バセドウ病と橋本病の入れ替わり | バセドウ病·肛門狭窄·腰椎すべり症の治療と経過//健康に関する記録

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★バセドウ病再発→抗甲状腺薬投薬→無顆粒球症→ヨウ化カリウム丸単独投薬→甲状腺全摘手術
★幼少期より裂肛(切れ痔)繰り返す→肛門狭窄→皮膚弁移動術(SSG)
★反り腰→第4腰椎すべり症→整体治療
※それぞれの治療·経過記録
※その他の疾患·健康に関する記録

バセドウ病(甲状腺機能亢進)と橋本病(甲状腺機能低下)が行ったり来たり入れ替わり体調不良に悩まされている…とのTweetを目にする機会がある。


長崎 俊樹Dr.は、バセドウ病と橋本病の入れ替わりに関して以下のように述べられている。

https://www.nagasaki-clinic.com/thyroid4/ 


自身の主治医に、バセドウ病と橋本病が入れ替わる件について話を聞いた。

✥バセドウ病と橋本病が入れ替る患者を実際に診ている。
✥バセドウ病と橋本病が入れ替わるスパンは人によって異なる。
数ヶ月単位で入れ替わる人もいれば、年単位で入れ替わる人もいる。
✥診断や治療には、TSHレセプター抗体(TRAb)の数値に注目する。
※TRAbは約20年前頃までは簡単に調べられなかった。
TRAbが簡単に調べられるようになり、より適切な治療が可能になった。
✥TSH/FT3/FT4/TRAbの数値を見ながら薬の量や内容を調整するが、TRAbの数値は必須。
✥私は、TSH/FT3/FT4/TRAbのそれぞれの数値によって、抗甲状腺薬とチラーヂンを組み合わせた治療を行っている。
✥抗甲状腺薬とチラーヂンの量や比率を見定めるのは簡単ではないが、時間をかけて微調整しながら、患者それぞれの適量を見定めている。
✥Dr.(特に年配)の中には、TRAbにあまり着目せず、TSH/FT3/FT4の数値だけ見て、その数値によって抗甲状腺薬のみの増減のみ行うDr.もいるようだ。
✥抗甲状腺薬の増減のみでは、バセドウ病と橋本病が行ったり来たり入れ替わる患者の治療やコントロールは難しい。

※以上はあくまでも自身の主治医の見解と取り組みであり、Dr.によっては異論があるかも知れない。

抗甲状腺薬とチラーヂンを組み合わるこの治療は、教科書や文献にはほとんど書かれていない現場でのノウハウだそうだ。

バセドウ病と橋本病が行ったり来たり入れ替わり、体調が安定しない方々が適切な治療を受け、安定した状態に落ち着けること、寛解を迎えられることを願ってやまない。