Cinnamon Loaf Cake with Chocolate Chip.
朝から仔犬のアーサーと一緒に、スポーツに励んでいた夫のゼノには、これ以上ガリッガリに痩せないようにと保険も兼ねて、チョコレートチップを入れたシナモンのローフケーキを焼きました😊😊😊💕
上からトッピングしたのは、シンプルで甘いシナモンのグレーズ😊😊😊💕
統計によると、母国スウェーデンでは、フィットネスで体を動かす国民は70%ほどいるのに対し、ここイギリスの国民は、33%ほど😇😇😇
こちらはコロナ禍以前のデータなので、もしかしたら今は健康志向の国民が増えて、数値も上昇しているかもしれませんが、このメリットが多い行動をするメンバーに夫が入っているとなれば、ワイフは食事の面でもサポートしたくなります😊😊😊✨
しかしヒューゴは、私のこの発言に対し、「レイディのその考え方は、この国の国民を想う心からだと思いますけど、統計によると、コロナが収束して以降、連絡もなく習い事を辞めた子供が大半を占めるんだそうですよ。親がやらせる習い事でこの状態ですから、大人がフィットネスを継続させている保証なんて、どこにもありませんよ」ということで、もう幻想は抱かない😂😂😂
※冒頭は、超くだらない事件です。
昨日のうちに、夫のゼノはサッとご近所を回り、一週間とはいえ物件に戻って来たことを知り合いの人たちに伝え、その際、ただいま5歳を目前にした4歳の少年たちを半日預かり、リアムが幼稚園の代わりにお世話をしていると話したところ、子供好きな作家の老紳士と、理科が得意なゼノに、よく生物学の専門的な内容を教えてくれていた学者の老紳士が名乗りを上げ、何と今日は、午前中に作家の老紳士が来て、Storytellerをしてくれることに!
日本語だと、「語りべ」というものでしょうか?
この老紳士は、作家の中でも児童文学を中心に、イタリア語とフランス語の英訳も手掛けたほどの腕前を持ち、現在はもっぱら、暇を見ては近くの小学校や幼稚園に出向き、ボランティアでStorytellerをしていたり、若手の作家に物語の書き方を教えていたりと、その道のプロ😊😊😊💕
ゼノが非常に懐っこく、仔犬のように「戻って来ました!」とご挨拶したため、子供の頃のゼノはどれほどかわいい少年だったかとか、頭が良くて賢くお利口な子供だったから、Storytellerしてあげる大人たちも楽しかったんだよ…と長い時間を語られ、それなら今、同じように賢い少年たちをリアムがお世話しているところだと、今週は遊びに来るから、またお話してくれませんか?と試しに頼んでみたら、早速来てくれることになったそうです😂😂😂
夫の、末っ子感…😂😂😂
Storytellerの老紳士が持つ、自慢の「お話レパートリー」は、アイルランド、イングランド、ウェールズ、スコットランドのおとぎ話、シェイクスピア、「ノロウェイの牛」を含む北欧の昔話、スウェーデンとデンマークの民話、グリム童話、アンデルセン童話、ドイツの民話、イタリアの民話、フランスのシャルル・ペロー、オスカー・ワイルド、オー・ヘンリー、ギリシャ神話、そしてギリシャ版とヨーロッパ版のイソップ童話と多数😊😊😊✨
そこで今回、非常に思慮深く、遠慮深い性格の老紳士にとって、ギリシャ人やその子供たちにギリシャのお話をするのは、またスウェーデン人の私がいる場で北欧のお話をするのは、もちろん今まで、どの国のお話にも全力を尽くして来たんだけど、いきなり祖国のものをお話して、万が一にも失礼があっては申し訳ないからと、一番得意だという、イングランドのおとぎ話を聞かせてもらいました😊😊😊💕
それがもう…聞いていると、大人まで楽しくなっちゃって、お話を読み上げるときの口調、子供にも非常にわかりやすい簡単な英語、美しい発音、はっきりとした喜怒哀楽、たっぷりの美声、小さいながらも鬼気迫る迫真の演技と、まるでテーマパークにいるような、耳も心も惹きつけられる語り方、溢れるユーモア、さらにはユニークな言い回しに、少年時代の夫が超羨ましくてなりません😂😂😂
今回聞かせてもらったお話は、「Tom-Tit-Tot」(邦題:トム・ティット・トット)、「The Wee Bannock」(邦題:おちびのスコーン)、「Master of All Masters」(邦題:旦那のなかの旦那さま)、「St. George of Marry England(邦題:楽しき国イングランドの聖ジョージ)の、4つ😊😊😊✨
何度聞いても、Tom-Tit-Totは娘がしたたかで、そんな娘を騙してお嫁さんにもらうはずが、誰もいないと思って森で自分の名前を歌ったら、そこを通りがかった王様に聞かれてしまい、お妃様になった娘に筒抜けて、妖精自身は消えるしかなくなってしまったり、The Wee Bannockは逃げたスコーンがなかなか捕まらず、Master of All Mastersは全ての物に変な呼び名を与え過ぎちゃって、肝心な時に正確なことが伝わらなくなるし、St. George of Marry Englandはアメリカ版と内容が異なり、今の時代にその内容は大丈夫かと思う部分もあれば(「モロッコの黒人王」あたり)、聖ジョージの勇敢な振る舞いに感動して、ついつい涙を誘う部分もあったり、例え心が大人になっても、ドキドキ&ハラハラする体験は、私たちを豊かにしてくれます😊😊😊💕
ギリシャ人の超インテリ男性をダディを持つ双子の少年たちが、何と「イソップ童話」とは誰のことを指しているのか知らなくて、一瞬だけほぼ全員が絶句してしまったけど、天使のイタズラ顔で笑うヴァシリオスを見て、そういえばイソップという名前は英語表記で、ギリシャでは「アイソーポス」だったことを思い出した、今日のフィーカはこちら。
Strawberry Galette.
今日も双子の少年たちは、元気よく午前中から遊びに来ていたので、まだ幼い子供だし、長いお話を聞いて疲れてしまわないように、体に染み渡るものをと考えた結果、ストロベリーをたっぷり使った、自然な甘さのガレットになりました😊😊😊💕
お話をしてくれた、Storytellerの老紳士もお誘いしたところ、こちらは出るわ出るわ、少年だった頃のゼノの思い出話😂😂😂
老紳士のお話では、「ゼノは賢かったんですよ。私がお話をしてあげると、どんなものにも興味を持って、民話は口伝てにして広まったものですから、途中が抜け落ちることもあるでしょう?そうすると、途中にあったことを考えるんですよ。もしもこうなら、結果はこうでしたか?、とね。それがなかなか的を得ているものですから…」と、子供の頃は病弱だったゼノも、旅が好きだったようです😅😅😅
例えベッドの中だったとしても、本は子供たちを平等に、素晴らしい世界へと連れて行ってくれる、素敵なアイテムの一つだよね😊😊😊✨
ここウェイブリッジの物件には、庭にさまざまな品種のバラが植えられ、その数は何と300以上。
肝心の、この大量のバラを植えたゼノのダディ・セバスチャンが正確な数を把握しておらず(※趣味で植えたから覚えていない)、天才のジャックが「暇だから、俺が数えてみようかな?」と提案してくれたので、結果は寝て待てということにして、午後からは生物学者の老紳士と、たまたま…本当にたまたま居合わせたガーデナー(庭師)の好青年を先生に、午後からはバラの観察と植物のお勉強、そして人生で初めてとなる、ガーデニングにもトライ😊😊😊💕
庭のど真ん中にて、イケメンなガーデナーの好青年を発見した当初、少年たちはグランダ、つまりオッサンのファルが非常にガーデニングも上手で得意としていて、ガーデナーをお願いするのは初めて扱う木を植える時か、デザインについてのアドバイスをして欲しい時、それも孫たちがいない、静かな平日の午前中にのみ来てもらっていたため、その存在すら目にしたことがなく、持ち前の賢さから、私に「マリアおばちゃーん!お庭に知らないオジサンがいるー!アレク呼んだ方がいいよー!」と、不審者扱いされてました😂😂😂
さすが、少年たちから「アレクは仕事しなくて、結婚もしなくて、お家でパソコン弄って座ったままのオジサン」だと誤解されているけど、一応アレク伯父さんはボディガードというお仕事もしていて、そのボディガードとは悪い大人を追い払うために存在する、ということだけはよく理解しているのか、何かあった時にはアレク伯父さんを呼ぶものだと、教育は行き届いています😂😂😂
アレク伯父さんとは同じボディガードで、ギリシャでは要人の元SPという経歴を持っているのに、天使のような見た目では、ケンカをしても弱そうだと思われているのか、何故かこういう時に限って呼んでもらえない、ヴァシリオス兄さん😂😂😂
今回、老紳士からはバラを含む、草花が成長するまでの過程と花の構造を教えていただき、ガーデナーの好青年からは、バラに付きやすい虫や、付いてしまった時の対処法、ガーデニングに必要な道具、肥料の種類、お世話に必要なことを一通り教えてもらい、その全てを少年たちにもわかるように、手厚いイクメンのリアム園長先生が超簡単な言葉に直し、自然に対する理解を深め、興味を持ってもらうことが目的😊😊😊💕
たまに、非常に専門的かつ、その道のプロしか知らないほどマニアックな内容が飛び出してしまい、リアムでも理解できないことがあると、サッと口を挟み、超わかりやすく説明する夫😇😇😇
まだ幼い少年たちにとって、Aphids(アブラムシ)がくっ付いてしまったら、その時はLady Bug(テントウムシ)さんに来てもらい、軒並み「食べてもらう」のがベストな対処法だということの方が、子供心にショックも加わり、記憶に残ったでしょう😂😂😂
バラの花びらは何枚あり、花びらの形や枚数、巻き方、色などによって品種が生まれ、水はどこを通って花まで届くのか、根の張り方、葉の色がグリーンなのはなぜか、なぜ葉が重ならないように生えるのか、お日様が当たることのメリットとは、さらにはバラでも病気になり、それを防いで健康に保つための肥料があり、ミツバチの役目とは…といったことを、老紳士からは超専門的に、ガーデナーからはフラットに面白く、ゼノからは紳士的に、さらには手厚いイクメンのリアムが行き届いたユーモアも付け加えたことで、他の子供たちより圧倒的に楽しく学んでいた少年たちは、心が満ち足りて幸福感が高いせいなのか、習ったことを非常に細かくよく覚えていて、子供の学ぼうとする時のエネルギーに、感心して言葉がありません😂😂😂
いやぁ…そばで大人の私が聞いていても、内容や説明の仕方が本当に楽しくて、この授業を理科が苦手な子供に経験させてあげたら、絶対好きになっちゃうんじゃないかと、おばさんには打算まで生まれちゃったよね😇😇😇
賢い仔犬のアーサーもお勉強が好きなのか、はたまたお得意の、子供たちと同調する能力が活かされたのか、少年たちがお話を聞いたり植物に触れたりしている間中、ずっとお利口にお座りしている姿は上品で様になっていた、今夜のディナーはこちら。
Cannelloni with Spinach and Ricotta.
ディナーは17:00前に、少年たちや老紳士、ガーデナーを交えて摂ることにしたので、こちらはヴァシリオスがコマンダーとなり、ほうれん草とリコッタチーズのカネローニを作りました😊😊😊💕
今は亡き、ギリシャの資産家としてはトップクラスで、フレンドリーな超イケメンと大評判だったファルと、イタリア出身で、超美人女優と人気者だったモルを持ち、両親から引き継いだ美貌の数々に加えて、料理上手でもあったモル仕込みの腕前を持つヴァシリオスが作ると、雑な私より遥かに上手で、レストランが開けそう😂😂😂
カネローニはイタリア料理の一つで、パスタの中に材料を詰めて焼くため、ベイクドパスタとも似ていることから、レシピが一つか二つもあれば、あまり食の幅が広くないイギリス人からも、小さな子供たちからも、人気があります😊😊😊💕
男の子ながら、レシピのレパートリーは200を超えているヴァシリオスの、このモテ要素…😂😂😂
本日、少年たちのお迎えに来てくれたのは、急な用事が入ってしまって忙しかったモルに代わり、オッサンの若きガールフレンド・アメリ😊😊😊💕
そう…言葉としては、いえ、確実にオッサンのガールフレンドで、現在は婚約者だという事実に他ならないんですが、少年たちは自身こそがアメリのボーイフレンドだと、将来はアメリをお嫁さんにするんだと言って、一歩も引きません😂😂😂
オッサンはまだ30代も前半という若さなのに、すでに40歳を超えた兄、つまり少年たちのダディより年上に見えてしまうほど冷静で、落ち着き払った性格から、誰からも30代前半だとは思ってもらえないので、確実に20代の若者に見えるアメリが放った言葉を借りると、「アレクって、実際の年齢よりずっと穏やかで、紳士的な振る舞いができるでしょう?最近の若い男にはそれができないから、余計オジサンに見えちゃうの!」ということで、オッサンには若者らしく、バカンスの時だけでもいいから、ハメを外すよう教えたい…😂😂😂
ヴァシリオスも、オッサンとは母国ギリシャの生まれた病院、幼稚園、小学校、インターナショナルスクール、進学したアメリカの大学、大学院と、生まれた時からずーっと一緒に過ごして来た幼馴染だけど、オッサンがいわゆる「はっちゃけた」状態になったことは一度もないと、そんな若者らしい行動をしている姿なんて見たことがないと、できるものならやらせてみたいと言ったほど、いついかなる状況であっても冷静な男は、幼い甥っ子たちに誤解されたが最後、なかなか「アレクは50歳なのに、まだ結婚してなくて、たまにしか働かない」というイメージは、拭い去れないようです😂😂😂
常に冷静で、落ち着き、決して慌てることもなく、焦ることもない、肝の据わったオッサンに、心からのGood Luckを…😂😂😂
この少年たち、来年の夏までを目安にオッサンがアメリと結婚式を挙げるんだけど、その時は泣くと思う?それとも、怒ってブチギレると思う?😇😇😇
泣いたら面白いのにと笑うヴァシリオスは、親友の結婚式で、またイタズラな天使のように、少年たちの反応を見て、クスっと笑うのかな😇😇😇
God natt...