【更新】慢性早剥羊水過少症候群(caos)に関する情報 | 【慢性早剥羊水過少症(CAOS)】534gで産まれた未熟児 チビ助の成長記録☆

【慢性早剥羊水過少症(CAOS)】534gで産まれた未熟児 チビ助の成長記録☆

出生体重534g、超低出生体重児の母になりました。

慢性早剥羊水過少症候群(まんせいそうはくようすいかしょうしょうこうぐん)/CAOS(カオス)という珍しい症状で産まれた我が子と私達夫婦の、妊娠〜3歳までの記録です。

現在新たな投稿は行っていませんが、一部投稿のみ情報を更新しています。
この記事は2017年8月1日に投稿したものを、2020年7月20日更新しました。 

 

私が発症した

 

 
【慢性早剥羊水過少症候群(カオス)】
Chronic Abruption Oligohydramnios Sequence
(CAOS)
 
について、私が調べたことをまとめました。
自分の主観や不確かな情報は排除しているつもりですが(猫しっぽ猫あたま私の所感猫しっぽ猫あたま除く)、ネットで調べた情報が多数含まれているため「ふーん」程度に見てください。
 
 
(2020年7月20日更新)
1998年にElliotらが提唱。
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま病気の特徴猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
この病気の特徴としては以下が上げられます。
 
◆出血がある
(絨毛膜下血腫)
 
◆初め羊水は正常
 
◆破水の証拠なく羊水過少になる
 
<補足>私の出血推移
○10w→大量(鮮血)※1週間程度 
○11w〜15w→週1程度(茶色)
○16w〜18w→出血なし
○19w→大量(茶色)
○20w〜21w→少量(茶色)
○22w〜24w→出血なし
※茶色の出血は酸化した過去の血であるため、自宅安静でOKと言われました。
※大量出血する時は、お腹の張りもありました。
 
<羊水過少定義>
◆羊水インデックス(AFI)
→5cm未満
※AFIとは
へそを中心に左右・上下に4分割し、羊水腔が広くなる場所を測った際の4カ所の合計値
<正常範囲 5-24cm>
 
◆羊水ポケット
→2cm未満(1cm未満と言う説もあり)
※羊水ポケットとは
もっとも羊水腔が広くなる場所を測った数値
<正常範囲 2〜8cm>
 
 
入院中、AFIの値を2〜3日に1度チェックしてもらいましたが、だいたい3cm前後でした。
23週(当初の帝王切開予定週)で正常範囲の5cmを超えたため、出産が1週伸びました。
 
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま治療法猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
カオスには特別な治療法はなく、切迫流産/切迫早産と同じ治療法となるようです。
 
出産前、私はM-FICU(母体胎児集中治療室)に入院しました。
↑受け入れ制限があり、22週になって転院しました。
【張り止めの内服】【病棟外への外出NG】以外は特に縛りはなく、シャワー&トイレOK、食事も制限なしでした。
 
 
羊水のないお腹にいるチビ助が苦しくないか心配でしたが、看護師さんより『赤ちゃんにはへその緒からしっかり栄養が行ってるから苦しくないよ、大丈夫。』と言われホッとしました。
 
出産は帝王切開でした。
私の週数(24週)、チビ助の出産前の推定体重(500g)での自然分娩はチビ助に負担が大きすぎるので、助けたいなら帝王切開をと提案されたためです。
出産後、チビ助は以下で治療を受けました。
 
◆NICU(約3ヶ月入院)
(Neonatal intensive care unit:新生児集中治療室)
→集中治療を必要とする赤ちゃんが入院するお部屋
 
◆GCU(約1ヶ月半入院)
Growing care unit:新生児養育室
→NICUでの治療を終えて状態が安定した赤ちゃんが入院するお部屋
※入院期間は個人差があります。
()内はチビ助の場合です。
 
出産前には、チビ助の入院期間は6ヶ月位と説明がありましたが、実際は約4ヶ月半でした。
チビ助の入院期間は、24週で産まれたお子さんの平均なんだそうです。
当初約6ヶ月と長めに言われたのは、カオスと言う経緯があったからかもしれません。
 
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま予後について猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
カオスになった方の赤ちゃんの予後を、Amebaブログの記事及びコメント、病院が出している論文から調べ、68名見つけることができました。
うち生存している方は29名(43%)でした。
※68名には人工中絶を選択されている8名(12%)、その後が不明の5名(7%)も含みます。
ネット情報を統計したデータであることをご了承ください。

 

◆生存された方の出産週数

 

23週〜31週
(2016年9月時点での平均出産週数は、24週と主治医より伺いました。)
 
◆赤ちゃんの出生体重
(体重を厳密に記載された28例の平均です)
734g
 
赤ちゃんもっとも大きい赤ちゃん
1.000g台
 
赤ちゃんもっとも小さい赤ちゃん
400g台
 
正常な赤ちゃんの体重は、2,500g〜4,000g未満です。
2,500g未満の赤ちゃんは、以下のように分類されます。
 
◆2,500g未満 低出生体重児
◆1,500g未満 極低出生体重児
◆1,000g未満 超低出生体重児
 
体重の記載のあった28例の赤ちゃんは、1例を除いて皆「超低出生体重児」でした。
 
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま出生後のリスク猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
チビ助が発症した病気の診断名を以下に記載します。
下記診断は、修正6ヶ月時点で完治しています。
 
(チビ助の診断名)
◆慢性肺疾患
 
◆肺気胸
 
◆呼吸窮迫症候群
 
◆胎便栓症候群
 
◆未熟児網膜症
 
◆GBS陽性(溶連菌)
 
カオスで産まれたお子さんの多くが、一定期間在宅酸素を使っているようです。
チビ助は在胎週数も短く出生体重もとても小さかったですが、予定日過ぎた頃には酸素を切れる可能性も出るほどに強くなっていました。
(結局在宅酸素を持ち帰りましたが、さほど時間がかからず返却しています。)
いつ出産すべきかの判断が、適正だったおかげだと感じています。
 
またチビ助が発症したもの以外で、未熟児に考えられるリスクは以下のようなものがあるようです。
カオスであることは関係ありません。
 
(未熟児が発症するリスクのあるもの)
◆未熟児無呼吸発作
◆胎便関連性腸閉塞
◆壊死性腸炎
◆未熟児動脈管開存症
◆心不全
◆栄養不良
◆脳室内出血
◆脳室周囲白質軟化症
◆黄疸・高ビリルビン血症
◆未熟児貧血
◆出血傾向敗血症
◆未熟児骨減少症
 
 
どんな問題が生じるかは、産まれて来るまで分からない(赤ちゃん次第)そうです。
 
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま再発について猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
原因は不明、突発的に起きたと医師より説明受けました。
この情報については、不確かなので削除させて頂きました。
 
 
猫しっぽ猫からだ猫あたま私の所感猫しっぽ猫からだ猫あたま
 
カオスと診断された上で妊娠を継続する場合、医師と「いつ出産にするか」を納得行くまで話した方が良いと私は感じます。
1日でも長くお腹に留めることは赤ちゃんにとって大事なことのようですが、カオスの場合「羊水がない」「僅かな羊水に血が混ざっている」ことで、お腹に留めることに2つのリスクがあると医師より説明を受けました。
 
◆出血した羊水を飲むことでの肺へのダメージ
◆羊水がないことでの関節の拘縮
※出産のタイミングは素人が口を出せる領域ではないですが、医師の説明に納得して出産に望むことが大事かと私は思います。

 

カオスと診断されてから退院にこぎつけるまで、チビ助には命を繋ぐための大きな山が3つありました。

①お腹の中で、自らへその緒を圧迫しないか

②出産直後、呼吸を維持できるか

③体重が増えた時に肺が耐えられるか

 

当時は『私のお腹の中にいることがリスクなんて・・』とショックを受けたし、早産に対する戸惑いもありました。

でも今は、24週0日で出産して良かったと心から思います。

※全て私個人の所感です。ご了承ください。

 

 

猫しっぽ猫からだ猫あたま最後に猫しっぽ猫からだ猫あたまクローバー
 
今まさにカオスを患っていらっしゃる方が、読んでくれているのなら。
出産を決意し病院で眠れない長い夜を過ごしている方に届けばいいなと、私はこのブログを始めました。
チビ助の元気が、今頑張る誰かに届き少しでも穏やかな気持ちで出産の日を迎えられますように。
24週、534gで産まれたけど、元気いっぱいやんちゃな男の子です。
今後、以下投稿に最新のチビ助情報を記載します。
 
小さな命が救われること、そしてママパパの心が救われることを心から祈っています。
 
 
※情報は随時更新させていただく予定です。
気になる点がある場合は、メッセージにてご指摘頂けると助かります。