもそも運転の仕方が違うんでしょう😅😅😅
それでも、ここイギリスに10年ほど住んでいて、一度も交通違反の切符を切られたことがないというオッサン&アメリに、交通違反は2年に1回の頻度というダディ&マミィなら、稀に見る冷静さとポジティブなパワーを持ったカップルの方が、何かと上手く事も運ぶのかな😅😅😅
この状況から、行きはダディまたはマミィが送り届け、帰りはオッサンとアメリがデートも兼ねて、少年たちを迎えに来てくれます😊😊😊💕
そんな少年たちの学びをまとめると、こちら。

Monday - Plant Collection.
私有地の森林に入り、リアム園長先生をネイチャーガイドに草花や木の名前を学び、植物採取。
※前半は超くだらない事件です。


Tuesday - Storyteller&Biologist&Gardener.

夫のゼノがご近所さんたちに挨拶をして触れ回ったところ、児童文学作家の老紳士が得意のStoryteller(語りべ)を、生物学者の老紳士からは植物の仕組みを、何の因果か、たまたま庭先で居合わせたガーデナーの好青年からはガーデニングの基礎を学び、人生初のガーデニングにもトライ。


Wednesday - Watercolour Painting&Music.

夫のゼノがご近所さんに触れ回り、今度はプロの画家を職とし、複数の児童文学作品で挿絵も担当した経歴を持つ老紳士からは水彩画の基礎を、手厚いイクメンのリアム園長先生からは順番にピアノを、教会のパイプオルガニストだった老紳士からはパイプオルガンを習い、人生初の料理にもトライ。


この充実っぷりが、超羨ましい😂😂😂

子供の頃は、同じような学習環境を大人たちがせっせと与えてくれたおかげで、子供だった私たちは何でも簡単に手に入ったけど、大人になった今では全てを自分で計画して、セッティングしないといけないから、学びには何かと準備が必要だよね😂😂😂

まあ…大人になったら、今度はその学びまでの「過程」も、楽しいけど😊😊😊✨

そこで今日は午前中に、先日集めた植物のSpecimens(標本)を作り、午後からはミュージアムと、ちょっとした観光に出発します😊😊😊💕


本日、仕事を在宅ワークに変更できたからと、一緒に標本作りを楽しむのは、少年たちの伯父でオッサンのガールフレンド&婚約者、アメリ😊😊😊💕

この子がね…まだ20代と若いのに、すごく性格が良い子で、明るく活発、陽気で愉快、同時に度胸もあり、相手が誰であってもフレンドリーで、でも真面目で、決して自慢せず、努力は人の何倍だってするし、人一倍よく働くしっかり者という、これだけでもう、例えいかにも典型的な末娘みたいなことをしても許せちゃうというか、もはや気にならないレベルだよね😂😂😂

超パワフルなアメリは、少年たちの面倒もよく見てくれるし、オッサンはアメリとイギリスで再会して以降、「俺が結婚するのは、アメリしかいねぇ…」と言ったほど、オッサンの両親、パパドプロスの一家からも、評価の良い娘です😊😊😊💕

ギリシャ人のファミリーネームを見ると、祖先の職業までわかるものが多く、この「Papa(パパ)」と付く名前はほとんどが司祭や主教といった、聖職者であったとされているのに、教会に行けば即寝落ちする習性を持つ、オッサン😂😂😂

ギリシャでは、一番人数が多い名前とはいえ、先日ギリシャ正教会で行われた、St Basil the Great(ヴァシリオス大主教)の典礼みたいに、非常に高貴な名前の一つなんだろうけど、名前の通り天使のヴァシリオスと違って向いていないといい、「わかりませんよ。昔の主教は悪さや陰謀を企てて首謀しましたから、処刑された聖職者の末裔だったら、教会なんてただの隠れ蓑に過ぎませんからね」といったオッサンの、潔さ…😂😂😂

双子の少年たちはギリシャのルールに従い、長男は父方の祖父から、次男は母方の祖父から一つずつ名前をもらったのち、長男はイギリスでも通る英語名に直したものを名乗っているものの、できることなら、ヘアスタイルと性格がそっくりなヴァシリオスと同じように、名前の通り「夕焼け」や、「祝福」といったイメージが残る大人になって欲しいと、マリアおばさんは願ってやみません😂😂😂


今回、双子の少年たちが標本作りに使うのは、月曜日に手厚いリアム園長先生をネイチャーガイドに森林を散策し、摘み取って来た草花たち😊😊😊✨

壁紙デザイナーのアメリもいることだし、コラージュにもトライしてみようかな😊😊😊💕

月曜日の午後、リアム園長先生と4時間もかけて採取し、泥が付いていた草花を洗い、リアムが自慢のイクメンっぷりを発揮して陰に干し、温かく見守った結果、ようやく草花は乾き、アルバムに入れられる日がやって来ました😊😊😊💕

もう…水に浸した時点で、何だかわからないほど小さな虫たちが逃げ出して来るし、種類によっては乾燥の過程でありがちな、先端から中央に向かってカールし始める葉っぱなんてものまで現れたり、うっかり花びらが取れてみたり、色褪せないように陽を遮る必要があったり、本当にリアムが育児経験も豊富なイクメンで助かった、この一家😂😂😂

葉っぱから出てきた虫さんたちに関しては、夫のゼノが昆虫大好きで、虫のことなら何でも詳しく知っているので、物によっては駆除したり、安全なものは外に逃したり、羽を持っているのに宙を飛ぶことができず、水の中またはテーブルの上で死んでしまった者たちは、欲しそうにお顔を覗かせいた仔犬のアーサーにプレゼントしたりと、最後まで役に立ってくれたよ😇😇😇

標本はまだ少年たちの年齢が幼いため、仲間分けは少年たちをメインに行い、名前付けは子供のためのネイチャーガイドもできゃうリアム園長先生にお願いし、私とアメリはコラージュを模した、周りのデコレーションを担当😊😊😊✨

葉っぱは大きさで分けてみたり、こだわって種類で分けてみたり、葉っぱの形で分けてみたり、茎に毛が生えているかどうかで分けてみたり、森林の中から摘んで来たものなのか、それとも私有地内の湖付近で育つ水草の一種なのか、花を付ける草なのか違うのかで分け、こんなに種類があるのに、よくリアムはどこで摘んだものかまで覚えているな…と思ったら、さすが子供たちにネイチャーガイドしちゃうイクメンらしく、写真撮ってた😂😂😂

子供想いのリアム園長先生は、同時にモルたちにも優しい末っ子であり、「こうすれば子供たちの写真も増えて、家族と離れて学んだ時間を記念や思い出に残せますし、どんな行動をして、何を観察したのかという記録にもなりますからね!」と、さすが、手厚いイクメンは違います😂😂😂

完成した標本を前に、兄弟でケンカをすることもなく、達成感いっぱいに仲良く眺める姿は、食べてる時だけ評判の「真の天使」にも似た、子供らしく仲睦まじい光景に見えた、今日のフィーカはこちら。



Sugar Free Cheesecake.

双子の少年たちは今日もヴァシリオス兄さんにささやかれ、かわいい女の子にモテまくる人生を送るためにはまず、男の子でも料理上手になっておくことが必要だと習い、完全にその気になり、「マリアおばちゃん、今日もお手伝いする!」と混ぜる担当になってくれたので、こちらの少年たちの方が格段にかわいいところがあると思いながら、みんなでシュガーフリーのチーズケーキを作りました😊😊😊💕

この、ヴァシリオスのモルがもたらしたイタリアの習慣って、素敵だよね😊😊😊💕

ただ…ここイギリスの女性は大半が料理をせず、レシピもろくな数を持っていないため、顔のかわいさに惹かれてしたたかな娘に引っかかったら、ヒューゴの二の舞で離婚しそうだと、マリアおばさんは少年たちが心配でなりません😂😂😂

イタリアの女性は家事も自立しているし、ギリシャはファミリーネームに関する法律を変えたら、それまでより女性の自立が格段に促されたから心配しないものの、国民の60-70%ほどに怠け癖があるここイギリスの場合、この少年たちは「マミィみたいな女性」を目標にしてガールフレンドを作れば、ちょっとは安心かな😂😂😂


美味しいおやつを食べ、しっかり腹ごしらえを済ませたら、今度は観光しにお出かけ😊😊😊✨

少年たちが非常に男の子らしく、車や飛行機に興味があると知った同居人のジャックから、「ウェイブリッジはモータースポーツと航空機産業が盛んな地域だから、ミュージアムに連れて行ってもいいんじゃない?航空機とは場所が違うけど、ロンドンバスが集まってるところもあるよ?」と提案され、行ってみることにしました😊😊😊💕

さすが、頭脳は天才で自動車にはややオタクな好青年、そして以前は3人の子供がいるダディだっただけあって、子供が好きそうな場所と車が集まる場所をよく知っている、根っからの車好き😊😊😊✨

そこで少年たちに、「モータースポーツの乗り物や飛行機が集まっているミュージアムと、ロンドンバスのミュージアム、どっちに行ってみたい?」と聞いてみたところ、やっぱりこの子たちは自分の欲に超正直な「双子」なせいか、二人揃って「ロンドンバスがいい!」と、何と即決😂😂😂

こういう時、趣味や好みが全く同じで全てのタイミングがピッタリ合う兄弟がいると、何かを選ぶときに起こりがちな、兄弟ケンカだけは回避することができるよね😅😅😅

しかし、「彼らはいつもいつも、僕とだけ考えや好みが正反対で、リアムを取るなと思えば笑顔で奪って行くし、戦闘機もかっこいいんじゃないかと思えばロンドンバスがいいと言うし、子供なんて嫌いです。ギリシャ軍だって、戦闘機くらい常備してますよ…」と嘆く、天使😅😅😅

それは…少年たちがヴァシリオスと同じように、人種でいうならハーフの生まれであっても、「誇り高きギリシャ人」や「勇敢な戦士」そのものの見た目をしたヴァシリオスと違って、「今、この瞬間」を生きているのが少年たちの真の姿だから、ギリシャ人としての誇りとか、ギリシャがどれほどの強国で栄えた文明を持ち、どれほど教育や芸術の質が高くて発展した国だったかを知るには、まだまだ時間を要するだろうと、理解してあげて😂😂😂

仮にもし、ギリシャがイギリスに卑怯な戦争を仕掛けられた場合、真っ先に帰国して、ギリシャ軍の一員として共に戦うと言えるヴァシリオスと、どちらがよりかっこよくて、かわいい女の子にモテて、周りの大人たちに褒められるかを基準にして決めたい少年たちなら、愛国心以前の問題でしょう😂😂😂

ヴァシリオスは元SP(Special Police)だから、「国家のために」とか、「祖国ギリシャのために」という気持ちは誰よりも強く、少年たちのように、女の子にモテることを優先しているようではアンプロフェッショナルだと考えているから、市民の足・ロンドンバスより国家の発展・航空機、飛行機より国家を守る戦闘機になっちゃう気持ちは、軍人家系の私なら、理解できるよ…😂😂😂


そこで行ったのは、London Bus Museum.

ここはロンドンのウェイブリッジと、ロンドンバスがメインに走っているエリアからは少々離れていますが、もともとはイギリスのモータースポーツ発祥の地だったり、航空機産業で栄え、自動車も盛んな都市なので、車や飛行機の美術館・博物館を建設するには、適した都市でもあります😊😊😊✨

最もロンドンバスが走っている場所といったら、思い描くイメージとしては、ロンドン中心部のピカデリーサーカスとか、ウェストミンスターのような、シティと呼ばれるあたりでしょうか?😇😇😇

ごめん…やっぱり私って、田舎よりも大都会が好きで、お気に入り😂😂😂

ミュージアムでは非常に珍しく、夫のゼノから「マリアはイギリスに、トータルで10年の留学をしていたが、目的はどれも勉強だったし、スウェーデンで過ごした時間の方が長いから、ロンドンバスの色は全てレッドだと思ってるだろ?」と笑われ、そうじゃないのかと見てみたら、何と!色がレッドじゃないバスを発見しました!😇😇😇

その証拠となる、こちらの写真をご覧ください。



2階建てバスの、グリーン!

しかもこちらは旧型なんてものではなく、つい最近作られたもので、普通に動きます😅😅😅

まあ…本当のことを言うと、ロンドンバス=赤い2階建てというイメージが強かっただけで、レッド以外のバスが運行していることくらいは知っていたんですが、何となく認め難いというか、ロンドンで走るバスならレッドだろうという認識から、運行会社がロンドン以外の場所にある、ロンドンとは関係ないバスなのかと…😂😂😂

こういうのを、「偏見」っていうんだよね😂😂😂



2階建てバスの、ブルー。

夫のゼノは子供の頃からブルーが大好きなので、こちらがお気に入りだそうです😊😊😊💕

…10年以上も前に、新車でキャッシュ一括なんて買い方をした、人生初の愛車だったりするMINIも、ブルーだもんね😇😇😇

本当に、飽きずにブルーばかりの息子😂😂😂



こちらはレトロな、クリームのバス。

考えてみたらごくごく当たり前の話なんだけど、最初から2階建てではなかったんだね😅😅😅



こちらは今走っているロンドンバスの原型ともいえる、レッドの平屋建てバス。

こちらも非常に新しく、普通に走ります😊😊😊✨



ロンドンバスの定番、2階建てバスのレッド!

イギリスのバスでロンドンを走るといったら、やっぱりこれだよね😊😊😊💕

子供の頃は憧れで、何度か、仕事の都合で赴任していたママや、スウェーデンから会いに来てくれたお父さんにお願いして、楽しく乗りました😊😊😊💕

まだ世の穢れを知らない、ピュアな心の持ち主だった子供の頃が、懐かしい…😇😇😇

双子の少年たちも、超手厚いイクメンのリアム園長先生をツアーガイドに、仲良く手を引かれ、ユーモア溢れる説明をしてもらい、中でお気に入りのバスも見つけたようです😊😊😊✨

やっぱり、超典型的な男の子だからなのか、ブルーのバスがお気に入りみたいなんだけど、かわいい女の子にチヤホヤされ、モテまくりたいなら、レッドやピンクの魅力も、伝えてあげたい😇😇😇

この性格は誰に似たのかというと、間違いなく少年たちの祖父、つまり、オッサン・アレクサンドロスのファルがほぼこんな感じで、女の子にモテるためなら全力を尽くすタイプの超単細胞なので、その血を全面的に引いているオッサンは今でこそクールにしていますが、子供の頃はヴァシリオスがクルンックルンにカールした天然パーマを背中まで伸ばしていて、本物の天使か見知らぬ美少女にしか見えなかったため、何度もデレデレと鼻の下を伸ばしてヴァシリオスに歩み寄っては騙され、毎回、まだマナーを知らなかったヴァシリオスに「ばーか!」と言われていたオッサンに似ているなんて、憐れむべきでしょうか😂😂😂

当時のことを思い出してはクスクス笑い、イタズラな笑みを浮かべるヴァシリオスは、笑った顔が少年たちと超そっくりで、少年たちの20年後はこうなるんだろうと思った、今夜のディナーはこちら。



Cherry Tomato Salad.

ミュージアムに行ったら楽しかった余韻もあり、大騒ぎしながらリアムを呼び、バスタイムとお話を楽しむ少年たちが戻って来ないうちに、大急ぎでチェリートマトをバルサミコ酢、オリーブオイル、フレッシュなガーリックとハーブでマリネして、イタリア風のトマトサラダを作りました😊😊😊💕

温かくなってくると、一気にレモンやヴィネグレットが大活躍😊😊😊💕

ちなみに…イタリアでは、世のモル(お母さん)たちのことをマンマと呼ぶんですが、スウェーデンではこれを「Mamma」(マッマ)と呼ぶせいなのか、うっかりこれを発音してしまうと、最近リアムとイタリア語のお勉強を始めたヴァシリオスが反応を示すようになり、「マッマのレシピ」のような発言をすると、イタリア料理を作ろうとして、違うものが出来上がったんだと思われます😂😂😂

天使、違うって…😂😂😂


ミュージアムでは「ロンドンバスだー!」の一言に始まり、「リアム先生、あれは?」「なんでこっちはこうで、あっちはああなの?」といった、子供にありがちな質問攻撃とハイテンションな騒ぎっぷりを見せて疲れたのか、ここに来て人生経験も育児経験も共に超豊富な、超手厚いイクメンのリアム園長先生に、とうとう初のピンチが到来!

…大人がうっかり話し込んでしまった隙に、ディナーを食べながら、寝落ちしてた😂😂😂

ですが、超手厚いお世話が大の得意なリアム園長先生がそっと起こしてみようと、優しく呼びかけたり軽く揺り動かしたりして覚醒を試みている最中、これ以上恋人のリアムを取られてなるものかとブチギレたヴァシリオスが実力行使を始め、何と一切の物音を立てずに少年たちのイスに近付き、もう一人いるノルウェー系アメリカ人のボディガードで、超ハートフルなオープンマインドが自慢のジョージおじさん(ハゲ頭)に目配せした直後、一気にイスの足を蹴り飛ばし、天使のやろうとしていることに気づいたジョージおじさんが、持ち前の高過ぎるコミュニケーション能力を活かして少年たちを抱え込むようにキャッチしたところ、足がガクッと揺れた弾みで起きたようです😂😂😂

さすが屈強なボディガードというか、人間の仕組みを非常によく理解しているからこそできる技だったというか、これが万が一にもジョージおじさんが鈍臭い神経をしていて、コミュニケーション能力も低くて、子供の扱いに慣れていなかったら、危な過ぎて絶対に真似はできません😂😂😂

ポイントは頭を含む上体ではなく、腰から下、主に浮いている足を揺するようにすれば、夢の中で階段から落ちたりして、起きるのがこの仕組み😂😂😂

夢から起きた少年たちは、「落ちると思ったら、ジョージおじさんが助けてくれた!」と勘違いを起こし、ヴァシリオスのことは相変わらず、「僕たちと同類で、子供で、役立たないお兄さん」と、今度は大好きなアメリに手を引かれ、オッサンと帰って行きました😂😂😂

本当にヴァシリオスって、恋をしたら一直線に甘える習性を身に付けて、嫉妬心を抱くようになり、子供相手にブチギレるから、困った子😂😂😂

土曜日から、このウェイブリッジの物件というか、私有地の森林添いにテントを張り、みんなでキャンプを楽しむ予定なんだけど、少年たちが一晩丸ごとリアム園長先生にくっ付いて離れなかったら、どうするつもりなんだろう😂😂😂

今夜は珍しく、天使の明日に、いえ、これから訪れる天使の土曜日に、心からGood Luckを…。


God natt...

※慣れていない人が一人で揺り動かしたり、椅子の背もたれをガタガタと揺らした場合、首を痛める危険性が高くなりますから、初心者、及び足の骨が脆い方は、絶対に真似しないようにしてください。