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サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が前日の石油輸出国機構(OPEC)総会で、米国のシェール油ブームに対抗する必要があるとして、減産に反対していたことが判明
減産を見送ることで原油価格を抑制し、米国のシェール油生産業者の収益を圧迫すべきと強調したと、関係筋への取材で明らかに
減産を主張していた非湾岸諸国のOPEC加盟国当局者に近い筋は『ヌアイミ氏は米国との市場シェア争いに言及した。サウジが市場シェア争いを望んでいるため、減産を主張していた加盟国はサウジの意向に沿うしか選択肢がなかった』とコメント。。。
減産を主張したある加盟国の代表も、納得していないが従うしかなかったそう…
ある湾岸諸国の当局者によると、ヌアイミ石油相は需要はいずれ回復し、原油価格も持ち直すとの見方を示したけど、今ここでOPECが減産すれば、市場シェアを失うと強調
OPECがかつてのように世界を動かす存在ならば、今週ウィーンに集まった各国の石油相は市場を安定させるために減産で合意していただろうけど…
米国の生産量は急増する一方、世界の需要は衰退し、原油価格は6月から30%以上も下落
ベネズエラやアンゴラなどの加盟国の代表は、原油価格が現在の1バレル75ドルから100ドルの水準に戻るのが望ましいと発言したけど、27日の総会では現行の生産枠を維持することを決定
これで来年も、生産過剰の拡大と原油価格の下落が続く見通しが強まる事に
原油価格の下落は、短期的には低迷する世界経済にとって強壮剤になるけど…
OPECが合意できなかった理由はあまり喜べるものではなく…
強力な産油国は必要で、OPECが統制を欠いていることは多くの加盟国の弱体化を反映
OPECの有力国であるサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、カタール、クウェートが仮に自ら減産に踏み切っても、それに追随する加盟国はあまり多くなく?
イランとリビアはすでに生産量が急減
イランは欧米による経済制裁の影響を受けているためだけど、イランと欧米との核協議が再延長されたため、経済制裁は少なくともさらに7カ月は続くことに
リビアでは武装勢力同士の激しい衝突が続き、今週はそれがエスカレートする兆候が
一方、ベネズエラとナイジェリアでは、選挙で選ばれた政権が財政危機に直面
イラクはOPECの生産枠の対象外だけど、生産量が日量400万-500万バレルに達した時点で復帰する意向を示し、今年中の実現を望んでいたけど、エネルギー情報会社プラッツによると現在の生産量は日量約310万バレルにとどまっている模様
多くのOPEC諸国が苦境に陥る中、米国はシェール革命のおかげで世界の原油需要の拡大に応えてきたけど、米シェールブームはおそらく2010年代の終わりには収まる可能性も?
これに対し、新興国では工業化の進展とともに需要が拡大し続ける事に?
国際エネルギー機関(IEA)によると、今後25年間の世界の原油需要の伸びの約3分の1はアジアが占め、その需要を抑えたり、代替させたりするのは極めて難しく
世界の原油確認埋蔵量の5分の4はOPEC加盟国の管理下にあり、現在のように多くの国が不安定な状況に置かれたままであれば、埋蔵資源を開発して最大の能力を引き出すことが非常に難しく
需要国も産油国も将来の石油生産を支援するために何か手を打つ必要が
もし不足すれば、価格急騰のショックを招き、世界経済が再び景気後退に陥る可能性
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