80代半ばの父は胃幽門部癌の既往があり、8年ほど前に胃を3分の2切除している。
3年前には胃切除縫合部付近に新たな胃癌が見つかり内視鏡手術を受けた。
そんな父が1ヶ月半ほど前に、総胆管結石症と診断された。
https://ameblo.jp/mari-happy-happy/entry-12738649776.html
父は今回、内視鏡手術(ダブルバルーンERCP) を受けた。
◣医師からの術後説明◢
✤手術時間は準備から終了にまで約3時間かかった。
通常、胃切除をしていない患者の場合は早ければ10分〜20分程度、胃切患者でも1時間程度、長くても2時間の手術である。
今回は3時間という想定外の時間を要したので、患者の身体にはかなりの負担がかかった。
✤穿孔・消化管の損傷・出血等はなく、手術は成功。
✤摘出された結石は、10mm程度の大きなものが多数と、硬めの泥状のものが多量にあった。
結石はバスケットで掴み除去し、泥状のものはバルーンで患部を膨らませながら掻爬した。
✤想定よりかなり時間がかかり、身体に大きな負担がかかる大変な手術だったので術当日と翌日は終日絶食とする。
✤数日間は、経鼻カテーテルが挿入された状態を維持する。
✤経鼻カテーテルは数日後に行う造影検査後、問題なければ抜去予定。
✤造影検査で問題なければ、検査翌日か翌々日には退院可能。
あくまでも検査結果次第。
✤胆嚢内には、多数の結石が残存している。
今後、この結石が下りてくる可能性が濃厚。
✤体調が回復次第、可能であれば3ヶ月以内に胆嚢摘出手術を受けるのが望ましい。
✤胆嚢を摘出せず温存すると、今回のような内視鏡手術(ダブルバルーンERCP)を適宜、行う必要が生じる。
次は、胆嚢摘出手術にコマを進める事となった。
胃切除をしている患者の胆嚢摘出手術は難易度が高いそうだ。
胆嚢摘出手術症例数が多い、確かな技術を持った医師が在籍する評判の良い病院を探したいと思う。